話下手でコミュニケーション苦手な人でも、ラクに誰かと会話する方法

内気でシャイで
人と会うのが好きではない。

話下手で、他人との
コミュニケーションが苦手だ。

相手を前にして
何を言っていいのか分からず
困惑してしまう。

そのため、
気まずい雰囲気になることも
しばしばある。

そんな場合にも、
他人と気軽に会話する
とても便利な方法がある。

今回は、そのことについて。
オウム返しのテクニック
についてだ。

相手の言った言葉を
自分もそのまま繰り返して言う
というシンプルなやり方だ。

他人との会話で
何を話してよいのか分からない
と悩む人は、
自分が何かを言わなければ
と真剣に考えている。

しかし、
自分の方から何か言おうと
頑張る必要はない。

話上手になろうと努めるよりも、
聞き上手になることに
意識を向けた方がよい。

自分が話をするよりも、
相手に気分よく話して貰うことに
フォーカスを当てることだ。

そのための方法が
オウム返しのテクニック。

例えば、相手が
「昨日、軽井沢まで
ドライブしてきたんだけど…」
と切り出したら、

「軽井沢までドライブね。
うんうん。それで…」という感じで、
相手の発した言葉の一部を
繰り返して言ってみることだ。

そう反応すれば、相手は
もっとそのことについて
話したくなる。

あなたに
自分の話に興味を持って貰えた
と感じて、嬉しくなるからだ。

あなたに対して
心を開きたくなり、
相手はどんどん話を続けてゆく。

相手があなたに心を開けば、
あなたも同じように
相手に心を開きたく感じて、
お互い心理的距離が縮まる。

あなたは最初は
相手の言ったことを繰り返して、
聞くことだけに
集中すればよい。

そうするうちに、会話が盛り上がり、
あなた自身も自然に
話したくなることもあるからだ。

相手が何かを言っても、
あなたが相槌も打たなければ、
何の反応も示さなければ、
相手は不安な気持ちになる。

「おそらく、自分の話が
ツマラナイのだろう。
もう、これ以上は話したくない」
と思ってしまう。

すると、相手は話をやめて、
沈黙状態になるだろう。

お互い気まずくなってしまうのだ。

自分は特別何も言わなくても、
相手が言った言葉の一部を繰り返し、
「うんうん、それで…」
と聞いてあげれば、
相手はもっと話したくなる。

相手が話したくなり、
どんどん話してくれれば、
自分は何も言う必要はない。

相手が心を開いて、
色々なことを話すうちに、
その中で、自分も何か言いたいことが
見えてくる場合もよくある。

そうなれば、
自分も言いたいことを話せばよい。

自然と楽しい会話に
発展するだろう。

オウム返しのテクニックは
他のスキルと同様に
少し練習が必要かもしれない。

相手が何かを言うたびに
自分がその都度繰り返せば、
相手は不快に感じることもある。

繰り返しが多すぎれば、
「バカにされたのだろうか」と感じて
嫌な気持ちになることもある。

それは避けたいことだ。

相槌を打つことと
オウム返しのテクニックを
上手く組み合わせるとよいだろう。

時には単に相槌だけ。

そして、キーワードになる言葉が
出てきた時には、
自分もそれを繰り返してみる。

相手の話し方の速度やトーンを
自分も同じように真似てみると
かなり効果的だ。

もし、相手が早いスピードで
話をする人なら、
こちらも素早く相槌を打ったり、
早い速度でオウム返しする。

逆にゆっくりと丁寧に話す人には、
自分の方からも、
ゆっくりとしたペースに合わせてあげる。

ツラかった、大変だった、悲しかった
などの感情を打ち明けられた場合には、
「ツラかったんだね」「大変だったんだね」
「悲しかったんだね」と
優しく相手の感情の言葉を
繰り返してあげれば、
相手はあなたに理解して貰えた
という気持ちになる。

そうなれば、相手はあなたに
親近感を抱くだろう。

オウム返しのテクニックは、
相手が自分のことに
興味を持って貰えた。
自分の気持ちをよく理解して貰えた
と感じられることが重要だ。

そのためには、
相槌と上手く組み合わせて、
適度にオウム返しをするのが理想的だ。

相手のペースや話のトーンに
合わせるようにしてあげる。

更に
相手を真摯に聞く姿勢を見せれば、
口下手であっても、
非言語コミュニケーションにより、
相手に好印象を与えることも可能だ。

私自身、かなりの口下手で、
初対面の人とは、
何を話してよいのか全く分からず、
困ってしまうことも多かった。

しかし、オウム返しのテクニックを
取り入れるようになってから、
他人と話すことも割とラクに
できるようになったと感じている。

シャイで内気な人にとっては
かなり役立つ方法だ。

人との会話が苦手ならば、
相槌とオウム返しのテクニックを
上手く組み合わせて、
聞き上手になることを
まずは意識してみよう。