すべてのことに全力投球はやめて、メリハリのある生活を目指そう!

すべてのことに
全力投球するのはやめて、
メリハリのある生活を目指そう!

大切なことは
しっかりやるけれど、
そうでないことは、
手抜きをしよう!

これが今回のテーマ。

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すべてのことに
全力を尽くして、
しっかりやろうとしても、
無理が出て、疲れてしまう。

自己管理を厳しくしすぎて
「これはやっちゃダメ」、
「あれもやってはいけない」と
規則を作り、
それに忠実に従うようにすれば、
息苦しくなり、疲弊する。

一方、自分を甘やかしすぎて、
努力を怠り、
怠惰な生活を送れば、
将来的に困難な状況に
陥る可能性もある。

律しすぎてもダメだし、
甘やかしすぎても
上手く行かない。

要は、バランスが
大切だということ。

それでは、全ての点で
中庸を目指せばいいのか?
と言えば、実はそうでもなさそうだ。

それよりも、
しっかりやる部分と
そうではない部分を
はっきりさせて、
しっかりやる部分はきちんとする。

でも、そうでない部分は
手抜きをしてもよい。

厳しく律する部分と、
緩める部分を明らかにして、
しっかり守ると決めたことは
きちんと守るけれど、
そうでない部分は、
いい加減でもOKだ。

このようなアプローチが
一番理想的。

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大切なことに集中して、
そうでないことに手を抜くのは、
時間やリソースを効率的に
使うため。

私たち一人一人に与えられた
時間やエネルギーは
無限にあるわけではない。

貴重な有限リソースである、
私たちの時間や労力を
最も重要なことに
フォーカスさせるのは
意義あることだ。

それにより、
心身の健康状態を
良好に保つこともできる。

なぜなら、すべてのことに
全力を尽くして頑張ったり、
すべての点で自分を律して
厳しすぎる規制をすれば、
ストレスや疲れを引き起こし、
病気になるリスクも高くなるからだ。

手を抜くことで、
過度なストレスから
自分自身を守り、
心身ともに健全に生きることも
可能になる。

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いい加減な部分を
許可することは、
完璧主義から解放される
姿勢の一つだ。

完璧主義は一見
素晴らしいように見えるが、
実際には
あまり魅力的なものではない。

その理由は、
完璧主義はストレスや不安を
引き起こすことも多々あり、
精神的な健康に悪影響を
与える可能性も高いから。

また、完璧にできないことを
完璧にこなそうとすれば、
失望することも多いからだ。

そもそも
人間は不完璧な存在だ。

不完全な人間が
完璧を求めて無理をすれば、
いずれ限界に達し、
その結果、身体的または精神的な負担を
強いられることもしばしば。

結果的に、
完璧主義に取り憑かれた人は、
メンタルヘルスの問題や
身体的な病気を引き起こし、
幸せな状態からは遠ざかる。

自分にとって
重要なことはしっかりやるけれど、
そうでないことはいい加減にして
手抜きをすることは、
自分を完璧主義的考えから
救うものでもある。

そうすることで、
ストレスを軽減し、
より効率的で生産的な活動を
生み出すことも可能だ。

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例えば、
仕事で重要なプロジェクトに
従事している人がいるとする。

プロジェクトが成功するかどうかは、
その人のキャリアに
大きな影響を与えるものだ。

そんな場合、
プロジェクトに全力を注ぎ、
細部にわたって入念に計画し、
実行することが必要だ。

しかし、同時に、
他のことには
手を抜くことも重要だ。

もし、小さなタスクにも
一生懸命取り組んでいた場合、
プロジェクトに集中できなくなり、
プロジェクトの質が低下して、
成功する可能性が低くなるからだ。

よって、
大切なプロジェクトタスクには
しっかりと取り組み、
他の小さなタスクには
手抜きすることが望ましい。

すべてをパーフェクトに
こなそうとしても、
時間的にも労力的にも
無理があるので、
どこかで妥協が必要だ
ということ。

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家の掃除や片付けの点でも
似たようなことが言える。

自分が普段よく居る場所は、
きちんと片付けをして
綺麗にしていた方が快適だ。

しかし、
普段あまり使わない部屋は、
さほど気にしなくても
よいだろう。

家じゅうすべてを
ピカピカにしようと思えば、
それなりの時間や労力がかかる。

家の掃除だけで、
一日の大半が終わり、
趣味の時間や、学びの時間、
他の家事をする時間も
なくなってしまうからだ。

そこまで努力したところで、
得られるものは限られる。

日常的に使用しない場所は、
少々散らかっていたり
乱雑でも問題ないと思った方が
時間的余裕を持ち、
より快適に生活できる。

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仕事や家事に限らず、
ありとあらゆることにおいて、
すべてに全力を尽くす
という姿勢は捨てて、
しっかりやる部分と、
そうでない部分を分けた方が賢明だ。

大切な部分には、
時間やエネルギーを割くけれど、
それ以外のことは
割り切って、手抜きをしよう!

なぜなら、私たちの
時間やエネルギーは有限だからだ。

すべてでパーフェクトを狙えば、
自分も常に緊張状態で
そのうち疲れてしまう。

短期的にはどうにかなっても、
長続きはしないだろう。

それよりも、
自分にとって重要なこと、
そうではないことを
明らかにして、
大切なことについてはオン。

さほど重要ではないこと
についてはオフ、というように
オンとオフを
意識的に使い分けることだ。

そして、オンの部分は
しっかりと頑張る。

オフのところは、適当でよし
とする。

そんな感じで生きてゆけば、
心のゆとりも生まれて、
生活がとても快適になる!