今回の話は、
情報との上手な接し方
について。
情報と言えば、
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、本、
ウェブサイトの情報など
数多くの情報筋がある。
情報が溢れかえる現在社会で、
どのような姿勢で
情報に接すれば、
迷うことなく、生きれるのか?
====
結論を先に言えば、
一つの情報筋に依存することなく、
様々な情報に触れること。
また、
どんな情報も鵜呑みにせず、
100%肯定もしないし、
100%否定もしないという
スタンスを取ること。
その理由は、
どの情報もすべてが正しい
とは言い切れないからだ。
なぜ、そうなのかは、
100%すべてのことを
知っている人はいないから。
また、情報は様々な事情により
操作されていることも
多々あるからだ。
====
大手のテレビ局、新聞社など
権威あるメディアの情報のみに
頼る人がいる。
しかし、これはかなり危険だ。
今までにも、
「テレビで報道されたことが
すべて正しかったか?」
と問えば、そんなことはない。
「政府が出した情報は
何も歪みがなく、
100%事実だったか?」
と聞けば、これも違っている。
政府と密接に関係する
有力企業・組織が、
報道をコントロールしている事実は
多くの人たちが知るところだ。
教育の場で使用される教科書にも
嘘が平気で書かれている
こともある。
支配層の都合の良いように
本当ははっきりしないことや、
明らかに間違っていることを
事実のように記載することも
起きているからだ。
====
研究機関が発表する
最近の研究結果も、
100%は当てにならないもの。
なぜなら、
今はこのような結果が出たから
「これが正しいです」
と発表しても、
数年後には、新しい研究がされて、
真逆の結果が出ることも
あり得るからだ。
たとえば、
昔は「コレステロール値が高い人は、
卵を食べないほうがよい」
とアドバイスされていた。
その当時の研究結果では
それが正しかったからだ。
しかし、最近の研究によれば、
「実は、それは間違いで、
コレステロール値が高い人でも、
卵を積極的に摂取したほうが
健康のためによい」と判明したのだ。
もしかしたら、
未来の研究結果では
また別のことが
言われるかもしれない。
卵に関しての情報は
単なる一例にすぎない。
同じようなことが
他の多くのことに関しても
当てはまる。
一時は正しいと思われたことが、
後になって「違っていた!」
なんてことは、珍しくないのだ!
====
インターネットの普及により、
最近は誰でも簡単に
情報発信できるようになった。
そのため
多くの人たちがネット上で
様々な情報を流している。
溢れかえるほど数多くの情報のうち、
実際に起きたことを
ありのまま事実として伝える
ものもあるが、
起きたことに対して
発信者個人の主観的な解釈を
付け加えて、
語られている情報もある。
同じものについても、
相反する情報が
あちらこちらに見られて、
「いったい、どれが正しいの?」
と混乱してしまう人も多い。
====
このような状況下では、
情報に接するにあたって、
重要なのは、
「100%すべてのことを
知っている人は、誰もいないこと」。
また、
「まったく歪みのない
完璧な情報はどこにもないこと」
を心得ておくことだ。
その上で
聞いたことは鵜呑みにしないで、
100%は信じ込まないこと。
どの情報もすべてが正しい
とは言い切れないからだ。
同時に、どの情報も間違っている
と全否定することも
適切ではない。
テレビニュースで
流されている情報も、
陰謀論や都市伝説を唱える
ユーチューバーの話も、
すべての情報において、
100%すべてが正しいと
言い切れないのが実際のところだ。
よって、どんな情報でも、
「そういう可能性もあるのね」
と軽く受け止め、
心の片隅に置いておくほうがよい。
それを100%信じることもなく、
100%否定することもなく、
そういうことも起こり得る
と一応、受け入れることだ。
====
すべての可能性を
頭の片隅に入れた上で、
「最悪の状況になった場合、
自分はどう対応できるか?」
少しでも考えたほうが無難だ。
そして、できる準備があれば、
しておくとよい。
準備とは、
心の準備だけではなく、
スキル習得だったり、
財産の持ち方を変えるなど、
具体的には各々が
個人の状況に合わせて
決めればよいことだ。
このような姿勢で生きれば、
情報に振り回されることも
少なくなり、
自分がやるべきことに
集中しやすくなる。
====
今回の話をまとめれば、
激動の時代を生き抜くために、
情報に振り回されないよう
以下の点に注意するとよい。
1)一つの情報筋だけに
依存しないこと。
2)100%すべての点で
正しいことを知っている人は
どこにもいないと悟ること。
3)情報は発信者の
都合のよいように歪められたり、
隠されたりすることも
しばしばあることを忘れないこと。
4)発信された情報は
必ずしも事実ではなく、
発信者の解釈が付け加えられることも
多々あると承知すること。
5)どんな情報も鵜呑みにせず、
100%肯定もしないし、
100%否定もしないという
スタンスを取ること。
6)その上で
「最悪な事態が起きたら、
自分はどのように対処するか?」
考えて、できる準備はしておくとよい。