自分の時間やエネルギーは有限なもの。
この貴重な有限資源を何に注ぐのか?
じっくり考えて決めたほうがよい。
今回の話は、勝間和代さんの
ユーチューブトークを参考にしている。
タイトルは「努力よりも、
もっと道具や技術に頼ろう」というもの。
勝間さんが推奨するのは、
技術や道具が既にあり、
そのサービスを安価で受けられるのなら、
そのことは技術や道具にお任せして、
自分はもっと他のことに
時間やエネルギーを有効に使う
ということだ。
よい例は、「きれいな字を書くこと」。
パソコンが普及していなかった時代には、
きれいな字が書けなければ、
相手にとっては読みにくく、
迷惑をかけることもあった。
しかし、今ではパソコンを使って、
ササっとタイプすれば、読みやすい字ができる。
書道の専門家ならば、話は別だが、
それ以外の人は、字をきれいに書くために、
自分の時間やエネルギーを使って
練習する必要はない。
現に、勉強ができる子供は
あまり字がきれいでない傾向にあるそうだ。
なぜなら、きれいな字を書く練習に
時間やエネルギーを使っておらず、
勉強そのものに力を注いでいるからだ。
私たちの時間やエネルギーが、
無限にあるのなら、
すべてのことに力を入れて、
丁寧にやるのもよいだろう。
しかし、時間やエネルギーは有限で、貴重な資源だ。
この貴重なリソースを
どこに注いで、どこに注がないか
じっくり考えて、決めることは意義あることだ。
料理に関しても、同じことが言える。
料理専門家とか、料理好きで、料理が趣味
という人は別だが、
その他の人は、電化製品や調理器具、
また、既存の料理サービスを利用して、
自分が料理する時間やエネルギーを節約できる。
その分、時間に余裕が出るので、
自分にとって大切なことに時間を
使えることになるだろう。
自分にとって大切なことは、
自分自身がより良くできること。
他の人より効率的にできることが多い。
個人がそれぞれ自分が一番得意なこと、
人より秀でていることに力を入れて、
なんらかの商品やサービスを生み出す。
その商品やサービスを他の人と交換すれば、
全体的に見て、かなり効率の良い社会になる。
それぞれ個人がその人のベストの分野を
専門として分業するという考え方だ。
自分が上手くできることは、自分が担当して、
出来上がったサービスを他人に売る。
また、自分がよくできないことに関しては、
それができる人にお任せして、
その人からそのサービスを買えばよいのだ。
確かに、こうすれば、
世の中、スゴク効率的になるだろう。
しかし、一つ問題がある。
それは、自分が何が得意であるか?
よく分からない人が多いことだ。
自分には何も得意分野がない
と嘆いている人も少なくない。
しかし、勝間さんによれば、
誰でも得意分野はあるはずだとのこと。
簡単に当たり前にできることなので、
それが得意分野だと気づかない場合が多いそうだ。
おそらく、やっていて楽しいと感じるものが、
その人の得意分野なのだろう。
楽しいものが分からない人もいる。
そういう場合には、
自分にとっては楽しくないもの
を頭に浮かべて見ればよい。
これなら、簡単にできるはずだ。
やっていて、楽しくないもの、
かなりシンドイと感じてしまうもの。
でも、やらねばならないと思うものが
自分にとっては不向きなものなのだろう。
そういうシンドイもので、
技術や道具や他のサービスに
任せられるものがあれば、
サッサとお任せすればよい。
シンドイことは自分の人生から取り除いて、
自分がラクに楽しくできることを見つければ、
それが自分の得意分野を活かすことに
繋がるのだろう。
時間やエネルギーは貴重な有限資源なので、
自分が力を注ぐこと、
また、他人やサービスにお任せすることを
じっくり考えて、行動することは、
とても有意義なことだ。
勝間さん、役立つトークを
有難うございました。
参考動画:「努力よりも、もっと道具や技術に頼ろう」
(ユーチューブ 勝間和代さん)