今回の話は、
幸せを実現するにはスキルが必要で、
自分で積極的にそのスキルを磨くことが
大切だということ。
勝間和代さんのあるトークを聞き、
とても共感したので、
これをテーマとしたい。
若い頃、私は、どちらかと言えば、
「幸せは外から与えられるものだ」
と信じていた。
しかし、年齢を重ねるにつれて、
考え方が大分変った。
幸せになるには、自分のほうから積極的に
幸せになるための行動を起こしたり、
マインドセットを整えることが重要だ
と考えるようになった。
その理由は、勝間さんが仰る通り、
幸せは主観的なものだからだ。
どんなに周りが良くしてくれても、
自分が「幸せだな」と感じなければ、
幸せではない。
自分にとって何が幸せなのかは、
自分にしか分からない。
自分が幸せだと感じられる方向へ
動いてゆくことも、
自分にしかできないことだ。
勝間さんはトークの中で
幸せになるための4つの要素を
紹介されている。
その4つとは以下の通りだ。
1)目標に向かって自己実現する。
2)繋がりによる愛情を得る。
3)楽観的な観方をする。
4)自己肯定感を高くする。
勝間さんによれば、
この4点において、
自分のスキルを育ててゆくことが
重要だとのこと。
最初から、全員が、
このスキルを持ち合わせてはいない。
語学やパソコンを習う時と同じように、
一から積み上げてゆくものであり、
自ら工夫して、
積極的にスキルを磨く姿勢が大切だ。
今回、私はこの4点について
自分が考えることを話してみたい。
勝間さんの仰ったことではなく、
私自身の解釈と考えだ。
1)目標に向かって自己実現する。
私が昔、
幸せを感じられなかった理由の一つは、
他人と自分を比較して、
「自分はなんてダメな人間なんだ」
と嘆いていたからだ。
しかし、ある時、私は比較の対象を変えた。
他人と自分を比較するのではなく、
昨日の自分と今日の自分とを
比べることにした。
それ以来、私の心は大分軽くなった。
昨日自分が知らなかったことを、
今日の自分が知っていたら、
自分は少し賢くなった、
と考えるようにする。
昨日の自分ができなかったことを
今日の自分がやっていたら、
自分は上手くやっている、
と思うようにしている。
小さなことでよいので、
小さな学びや学習をしながら、
自分の行きたい方向へ
マイペースで少しずつ進んでいる。
「次はこれに挑戦してみよう」
とプチ目標を立てて、
それに向かってちょっとだけ背伸びをする。
ムリのない小さな目標なので、
必ず達成することができる。
目標がどんなに小さなものでも、
やり遂げれば、達成感があり、
幸せを感じることができる。
他人のすることは関係なく、
自分のしたいことを尊重して、
ムリのない小さな目標を立て、
そのプロセスをエンジョーイする。
こうすれば、ちょっとずつでも
自己実現ができていると感じられて、
とても幸せな気分になれる。
2)繋がりによる愛情を得る。
できれば、人との繋がりを大切にして、
愛情を感じられれば、素晴らしい。
しかし、すべての人がそれができるか?
と言えば、そうでもなさそうだ。
特に、内向的な性格の私は、
自分一人でいたほうが
気分的にラクだと感じることも多い。
そんな場合には、
ペットが手助けしてくれる。
犬や猫を飼ったり、
それがムリなら小鳥を飼ったり、
自分の身近に動物を置くことだ。
動物に触れたり、近くで観察していると、
なんだか心が癒される。
実際に飼うのが難しい場合には、
動物のビデオを見るだけでも、
かなり癒しの効果が得れる。
動物の無邪気で可愛らしい姿を見ていれば、
目の前に動物がいなくても、
愛情ホルモンのオキシトシンが
分泌されているのでは?
と思えるような感覚になる。
ボランティア活動で、
誰かのためになることをするのも、
オキシトシン的幸福を高める
一つの手段だ。
この分野で興味があるならば、
ボランティア活動を考えてもよいだろう。
3)楽観的な観方をする。
私個人は、もともと悲観的な人間で、
あまり物事を楽観視しないほうだ。
しかし、そんな私でも、
知っておくとスゴク役立つことがある。
それは、「諸行無常」はこの世の常、
という考えだ。
「諸行無常」とは、
この世のすべてのものは、
姿も形も常に変化するものであり、
ずっと同じ状態に留まることはない
という意味。
この世界は、そんなものだと思えば、
自分の身の回りで起きる出来事にも
割とラクに対応できる。
時には、
自分ではコントロールできない
ネガティブな出来事も起きる。
しかし、この嫌なことも
ずっと続くことはあり得ない。
絶対にそのうち、
事態は変化してゆくものだ。
逆に良いことも、
いつまでも続くことはない。
このことを知っておくだけでも、
逆境に遭遇した時、
落ち込むことをかなり防げる。
どうにもならないことが起きるのもあり。
そんな時には、慌ててバタバタせずに、
じっと待つのが一番良い。
ちょっと状況が変わってきて、
自分がここで頑張れば、
逆境から抜け出せるという時がくる。
その時には、ここぞとばかりに
頑張ってみることだ。
それにより、人生が好転してゆくことも
珍しくない。
楽観的に考えられれば
それに越したことはない。
しかし、楽観視できなければ、
この世のすべては常に変化しているので、
最悪な事態もずっと続かない、
と思えばよい。
そうすれば、気分的にも大分ラクだ。
4)自己肯定感を高くする。
「あの人は、あれもこれもできるから、
自己肯定感が高くても当然。
自分は特別な能力や才能もなく、
できない人間だから、自己肯定感も低い」
と考える人がいる。
でも、この考え方は視野が狭すぎる。
心理学用語で「ハロー効果」
というものがある。
一つの分野で
素晴らしい業績がある人を見れば、
その人はすべての面で優秀なのだろう、
と信じ込んでしまうことだ。
しかし、この思い込みは間違っている。
確かにその分野では素晴らしくても、
その他のことでは、
できないことも沢山ある。
人は目立つところだけに注目して、
その他の部分を見ない傾向にある。
満遍なく見れないから、
当然、歪んだ認知で判断して、
正しく理解していない。
どんなに自分がダメだと思っても、
必ず、どこかで優れた面がある。
ただ、それが見えていないだけだ。
実際に人は皆、全然違う。本当に多種多様だ。
ある一つのことだけを取り上げて、
その一つのことで、
人の優劣を決めるのは、オカシナ話だ。
もし、この地球上のすべての人間の
ありとあらゆる面が
すべて透き通って見えれば、
性格や資質、才能や能力で
人の優劣をつけることはないだろう。
それよりも、
「私たちは、皆、違ったユニークな存在だ」
と分かる。
できないこともあるが、
できることもあり、
自分は自分でユニークで貴重な存在だ
と感じることができる。
つまり、そのままの状態で
自己肯定してもよいということだ。
以上、この4点で、
私が感じることを話してみた。
勝間さんがお勧めするように、
「どうやったら、自分を幸せにできるのか?」
色々考えてみて、
幸せになるためのスキルを
自分の中で育てていくことは、
とても有意義なことだと思う。
勝間さん、役立つトークを
有難うございました。
参考動画:「幸せになるための4つの因子。幸せを実現するのは実はスキルです」
(勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube)