今回は、「無視、無反応」
というテクニックを巧みに活用して、
人間関係の悩みから
解放される方法について
お話しします。
「無視、無反応」が
人間に与える影響を
正しく理解することで、
人間関係の悩みを解消し、
良好な人間関係を築くことが
可能になります。
それでは早速、
詳しく解説していきましょう!
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他人からネガティブな言葉を浴びると、
イラッとしたり腹が立ったり、
不快な気持ちになるものです。
しかし、
それ以上に人を傷つけるのは、
無視されたり
反応を全く受けないことです。
他人から
ネガティブな態度を向けられて
不愉快に感じても、
少なくとも自分は相手にされている
と自覚できます。
一方で、
自分が何かを言ったり
働きかけたりしても、
まったくの無反応であれば、
自分は無視され、相手にされていない
と感じてしまいます。
そうなれば、自分の存在さえ
認識してもらえない
と感じてしまうことも
少なくありません。
それは、
人間にとって非常につらく、
心を傷つけるものなのです。
この人間の心理を理解し、
うまく活用すれば、
人間関係のさまざまな場面で
効果的に活用することができます。
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例えば、
他人から嫌味を言われたり、
攻撃された場合です。
誰かから
ネガティブな言葉を投げつけられれば、
こちらも同じように
反撃したくなる気持ちが湧くでしょう。
しかし、
それを行動に移してしまうと、
相手との喧嘩に巻き込まれ、
ますます嫌な気持ちが
増大してゆきます。
最終的には
自分を余計に苦しめ、
得るものは何もありません。
むしろ、嫌な相手に対しては、
無視すること、反応しないことが
一番の復讐になるでしょう。
なぜなら、嫌がらせをする人は、
相手が反応してくるのを
楽しんでいるからです。
攻撃しても相手が無反応であれば、
自分は拒絶されたと感じ、
虚しい気持ちになるものです。
他人から攻撃されれば、
自然とイラっとして、
仕返ししたくなる気持ちはわかりますが、
ここはグッとこらえたほうが賢明です。
無視や無反応は、言い返すよりも
相手にとっては
大きな心の打撃となるからです。
嫌な相手に対しては、
反応せずに無関心な表情で「へえ~」
と一言で済ませることが
最善の方法でしょう。
これで相手には
拒絶のメッセージが伝わります。
相手の心を傷つけ、
大きな打撃を
与えることになるのです。
無視や無関心で返されれば、
この人に攻撃しても何の良いこともなく、
攻撃する自分自身も
馬鹿らしいと感じることでしょう。
その結果、もうこれ以上は
攻撃することもなくなるはずです。
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逆に、
自分にとって好意的な人に対しては、
無視や無反応を見せないように
注意することは、
人間関係を良好にするために大切です。
例えば、親しい友人や
仲良くしている人から
久しぶりにメールが届いた場合。
自分はその人のことが好きで、
これからもずっと良い関係でいたい
と願っています。
しかし、仕事が忙しかったり、
その他の理由により、
メールを返す時間がないことも
あるでしょう。
そんな時には、
できないことを
無理してする必要はありません。
時間に余裕が出た時に、
返事を書けば良いでしょう。
それでも、メールの場合には、
ほんの少しでも
返信することは可能です。
「メール、ありがとう。
今、ちょっと忙しいの。
時間ができたらゆっくりお返事するね」
と言うだけでも、
相手の感じ方は大分違ってきます。
あなたにメッセージを送ったのに、
あなたの方から長い間、
何の返事もなければ、
相手はちょっと寂しい気持ちに
なるでしょう。
もちろん、相手は
あなたが忙しいことを
理解してくれます。
多忙な時に無理して
返信して欲しいとも思っていません。
でも、せっかくメールを送ったのに、
その後、長期間、無反応であれば、
なんとなくネガティブな気持ちに
なるものです。
もしも、一言でも、
「あとでゆっくり返事するね」
と受け取るだけでも、
あなたに対する相手の気持ちも
好意的になるでしょう。
こちらから何か言っても、働きかけても、
相手が何も反応してくれないことは、
「拒絶」と解釈されてしまうことも
あるのです。
そんな事態を防ぐためにも、
簡単な短いメッセージだけでも
とりあえずは返した方が良いでしょう。
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今回は、「無視、無反応」
というテクニックを巧みに活用して、
人間関係の悩みから
解放される方法について
お話ししました。
「無視、無反応」は
自分は相手にされていない、
拒絶されたという気持ちを引き起こし、
人を虚しい気持ちに
させるものです。
攻撃的で嫌な人に対しては、
積極的に「無視、無反応」を使い、
相手の心に打撃を与えて
それ以上、攻撃を受けないように
してください。
一方で、
自分に好意的な人に対しては、
「無視、無反応」を
できるだけ避けるべきです。
多忙な場合には、
相手に関わる時間がないことを
正直に伝え、
相手が理解できるよう
心掛けましょう。
「無視、無反応」に対して、
人はどのような心理状態になるのかを
正しく理解することで、
人間関係の悩みを
少なくしていきましょう!