ゆとりある生活のために、今のうちから行動の貯金をしておこう!

今回は、
「貯金」の概念を
行動面にも取り入れよう!
という話。

そうすることで、将来
ゆったりと余裕を持って
生活できるようになるからだ。

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老後のために
お金を蓄えたり、

将来、何らかの事情で
働けなくなったら困るので、
そのために貯金しておこう!
と思う人は少なくない。

充分な貯金があれば、
万が一のことが起きても、
苦痛を軽減させられるからだ。

今のうちに
しっかり貯金しておけば、
将来に対する安心を生み、
心安らかに暮らせるだろう。

これは金銭面での話だ。

行動面でも同じように考えて、
今のうちから
行動面の貯金をしておけば、
後々、ゆとりをもって
心穏やかに暮らせるようになる。

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たとえば、
締め切りのある仕事は、
締め切り前にバタバタするのではなく、
余裕をもって、今のうちから
片づけておく。

そうすれば、
焦ることなく、
締切日が近づいても
安心して過ごせるからだ。

中には、
時間に追われていた方が
効率よくタスクをこなせる
という人もいるが、

直前に予想もしなかった
緊急事態が起こり、
時間や労力を奪われてしまうことも
あり得る。

そんな事態に備えて、
できる時にサッサと済ませた方が
確実で賢明だ。

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歯医者さんに定期的に通い、
歯科検診と口腔内ケアをして貰うことも
行動の貯金と言える。

定期検診を受けていれば、
虫歯ができても
早い時期に処置できるからだ。

歯医者に行くのが
おっくうだと言い、
先送りを続けていれば、
気づいたら、検診を受けることなく
長い月日が流れてしまう。

その間に虫歯が発生して、
徐々に悪化してゆき、
痛みが酷くなった時点で
歯医者に行ったら、
もう手遅れだということにも
なりかねない。

そのせいで歯を失い、
入れ歯になったり、
高額なインプラント治療のために
大金を失ったりするリスクもある。

歯の健康は過小評価されがち。
でも、実際に歯が1本でもなくなれば、
食事も楽しめなくなるものだ。

悪い歯をそのまま放置しておけば、
口腔内から脳に悪い菌が伝わって、
重篤な病気を引き起こすことも
あり得る。

歯が健康なら、
食事もきちんとできて、
身体全体の健康状態にも
良い影響を与える。

定期的に歯科検診を受けることは、
その時はちょっと面倒だ。

しかし、将来的な視点に立てば、
その行動も将来のための
貯金となる。

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良好な健康維持のため、
健康的な食生活をしたり、
適度な運動を取り入れたり、
睡眠をしっかり取ったりすることも、
行動面での貯金だ。

具体的には、
身体に悪い酒・タバコや
砂糖が大量に入ったお菓子を
なるべく摂らないようにすること。

定期的なウォーキングや
エクササイズを心がけること。

夜更かしはやめて、
毎晩7時間は睡眠時間を
確保すること等々。

これらの行動面での貯金は、
今現在はそんなに役立つものだ
とは感じないだろう。

しかし、将来的には
これを実践するか否かで
自分の健康状態が
全然違うものになり、
「貯金しておいて良かった!」
と嬉しく思うはずだ。

年齢を重ねても、
いつまでも良好な健康状態で、
活き活きと活動するにも、
良好な健康状態は必須だからだ。

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行動面の貯金をするには、
目先の利益に
飛びつくことなく、

人生をもっと長いスパンで見つめ、
長期的に自分の利益を
最大限にするよう努めることだ。

つまり、
短期的視点ではなく、
長期的視点で物事を見て、
行動するということ。

もちろん、将来、
どのような状況になるか? 
分からないことも多いし、
先の見通しがつかないこともある。

それでも、自分にとって、
今の段階で予想がつくこと、
分かることもあるはずだ。

今の時点で「これをした方が
後々のためになる」
と思えるものがあれば、
積極的にやった方がよい。

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私たちは、
金銭面での貯金のことは
よく考えても、
行動面での貯金には
無頓着であることも多い。

しかし、行動面での貯金も
将来のゆとりある生活のためには、
大切なもの。

短期的にラクすることばかりに
気を取られずに、

長期的に
大きな利益が得られるよう、
今のうちにできることは
しっかりやっておくとよい。

行動面の貯金は、やる時には
少し面倒に感じるかもしれない。

でも、その面倒さは、
時間の経過と共に
利益を複利で増やすことになり、
最終的に得するのは、自分自身だ。

「行動面での貯金も
しておいて良かった!」
と思える日が来るだろう。

小さなことでも、
今できる行動面の貯金を
少しずつ積み上げてゆき、

将来、余裕をもって
心穏やかに楽しい生活を送ろう!