今回は、自分の魂と意識が
かけ離れすぎれば、
どんなことが起こり得るか?
について。
先に結論を述べれば、
自分のことが好きになれず、
自己肯定する気持ちが下がり、
自信を失いやすくなる。
また、
友人や家族に囲まれていても、
寂しさや虚しさがあり、
孤独を感じやすくなることだ。
詳しく解説してゆこう。
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まず最初に
自分の魂とは何か?
そして魂と意識が
かけ離れている状態とは
いったいどんなものか?
自分の中には
もう一人の「本当の自分」
が存在している。
この自分を「自分の魂」
と呼ぶ。
自分の魂は「私はこれがいい。
あれは嫌だ。これをやりたい。
ああしたい」という
しっかりした意向がある。
その意向は
自覚の有無に関わらず、
自分自身が心底望むものだ。
自分が心底望むことを
実際に意識して、
それに従って生きていれば、
何も問題は起こらない。
しかし現実的には、
自分が意識できる自分は
魂の声を聞いておらず、
無視して生活している場合も多い。
自分の意識と魂が
つながっておらず、
一致していない状態を
「魂と意識の分離状態」と言う。
それは、本当はこうしたい
と望むものがあるのに、
そのことを意識していなかったり、
意識できたとしても、
それに従えていない状態だ。
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分離状態にも、程度の差があり、
「自分は~したいけれど、
実はできてない」と自覚できるのは、
割と軽症。
重症の場合は、それすらも
気づけず、分からない。
自分の意識と魂が
あまりにもかけ離れすぎていれば、
気づくことも容易でないからだ。
自分の魂は「私を見て!」と
一生懸命叫んでいるのに、
意識の自分は
その声を聞いていない。
魂の声は、自分に向かって
訴えているのに、
意識の自分はそれを理解できず、
外側(自分以外)の人間に
向けられたものだ
と勘違いしている。
その結果、外部の人に
自分を評価して貰えるよう
頑張ってしまうのだ。
自分の魂と意識が
かけ離れすぎている人は、
ありのままの自分、素の自分の姿で
いることが少ない。
本当は弱いのに、
無理に強いキャラを演じて、
自分を立派に見せていたり、
実際には
すごく打たれ弱いのに、
お笑いキャラを装っていたり……。
自分でない自分を
演じていることも
ばしばしばだ。
それは、
本当の自分を否定して、
「自分はダメだ」と
言っているようなもの。
この状態では、
しっくりこない感が強く、
自分のことが好きになれず、
自己肯定する気持ちも低く、
自信も失われてしまう。
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自分の魂は自分に対して、
「自分のことを認めてよ!」
と必死に訴えかけてくる。
しかし意識の自分は
自分に向けられている
メッセージだとは思わない。
勘違いしているので、
自分以外の人に対して
自分を認めて欲しいと
解釈してしまう。
現実的には、
周りの多くの人たちから
認められている場合でも、
意識の自分が
自分を認めていなければ、
「自分は認められていない」と
感じてしまうものだ。
友達にも囲まれて、
パートナーにも恵まれているのに、
なんだか空しく、寂しさがあり、
孤独に感じてしまうのも、
ここに原因がある。
孤独や寂しさを感じる時、
多くの人は外側に問題がある
と捉え、外に答えを求めがち。
しかしこれは間違いで、
本当は問題は自分の内側だ。
自分の魂と意識が
かけ離れすぎているから、
このようなことが
起きるのだ。
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なんだかしっくりこなくて
自分に対して
かすみがかった感覚がある場合。
自分のことを受け入れられず、
ありのままの自分を
肯定できない場合。
自信が持てず、
自分はダメだと思うことが
多い場合。
友達や家族がいても、
虚しさや寂しさで
孤独を感じている場合には、
自分の外側で
解決策を探すよりも、
自分の内面に目を向けよう!
「今やっていることは、
本当に自分が心底
望むことなのか?」
「自分の本音は
本当にそうなのか?」
と自問自答することだ。
常に自分自身と向き合い、
自分の本音と
今の自分の生き方が
ズレていないかチェックするのも
大切なことだ。
もしズレに気づいたら、
見直す必要がある。
自分の魂の声をきちんと聞き、
それに従い、
自分自身と仲良くなれれば、
しっくりこない感も、
自己肯定の低さも、
自信の無さも、
孤独感、空虚感、虚しさも
徐々に消えてゆくはずだ。
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自分の魂と意識が
かけ離れすぎれば、
自己肯定感が下がり、
自分のことが好きになれず、
自信を失いやすくなる
また、
友人や家族に囲まれていても、
寂しさや虚しさがあり、
孤独を感じやすくなるものだ。
こういう感覚に襲われたら、
「これは大切なサインだ」
と思った方がよい。
その際、やるべきことは、
外に答えを求めるのではなく、
自分の内側に目を向けること。
そして、自分の本音を
しっかり聞いて、
それに従うことだ。
そうできれば、
しっくり感も増し、
幸せな気持ちで
生活できるようになる。