自分を大切にするために守るべき4つのルール

「自分のことを大切にしよう!」
という言葉は、
多くの人が口にしますが、
具体的に何をすれば
自分を大切にできるのでしょうか?

この記事では、私自身が考える、
自分を大切にするための方法を
紹介します。

自分自身を大切にするためには、
以下の4つのルールを守ることが
重要です。

それぞれのルールを
詳しく見ていきましょう!

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ルール1:大きな自己犠牲は避ける

最初のルールは、
大きな自己犠牲を払ってまで、
他人に尽くさない
ということです。

誤解のないように
お伝えしますが、
他人に尽くすことが悪いことだ
と言っているわけではありません。

一般的に、他人に親切にしたり、
困っている人を助けることは
素晴らしいことです。

ただし、この場合に、
自分自身が
大きな犠牲を払ってまで
他人に尽くすべきではありません。

たとえば、仮にあなたが多忙で、
睡眠もままならないほど
忙しく仕事に
取り組んでいるとしましょう。

そのようなときに
友人が電話をかけてきて
「すごく悩んでいるのだけれど、
今すぐ話を聞いてもらえない?」
と頼んできたとします。

あなたは無理をして
依頼を引き受けることにしました。

このような状況では、あなたは
どのように感じるでしょうか?

自分自身に余裕がない状態で、
無理をして相手のために尽くせば、
あなた自身が大変な思いをし、
つらくなってしまいます。

おそらく、
睡眠時間をさらに
削らなければならなくなり、
ゆっくり食事を取ることもできません。

体も心も限界に近い状態なのに、
相手のために尽くしてしまえば、
あなたは苦しむことになるでしょう。

「こんなに無理をして
友人のために協力したのだから、
友人からそれなりに感謝されるだろう」
とあなたは期待をするかもしれません。

しかし、現実には、相手が
あなたの期待するほど
感謝の気持ちを示してくれないことも
あります。

そのような様子を見たら、
あなたは腹立たしさを感じ、
「やらなければよかった」
と後悔することでしょう。

大きな自己犠牲を払ってまで
他人に尽くしてあげれば、
自分自身を苦しめることになりますし、
場合によっては、
相手との人間関係も悪化させ、
自分をさらに悩ませることにも
なり得ます。

そういった状況を避けるためにも、
大きな自己犠牲を払ってはなりません。

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ルール2:自分に悪口を言わない

2つ目のルールは、
「自分に対して
悪口を言わないこと」です。

普段、自分が自分に対して
声に出して何かを言うことは
ほとんどないでしょうが、
心の中では自己との対話を
常に繰り返しています。

気づかないうちに、私たちは毎日、
自分に対して
さまざまなことを言っているのです。

自分自身との内的な対話の中で、
自分に対して
厳しすぎることを言っていませんか?

自分を責めたり
非難するような言葉を使ったり、
自分を悲しい気持ちにさせるような言葉を
投げかけていませんか?

たとえば、
一生懸命頑張っているのに
物事がうまく進まないとき、
「どうして私はこんなことも
できないのだろう! 情けないな」
と自分を悲しませるような言葉を
発していませんか?

「私は本当にダメな人間だ」
「私はどうしょうもないな」と自己否定し、
自分自身を非難するようなことは
ありませんか?

もしもあなたが他人に
同じような言葉を投げかけた場合、
相手はどんな反応を示すでしょうか?

他人を悪く言うと、
相手は不快な表情を浮かべ、
あなたを嫌いになるでしょう。

反論したり、悪口で
仕返ししてくるかもしれません。

しかし、
自分自身に対して悪口を言っても、
自分は黙って聞いているだけで、
「そんなことはない!」
と否定しないでしょう。

自分に対して
どれだけひどい言葉を浴びせても、
自分は何も言い返さず、
自分を傷つける言葉を
そのまま聞いています。

そして、
ますます不快な気持ちになるのです。

そのことに気づかず、
自分をいじめ続けてしまうことも
あるでしょう。

特に自己肯定感が低い人や、
自信のない人は、
無意識のうちに
このパターンに陥るケースが多いので、
注意が必要です。

他人から言われたら嫌だ
と思うような言葉があれば、
それを自分自身にも
使ってはいけません。

自分を貶める言葉を
知らず知らずのうちに
口にしている人もいるでしょう。

そのような人は、まず自分が
そうしていることに
気づく必要があります。

気づくことさえできれば、
あとは簡単です。

意図的にそのような言葉を
言わないように
気をつければよいからです。

自分をいじめる言葉が
習慣化している人もいると思います。

そんな人にとっては、気づいたあとでも、
すぐにその習慣を断ち切ることは
容易ではありません。

これも一種の癖ですから、
自然とそうしてしまうのです。

しかし、気づくたびに
「もっと自分に親切にしてあげよう」
と自分に呟くことができます。

言ってしまった場合でも、
気づいた時点でやめることを
意識的に繰り返してゆけば、
徐々にその癖から
解放されていくでしょう。

相手を思いやり、
優しい気持ちで接すれば、
相手も同じような思いやりを
返してくれることが多いです。

同じように、
自分自身にも思いやりを持ち、
優しい心遣いをしてあげれば、
自分からも感謝の気持ちが
湧いてくるでしょう。

自分自身に対して
優しく接することができれば、
心地良さを感じるようになります。

自分自身が好きになり、
自己肯定感も高まってくるものです。

すると、自然と幸せな気持ちに
包まれるでしょう。

この心の状態こそが
理想的なのです。

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ルール3:自分の人生は自分で決める

自分自身を大切にするために
守るべき3つ目のルールは、
「自分のことに関しては、
自分の意向を最優先にすること」です。

たとえば、卒業が近づき、
就職先を考えている場合を
想像してみてください。

親から「この会社に
入社すればいいんじゃない?」
とアドバイスされるかもしれません。

もし自分自身も
その会社に本当に入りたい
と強く願うのであれば、問題ありません。

しかし、そうでない場合は、
自分自身の意向を
尊重することが重要です。

親が「その会社は避けたほうがいい」
と意見してきたとしても、
自分がその会社で働きたいのであれば、
自分の気持ちを優先させましょう。

その理由は、
働くのは自分自身であり、
親ではないからです。

「自分のことに関しては」
という部分がポイントです。

自分の就職は自分のことであり、
親のことではありません。

実際に働くのは自分自身であり、
親がその会社で
働くわけではありません。

結婚に関しても
同じことが言えます。

日本の文化では
結婚は家同士の行事とされていますが、
現実的には、結婚は親の問題ではなく、
自分自身の問題です。

なぜなら、
一生その相手と生活を共にして、
運命共同体となるのは
自分自身だからです。

結婚においても、主役は親ではなく、
自分自身なのです。

どれだけ親が気に入る相手であっても、
自分がその気がなければ、
無理に結婚すべきではありません。

自分のことに関しては、
自分の意向に従って、
自分自身で決めることが最も重要です。

残念ながら、
そのような選択をすることで、
親との人間関係が
ギクシャクすることもあるかもしれません。

しかし、長い目で見れば、
自分の意向を尊重することが、
自分自身にとっても、
周囲の人々にとっても、
より良い結果を生むことになります。

考えてみてください。
もし自分が気が進まないのに、
親を喜ばせるために
親の言いなりになった場合、
そのときは表面的には
人間関係がうまくいっているように
見えるでしょう。

揉め事も起こらず、
円滑な関係を保てているように
思えるかもしれません。

しかし、そのうちに
なんとなく自分の心の内で違和感を感じ、
わだかまりを抱えながら
生きることになるでしょう。

しばらくは普通に
生活できるかもしれませんが、
いつか「これでいいのかな?」
と疑問を感じるときがやってきます。

ミッドライフクライシスでも見られるように、
自分の本当に望むことを無視して、
周囲や親の期待に従って生きていると、
人生のある時点で、何かが
おかしいと気づくのです。

自分自身の決断に基づいて
物事がうまくいかなかった場合、
それを納得しやすいですが、
他人からの言葉に従った結果
うまくいかなかった場合には、
その人を責めたり非難する気持ちも
強くなります。

結果として、
その人を恨むことになり、
人間関係を悪化させてしまうのです。

このような人間関係の悪化は
長期的なものであり、
あなたにとっても、相手にとっても、
望ましくありません。

長期的な人間関係の不和を防ぐためにも、
短期的な揉め事があっても、
自分自身のことに関しては、
自分の意向を最優先にするほうが無難です。

あなたの人生は、あなたのものです。

あなた自身が幸せにならなければ、
結果的には周囲の人たちにも
悪い影響を及ぼすことになります。

そのような事態を避けるためにも、
物事は短期的な視点ではなく、
長い目で見るべきです。

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ルール4:自分自身に小さな幸せを与える

自分自身を大切にするための
4つ目のルールは、
意識して自分自身に
小さな幸せを
感じさせてあげることです。

そのために有効なのは
「自分の心地良い」を選ぶことです。

日常生活で
自分に心地良さを与えるように
心がけましょう。

できる範囲で、
自分の五感を満たすことに
注力します。

見るもの、聞くもの、触れるもの、
味わうもの、嗅ぐものが、
自分にとって心地良く、
気持ちの良いものであるように
意識的に選んでいきます。

たとえば、肌触りの良い
快適な服を身に着けること。

ウォーキングの際には、
歩きやすい軽い靴を履くこと。

美しいものや心安らぐものを
自分の目に触れやすい場所に
配置すること。

疲れたときには
リラックスできる音楽を流し、
ゆったりとした時間を過ごすこと。

お気に入りのアロマオイルを焚いて、
部屋中に好きな香りを広げること。

心を落ち着かせるハーブティーを
楽しみながら、
幸せな気分で
夜を過ごすことなどがあります。

人によって心地良いと感じるものは
異なるものです。

大切なのは、自分自身が
心地良く感じる工夫をし、
自分の五感を満たしていくことです。

それにより、小さな幸せを
感じることができるでしょう。

会う人に関しても、
自分の気分が良くなるような人たちと
積極的に交流することを
おすすめします。

一方で、自分を不快にさせる人とは
できるだけ距離を置き、
必要がなければ
会わないようにします。

日々の生活の中で、可能な範囲で、
自分自身を心地良くさせ、
小さな幸せを味わわせてあげましょう。

満足感も高まり、
心豊かに生活できるでしょう。

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自分を大切にすることに罪悪感を抱かなくてもよい

自分自身を
大切にすることに対して、
罪悪感を抱く人も
少なくないようです。

自分勝手だ
と思う人もいるかもしれません。

しかし、
自分を大切にすることは、
自己中で自分勝手だ
ということではありません。

相手に迷惑をかけないのであれば、
罪悪感を抱く必要はないでしょう。

自分を大切にすることが望ましいのは、
理由があるからです。

自分に対して厳しくしすぎて、
苦労ばかりさせていると、
幸せな気持ちにはなれないでしょう。

そして、自分が不満であれば、
無意識のうちに
嫌なオーラを発するようになります。

それによって、
周囲の人々にも不快感を与え、
彼らを暗い気持ちにさせてしまいます。

不思議なもので、感情は
周りの人に伝染することも
珍しくありません。

暗い気持ちの人の傍にいれば、
自分まで悪影響を受け、
暗い気持ちになるものです。

反対に、
幸せそうな人の近くにいれば、
自分まで良い気分になれます。

したがって、自分自身を心地良くし、
満足させてあげたほうが
望ましいのです。

そうすることで、
自然とハッピーオーラを放ち、
周囲の人々にも
幸せな気持ちをもたらすでしょう。

そのためには、
自分自身を大切に扱い、
自分の機嫌を取って、
自分自身が心地良く感じる必要が
あるわけです。

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まとめ:より多くの人が幸せになるために

今回は、私自身が定義する
自分を大切にするために
守るべき4つのルールを紹介しました。

おさらいすれば
4つのルールは以下の通りです。

ルール1:大きな自己犠牲は払わない。

ルール2:自分自身に対して
悪口を言わない。

ルール3:自分のことに関しては
自分の意向を最優先させる。

ルール4:意図的に
自分に心地良さを味わわせて
小さな幸せを感じる。

これらのルールを
意識的に守るだけで、
自分自身を肯定的に感じることができ、
心地良さと幸福度が向上するでしょう。

自分を大切にすることは、
決して悪いことではありません。
むしろ、望ましいと言えます。

自分が幸せであれば、
その幸福は周囲の人々にも
伝わるからです。

自分がハッピーであれば、
他者にも好影響を
与えやすくなります。

これにより、
人間関係も円滑になるでしょう。

自分を大切にすることに
罪悪感を抱かなくてもよいのです。

自分自身を積極的に大切にし、
心地よさと満足感を追求し、
ハッピーオーラを放ちましょう!

そのオーラはあなただけでなく、
周囲の人々も
幸せに導くことでしょう。