やりすぎはダメ! やらなさすぎもダメ! 中庸がベスト!

50代後半の今、
しみじみと感じることがあります。

それは、
やりすぎは良くないし、
やらなさすぎも良くなく、
適度なバランスがベストだ
ということ。

つまり、
中庸が一番だということです。

これまでの人生で
様々な経験を通じて、
このことを痛感しています。

実際に、私がどんな経験から
中庸が最良だと思うようになったのか、
今回は私自身の経験談を
いくつか紹介したいと思います。

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10年以上前のことですが、
私は大病にかかり、半年ほど
身体が不自由な生活を
余儀なくされました。

回復した後、
私はかなり健康志向になり、
常に良好な健康状態を目指し、
身体に良いと思われることを
積極的に取り入れています。

無添加やオーガニックは
身体に良いので、一時期、
オーガニック製品にも
こだわりました。

また、「健康に良い」と聞けば、
それに飛びつき、
大量に摂取してしまうことも
ありました。

例えば、ココアは抗酸化力が強く、
活性酸素の抑制や
生活習慣病の予防に役立つと聞いたので、
ココアばかりを
飲んでいたこともあります。

しかし、今では
この姿勢はかなり考えものだ
と感じています。

なぜなら、
いくら身体に良いと言われても、
一度に大量に摂取すると
栄養バランスが崩れるからです。

確かにココアは
身体に良い食材でしょう。

それでも、これも中庸が大切で、
一度にたくさん飲むのではなく、
毎日少しずつ適量を摂取するのが
理想的です。

オーガニックに関しても、
オーガニック100%を目指すのは
現実的には難しく、実践するには
心理的かつ経済的負担も大きくなります。

さらに、オーガニックにこだわりすぎて、
オーガニックだけしか食べなくなると、
怖いことが起きるかもしれません。

何らかの理由で
オーガニックが手に入らなかった場合、
オーガニックでないものを食べた時に
身体に大きなショックを与え、
健康上の被害が出る
という話も聞いたことがあります。

そのため、できれば
多少は食品添加物に
身体を慣れさせておくほうが望ましい
という意見もあるのです。

実際にはどうか分かりませんが、
私にとってはこの話は説得力があり、
その考えに賛同しました。

一般的に
オーガニックは良いものですが、
それだけに頼り切るのは
良くないのでしょう。

つまり、
適量のオーガニックに留めつつ、
多少はそうでないものにも
触れておくほうが
望ましいのだろうと思います。

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私は子供の頃から虫歯が多くて、
既に治療済みの歯が
何本もあります。

そのせいもあり、
大人になってからは、
極力自分の歯を保ちたい気持ちが強く、
こまめに歯を磨く習慣があります。

1日3度の食事を済ませた後は、
しっかり歯磨きして、
口腔内の衛生状態に
神経質なほど気を遣っています。

このおかげで、最近は
新たに虫歯になることは
ほとんどありません。

つい最近まで、
歯をしっかり磨くことは
とても大切なことだ
と信じていました。

しかし、
ある程度まではそう言えても、
やりすぎれば、
別の問題が発生します。

定期歯科検診で
歯医者さんに注意されました。

「歯を磨きすぎじゃないかな?
やりすぎると良くないよ!
歯茎がかなり下がってきているから、
気をつけてね」と。

家に帰ってから、鏡の前で驚きました。
自分の歯茎の下がり具合が
本当に酷く、
ショックを受けたほどでした。

「このままではヤバイ」
と危機感まで感じました。

定期的にきちんと歯ブラシして、
虫歯にならないよう注意するのは
大切なことです。

しかし、これも適切な回数があり、
何度も磨けばよい
というものではありません。

やりすぎれば、私のように
歯茎が下がってしまいます。

やらなさすぎも良くないし、
やりすぎも良くないのです。

中くらいが一番望ましい
と反省しました。

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きちんと睡眠を取ることは、
身体の健康にも
メンタルヘルスにもとても重要です。

睡眠不足が続くと、
身体がだるくなり、
やる気が出なくなり、
メンタル的にも憂鬱になるばかりでなく、
重度の場合は
メンタルを病むことさえあります。

メンタルが弱くなれば、
身の回りに楽しいことがあっても、
それを楽しいと感じられず、
ネガティブな気持ちに襲われて、
「ああ、情けない! ツラいな」
と嘆くことが多くなります。

さらに、寝不足は
生活習慣病を引き起こすリスクも
高まると言われています。

生活習慣病を発症すれば、
長期間にわたる治療が必要となり、
生活の質が低下したり、
仕事や日常生活に
支障をきたすことも珍しくありません。

そのため、十分な睡眠を取ることは
非常に大切です。

しかし、睡眠が大切だからと言って、
長時間寝すぎてしまっても
問題があります。

同じ姿勢が長く続くことで
血行不良が生じたり、
時差ぼけのようになって
全身の倦怠感を
引き起こすことさえあるからです。

さらには、寝すぎる人は
寿命が短くなる傾向にある
という研究結果も出ているほどです。

睡眠が足りなくても良くないし、
逆に取りすぎてしまっても
良くないということです。

要は適切な睡眠時間が
一番理想的なのでしょう。

睡眠は個人差がありますので、
一概に何時間が良いとは言えませんが、
一般的には成人の場合には
7時間程度が望ましいとされています。

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私のように
神経症的な傾向がある人は、
ビタミンB群を積極的に取ると良い
と言われますが、
これも中庸が大切です。

サプリメントを購入して、
ビタミンB群を過剰に摂取すれば、
身体に負担をかけることになり、
悪影響を受ける場合もあるからです。

ストレスは
身体に良くないからと言い、
ストレスをなるべく避けるよう
心掛けることもしばしばあります。

しかし、これも中庸が大切でしょう。

なぜなら、
ストレスが少なすぎれば、
身体や脳に適切な負荷がかからず、
逆に良くない状態を
引き起こしてしまうからです。

ストレスが全くなければ、
日々の生活に張りがなく、
遣り甲斐や満足度も低くなります。

脳の活性化にも役立たず、
ボケの原因となることも
あるでしょう。

逆に
ストレスがあまりにも強ければ、
心身の疲労が酷くなり、
それにより病気になることもあります。

要は、ストレスがありすぎても良くなく、
なさすぎでも良くなく、
適度なストレスレベルがベストだ
ということです。

この点でも中庸を保つことで、
心身の健康を守りながら
充実した日々が可能になるのです。

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このように、
様々なことにおいて、
やりすぎもダメ。やらなさすぎもダメ。
一番良いのは中くらい。
バランスが大切だ
ということが分かりました。

一般的に
どんなに良いと言われることでさえ、
中庸を目指すほうが望ましいのです。

今後も、やりすぎることもなく、
やらなさすぎることもなく、
適度なレベルで
楽しく暮らしてゆきたい
と思っています。

皆さんも中庸を目指して、
元気で心穏やかに、
豊かで楽しい毎日を送ってください。

健康と幸福の鍵は、
過度なことを避け、適度な範囲で
ぼちぼちやることだ
と感じています。

バランスを取りながら、
自分らしく生きることが大切です。

心身の健康を保ちながら、
明るく前向きな姿勢で
未来に向かって進んでいきましょう。

皆さんの毎日が笑顔に溢れ、
幸せに満ちていますように
お祈りしていますね。