何か新しいことを
始めたけれど、
いつも中途半端!
長続きしない!
一つのことを
極められない自分は
なんて意志が弱いことか!
中途半端をマイナスにとらえ
自分を情けなく思い、
嘆くことはないだろうか?
今回は、
そんな人に向けた話。
結論を言えば
「中途半端」も素晴らしいから、
全然悩む必要はないということ。
なぜ、そうなのか?
をお話したい。
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いつも長続きせず、
中途半端であることを
いけないことだと考える人は、
間違った思い込み
をしている。
その思い込みとは、
「始めたからには、最後まで
立派にやり遂げなければ
いけない」ということ。
こう思う背景にあるのは
「物事を深く極めることが
正しいことだ」と考えるから。
最後まで
立派にやり遂げることや、
物事を深く極めることは、
確かにスゴイことで、
称賛に値する。
しかし、そのことだけが
素晴らしい
というわけではない。
一つのことを
深く極めることも立派だけれど、
色々な分野で沢山のことを
浅く広く知ることも、
同じように素晴らしいことだ。
縦方向に深い知識と経験を得て、
それに没頭することも、
横に広がる方向で
様々な違った経験をして、
視野を広めることも、
同じように価値ある。
「いつも中途半端で
自分はダメな奴だな!」
と嘆く人は、
縦方向へ行くことだけが
良いことであり、
横方向へ広がることは
悪いことだ
と勝手に思い込んでおり、
これが間違いなのだ。
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人間の時間やエネルギーには
限りがある。
そのため、深い方向へ進めば、
浅く広くはできなくなる。
逆に、浅く広い知識や経験を
手に入れるためには、
一か所を深堀りするのは難しい。
一つのことを深く極められる人は、
確かに、その分野では長けている。
でも、
自分の専門分野外のことは、
ほとんど何も知らないことが多い。
逆に、様々な分野で
多くの活動を経験した人は、
一つの事柄では
深い知識はなくても、
多分野の様々なことで、
幅広い知識を持っている。
どちらがより優っていて、
どちらがより劣っている
という問題ではない。
それぞれが全然違った性質を
持っているということだけ。
人間は多種多様であり、
色んな性格や性質の人がいる。
一つのことを極めるのに
適した性格の人もいれば、
全く違うことを次々と
チャレンジしてゆくのが得意だ
という人もいる。
その個人の性格により
縦方向へ進むのもあり。
また、横方向へ進むのもあり。
なんでもかんでも
深めて徹底することだけが
最高だと考えなくてよいのだ。
要は、
自分の特性を活かすのが
大切だということ。
「中途半端」をマイナスに
とらえる必要はない。
中途半端は幅広い分野で
インプットがあり、
その経験の中では
色々な出会いがある。
多くの知見を知り、
視野を広めることも可能だ。
こういう生き方も
素晴らしいではないか?
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中途半端な人は
物事を継続できず意志が弱い
とネガティブにもとらえられるが、
別の角度から観れば、
色々なことに
チャレンジする人、
好奇心旺盛で、次から次へと
新しい挑戦ができる人でもある。
そう考えれば、
中途半端はスゴイ才能だ
とも言える。
現実的に、この世の中では
新しいことに恐怖感を抱いて、
尻込みするだけで、
なかなかチャレンジできない人も
多数いるものだ。
頭の中では「やりたいな~」
と考えていても、
腰が重くて、
立ち上がることができず、
考えるだけで
行動を起こせない人もいる。
そう思えば、
色々なことを実践しているだけでも、
立派なことだ。
「やり遂げられなかった」
と嘆く必要はなく、
「多くのことに挑戦できる自分は
スゴイパワーのある人間だ」
と自負してもいい。
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どんなことでも、
実際に自分でやってみなければ、
それが自分に合っているのか?
そうではないのか?
知ることはできない。
自分には何が向いているのか?
発見するためには、
色んなことを試して、
自分がどう感じるか?
様子を見なければ分からない。
自分はこういう性格だから、
これは上手くできないだろう
と頭で考えても、
実際にやってみたら、
すごく楽しくて、
そのことに心を奪われ、
気がついたら、
プロ級になっていた
なんてこともある。
逆に、こういうことなら
自分は得意だろう
と思われても、
実践してみたら、
なかなか思うようにできず
ツマラナカッタ
ということもある。
要は、自分でやってみなければ、
どんなものだか
知ることは不可能だ。
自分に合ったものを見つけて、
それを極めたいと望んでも、
そもそも何が
自分に一番適切なのか?
分からない場合もしばしばだ。
まず最初は、
見つける必要がある。
そのためには、
「これは面白そうだな~」
と感じるものがあるたびに、
実際に試してみることだ。
始めたものの
長続きしない場合は、
そのことが
自分には向いていなかった
と思い、
サッサとやめて
次に移っても全然構わない。
そのチャレンジにより、
自分には合わなかった
と知っただけでも、意味がある。
この世の中には
私たちが思う以上に、
色々なチャンスや機会があるから、
沢山のことを次から次へと
試してみるものよい。
ある時、「あっ、これだ!」
というものが見つかるかもしれない。
そうしたら、
それを深く極めてもよい。
その一つを探している間には
多くの中途半端があっても、
全然悪いことではない。
また、何時まで経っても、
その一つが見つからない場合もある。
でも、
それはそれで問題ない。
なぜなら、さっきも言ったように、
自分は横の方向に
浅く、広く、沢山の知識や経験を
広げてゆくタイプだからだ。
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中途半端は
決して悪いことではない。
色々なことを試して、
視野を広めてゆける人だから。
好奇心旺盛で、
チャレンジを恐れない人だから。
縦に行くのも
素晴らしいけれど、
横に広がるのも
同様にステキだ。
自分が横に広がる性質があるなら、
それを大切にして、活かすといい。
これからも、色々
興味をそそることに出会うだろう。
そんな時には、躊躇せずに
どんどん新しいことを
始めてみるとよい。
その新しいことをするために、
今までやっていたことを
やめてしまっても、
罪悪感など
抱く必要はないのだ。
色々な挑戦をして、
幅広い知識や経験を積み、
新しい出会いも楽しんで、
人生を悔いなく過ごすことは
とてもステキなことだ。
中途半端を気にせずに、
今後も色々なことに
チャレンジしよう!