今回は、
私が日々実践している
楽しく、ラクに自分を向上させる方法
についてお話したい。
負担に感じることもなく、
ゲーム感覚でエンジョーイしながら
自己成長できる方法だ。
それは何か? と言えば、
「一日ひとつ小さなチャレンジを
意図してやること」。
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たとえば、
新しいレシピを見ながら
料理してみること。
今まで使ったこともない、
スマホやパソコン機能を
意図して使ってみること。
「ここはちょっと車の運転が難しい」
と感じられて、
いつもは避けている場所があれば、
そんな所へあえて行き、
運転の練習をしてみること。
普段は声をかけない人に
自分の方から挨拶すること。
どんなプチチャレンジをするかは
人それぞれ。
自分がやりたいことを
やればよい。
意識しなければ、
普通はやらないことに
挑戦してみるのだ。
意気込むことなく、
ちょっと頑張れば
できそうなことを選ぶ。
ほんの少し背伸びすれば
可能になる「小さなこと」に
チャレンジするのだ。
一日たった一つだけ。
それを毎日やってみれば、
楽しみながら
自己向上させられる。
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そもそも、私がなぜ
これをやろうと思ったのか?
始めた理由は、以前の私は
他人との比較により、
酷い劣等感に
苦しめられていたからだ。
「Aちゃんはこんなにできるのに、
私にはできない!」
と凹むこともしばしば。
自分が得意とする分野でも、
上には上がいた。
どんなに頑張っても
一番にはなれない!
努力の割には
報われない自分がいて
心折れることも多かった。
そんな私を救ってくれたのが
斎藤一人さんの言葉だ。
「絶対に人と競争したらダメだよ。
今の自分が、昨日の自分より、
ちょっとだけでも良くなっていたら、
あなたは成功者だからね。
ちょこっと、ちょこっとでいいの……」。
一人さんのこの言葉を聞いて、
私は目覚めた。
競争社会の中で
自分に欠けたところばかりに注目して、
嘆いて不幸になるよりも、
他人との比較はやめて、
昨日の自分よりも、
今日の自分のほうが
少しでも良くなっている点に
フォーカスしたほうが
ずっと建設的だと気づいた。
何をすれば、
昨日の自分よりも、
今日の自分のほうが
ちょっとだけでも賢くなれるか?
できないことが
できるようになれるか?
を考えた時、
この方法が頭に浮かんだ。
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ある日のチャレンジは、
今まで挨拶しなかった人に
自分から「おはよう!」と
言ってみることだった。
普段はむっつりしていて、
正直言って、声をかけ辛い人だ。
でも、ちょっと勇気を出して、
その人に向かって、大きな声で
「おはよう!」と挨拶した!
シャイで内向的な私にとっては、
こんな小さなことでも
ちょっとした勇気が必要だ。
しかし、「やって良かった!」
と思えるような反応を得れた。
相手も「おはよう!」
と返してくれたからだ。
傍から見て
ちょっと怖そうな人でも、
実際には、こちらから話しかければ、
ちゃんと応えてくれる。
その後、私はこの人に挨拶したり、
世間話したりするのも
躊躇なくできるようになった。
私の別の日のチャレンジは、
いつもとは少し違う料理をしたこと。
それまでは肉のカレーしか
作ったことがなかった。
でも、ある日、
「今日は肉ではなくて、
シーフードにしよう」と決めて、
試してみた。
新鮮な魚ではなく、
缶詰や冷凍の魚介類を使ったので、
「味は大丈夫かな?」
と多少心配はあったけれど、
けっこう美味しいカレーになり、
その後は、私の料理レパートリーに
付け加えられた。
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こんな感じで、
その日の気分で
思いついたことを意識的に
チャレンジするようになった。
やってみれば分かるけれど、
この小さなチャレンジ習慣は
意外にも楽しいものだ。
「今日はこれに挑戦した。
できるようになって嬉しい!
明日は何にチャレンジしようか?」
考えるだけでもワクワクしてくる。
決して大きなことを
する必要はない。
ちょこっと、ちょこっと
毎日小さな背伸びをすれば
いいだけだ。
どんなに小さなことでも、
今までできなかったことが
できるようになったり、
知らなかったことを
知るようになれば、
満足感を得られて、
嬉しくなるものだ。
自分の小さな向上に
意図して注目すれば、
以前のように
他人との比較により
苦しむ時間も減った。
時には、未だに
誰かと自分を比べて
劣等感に苛まれることもある。
しかし、昔に比べれば
自分を惨めに思う気持ちも
随分少なくなったと感じている。
それと同時に
意外な発見もあった。
プチチャレンジを
ゲーム感覚で楽しむうちに、
1年も経てば、
自分がかなり向上していることに
気がついた。
自分でも驚くほど
できるようになったことが
増えていたからだ。
その時々の
小さな喜びだけでなく、
ちょっと時間が経った後、
かなり色々なことが
できるようになった
と気づき、喜びも倍増した。
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ゲーム感覚で楽しめる
この方法のポイントは、
以下の通りだ。
1)決して大きなことはしないこと。
2)自分がちょっと背伸びすれば可能な
小さなことにチャレンジすること。
3)他人から勧められたことよりも、
自ら「やってみたい」
と感じるものを選ぶこと。
4)できない日があっても、
気にしないこと。
翌日から再開すればいいだけだ。
5)もっとやりたい気になっても、
1日一つに限定して、
一度に沢山はやらないこと。
実践すれば分かるけれど、
なかなか楽しくて、
ラクに自分を向上させられる方法だ。
ぜひあなたも試してみて!