今回は
やりすぎはダメ!
やらなさすぎもダメ!
という話。
自分にとって
ちょうどいい程度にやること。
「やれることを、やれる範囲内で
やっていくことがベストだ」
について。
自分のキャパを越えすぎて
頑張りすぎるのは、よくない。
逆に、やれることがあるのに、
何もやらないのも、よくない。
できる範囲内で
マイペースでやることが
長期的視点で、
人生をより良くするためには必須だ。
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なぜ、そうなのか?
やりすぎがいけない理由は、
短期的にはどうにかなっても、
長期的には無理がたたり
消耗して、燃え尽きてしまうから。
自分のキャパが100ならば、
昨日は80、今日は95、明日は90
という感じでやるといい。
たまには110とか
少しだけキャパを越える日があっても、
まあ大丈夫だ。
しかし、継続的に180とか、200とか、
大幅にキャパ越えするのは、
やめた方が賢明だ。
極度にキャパを越えた無理は
長続きはしない。
シンドイと思いながらも、
無理に無理を重ねれば
身体や心のエネルギーが枯渇して、
最終的には病気になる。
体調不良のために
暫く活動できなくなれば、
その間、大きな損失が出る。
病気にならないにしても、
一時的にガムシャラに頑張ることは、
短期間しか続かない。
短期間でできることは、
たかが知れており、
大したことではない。
それよりも、毎日、
自分のペースで無理することなく、
コツコツと長期間継続させた方が
ずっと大きな成果を出せる。
特にシンドイ思いもせず、
割とラクに大きなことを達成できる。
人生はマラソンのようなもの。
一時的に全速力で走っても、
長続きせず、途中でバテる。
速度がだんだん落ちてきて、
そのうち、
マイペースで無理なく走る人に
どんどん追い抜かされてゆく。
そして、最終的には
あまり良い結果を出せない。
だから、無理しすぎは
いけないのだ。
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やれることがあるのに、
何もやらないのも、ダメ!
短期的には
何も支障はないかもしれない。
しかし、ずっと何もやらなければ、
長期的には様々な弊害が出てくる。
少しでも身体を動かした方がいいのに、
ゴロゴロするだけで怠慢にしていれば、
そのうち運動不足で
健康面で問題が出てくる。
勉強や仕事においても
やれることをやっておかなければ、
物事が上手く回らなくなる。
テクノロジーが進化する中、
新しいテクノロジーに
全く触れることがなければ、
いつかは日常生活に
支障をきたすことになる。
最近は、
銀行サービスを利用するにも、
インターネットバンキングが
できなければ、
かなり面倒なことになる。
PCスクリーン上では
ボタン一つをクリックすれば
簡単にできることでも、
銀行へ出向いて、
長い間、待たされて、
やっと用事を済ませられる
という感じだ。
時間を効率よく
使うことも不可能になる。
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「健康増進のため
ウォーキングでもした方がいい」
とアドバイスを受けても、
「ウォーキングは無理だ」
と思う人がいる。
その理由は、ウォーキングと言えば、
20~30分はやらなきゃいけない
と考えるから。
身体を全く動かさなければ、
20~30分のウォーキングでさえ
かなり負担に感じられるもの。
「20~30分は
歩かなければいけない」
と思い込んでいるのだ。
でも、ここに問題がある。
20~30分が
大きなプレッシャーに感じるのなら、
5分だけでも十分だ。
しかし、「5分でもいい」
と聞くと、
「いや、5分くらいなら
やってもやらなくても
何も変わりがないでしょ」と反論する。
5分だけ歩くなら、
自分にも無理なくできるのに、
この5分があまりにも小さく思えて、
馬鹿らしいと軽く見ている。
でも、この「たったの5分」が
長期的には大きな違いを生む。
もし、たったの5分でも
毎日、歩いて、
それが一年間継続すれば、
365x5=1825分
歩いたことになる。
5分するのが馬鹿らしく
何もやらない場合には、
一年間経った後でも、
365x5=0分。
1825分と0分とでは、
かなり大きな違いだ。
5分という小さなことを
馬鹿にしてはならない。
たったの5分間でも
ずっとやり続ければ、
かなりのものに積み上がる。
それだけではない。
無理なくできる
5分間のウォーキングをするうちに、
徐々に歩くことにも慣れて、
もう少し長く歩けるようになる。
5分がラクラクできるようになったら、
今度は6分に延長できる。
暫く6分歩くうちに、
「もうちょっと歩けるかな?」
と感じて、
7分、8分、9分、10分と
徐々に時間延長も可能になる。
そんな感じで、
無理なくウォーキング時間を
少しずつ延ばしてゆけば
気がついた時には、
15分も歩いていた
ということになる。
そして、近い将来、20分、30分も
平気で歩けるようになる。
私たちにとって、「習慣」は
かなり強い味方だ。
最初はたった5分でさえ、
歩く習慣がつけば、
毎日、身体が
自然とやるようになる。
それを暫く続ければ、
もっと長い時間、
ラクに歩けるようになる。
小さなものから
負担にならないくらい
少しずつ積み上げてゆけば、
プレッシャーを感じることもないし、
重荷にもならずに、
大きなことを
無理なくやってのけることも可能だ。
自分のペースで
少しずつやれば、
そのうち驚く日が来る。
気がついたら、
こんなにスゴイことをしていた
と自分でもびっくりする。
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人生はマラソンのようなもの。
どうすれば、自分が一番ラクで、
最高の結果を出せるのか?
を考えることが重要だ。
その答えは、
やりすぎることはしないこと。
また、やらなさすぎ
という状態にもしないことだ。
自分がやれることを
やれる範囲内でやるのが
長期的視点では
人生をより良くするためのコツ。
だから、マイペースで少しずつ
楽しみながらやって行こう!