今回の記事では、
自分にとって最適なときに、
最適なことを行うことの
重要性について
お話ししたいと思います。
一般的には、
どれだけ素晴らしいことであっても、
多くの人たちが
それを賞賛していたとしても、
今の自分にとって
それが享受するに適したタイミングでなければ、
その行動は有益ではありません。
今の自分自身の状況に
最も適していると思われる行動を
選ぶことが、
豊かな人生や幸せへの道を築く上で
最良の方法だと言えるでしょう。
私自身の経験をもとに、
この話題について
詳しく解説していきましょう!
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私の人生を大きく変えた一人先生との出会い
斎藤一人先生の教えを
ネガティブに感じる人もいるようですが、
私自身は先生の教えに従い始めてから、
人生が180度変わったと実感しています。
それほど、私にとって
一人先生の教えは有益でした。
しかし、それが効果を発揮したのは、
私がその教えに出会ったタイミングが
良かったからでしょう。
もしこの教えに
早い段階で出会っていたとしても、
私はその価値を感じなかっただろう
と思われます。
私が人生で
一番つらい時期を過ごしたのは、
小学校の高学年のころでした。
ある出来事がきっかけとなり、
私の心身の健康は
大きく崩れてしまいました。
その結果、
普通の生活もままならず、
親や教師をはじめとする多くの人たちは
「この子に未来はない」
と確信するほどでした。
まるで出口の見えない
暗闇のトンネルに迷い込んだかのような、
どうにもならない状態が続き、
「もう人生は終わりだ」とまで思いました。
このような心の闇に陥っていた当時、
もし一人先生に出会い
「天国言葉を唱えなさい」
とアドバイスされても、
その言葉が私の心に届くことは
なかったでしょう。
しかし、少しでも
希望の光が見えた時に、
一人先生の教えを受けたら、
それは確実に私の心に深く響いたでしょう。
もし一人先生の教えを試し、
自分が逆に辛くなってしまった
と感じるなら、それは
今の自分に合っていないのでしょう。
そうした場合、
無理に続けるよりも、
今の自分に適したメソッドやメンターを
探してみる方が賢明です。
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人生、それは心の航海
人の人生は、一種の「心の航海」
と言えるでしょう。
この航海における道程や目的地は、
人それぞれ異なります。
この「心の航海」を
物理的な船旅に例えてみると、
こんな感じでしょうか。
船は台風に巻き込まれ、
激しく揺れています。
その中で船旅をしているあなたも、
船酔いに苦しんでいる状態です。
そんな状況で夕食の時間が近づき、
今夜は特別なゲストを迎える
豪華なディナーがあると知らされます。
美しいドレスやスーツを着て
参加するようにと案内されますが、
あなたは船酔いで気分が悪いため、
それどころではありません。
このような時には、何よりも
船酔い止めの薬やミントタブレットが欲しい
と強く思うでしょう。
ところがしばらくした後、
船は台風を脱出して、揺れも収まり、
海は穏やかになります。
あなたの体調も回復して、
元気が戻ってきたとしたら、
今度は楽しいイベントを
心から期待できるでしょう。
このように、人生においても
「最適な選択」は
時と場合によって変わります。
今は合わないと感じたことでも、
何年か後には「これは素晴らしい!」
と感じることもあるのです。
一人先生の教えも含め、どんなことでも、
その時々の自分に
最も合った選択をすることが大切です。
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良いことも、タイミングが大事
たくさんの人が「これは素晴らしい」
と賞賛していることでも、
今のあなたにとっては
合わない場合もあります。
そのような状況で、
みんなが一様に推奨するからといって、
無理にそれに従うのは
適切ではありません。
今の自分に合う方法を見つけ、
最も心地よい選択をしたほうが
賢明です。
私は、ネット上で見かけた
某カウンセラーの発信に
違和感を覚えた経験があります。
このカウンセラーは、クライアントに
「~したほうがよい」
と助言しているにもかかわらず、
クライアントがそのアドバイスに
全く従わないという内容を
不満そうに話していました。
具体的な助言内容は忘れましたが、
それは理にかなっていると
私自身も感じました。
しかし、
カウンセラーがクライアントに
そのアドバイスを無理に押し付けるのは、
賛同できません。
その助言が
クライアントにとっては
役立つことだとは思われますが、
今のクライアントが
それを受け入れる準備が整っていない状態で、
そのアドバイスを押し付けるのは
問題だと思います。
半年後には、そのクライアント自身が
そのアドバイスを採用したくなる
タイミングが来るかもしれません。
その時まで、辛抱強く
クライアントを温かく見守る姿勢が、
カウンセラーとして重要なのではないか
と感じました。
私自身も一人先生の教えを
高く評価しています。
その教えを知らない人がいれば、
「素晴らしい教えがある」と共有したいですが、
それを無理に相手に
押し付けるつもりはありません。
なぜなら、
どんなに良いと思われることでも、
その時の相手にとっては
必ずしも良いことだとは
限らないからです。
周囲がどう評価していようと、
今の自分に
最も合った選択をすることが
最良だと言えるでしょう。
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何もせずに待つべき時期も人生にはある
人生が厳しい局面に突入すると、
時間が驚くほど長く感じられます。
そんなとき、この困難な状態が
永遠に続くのではないか
と思い込んでしまうこともあります。
しかし、それは誤りです。
私たち、そして
私たちを取り巻く環境やもの、
すべてが常に変化している
という事実があるからです。
時には、どれだけ努力しても、
状況は思い通りにはならないことも
あるのです。
そんな時には、力を入れるよりも
時が経過するのを待つほうが賢明です。
このようなフェーズも、
人生には確かに存在するからです。
「何もしなければ
何も変わらないでしょ?」
と疑問に思うかもしれません。
でも、それは違います。
変化のペースは人それぞれですが、
私たちと私たちの周りの世界は
確実に変わっていきます。
船旅で船が大きく揺れ、
船酔いになっているとき、
無理に動くよりも、
状態が改善するのを
じっと待ったほうがよいでしょう。
それと全く同じことです。
揺れが収まり、穏やかになって、
自分自身が元気になったときに
気合を入れて
行動を開始すればよいのです。
その瞬間が来たら、
積極的に行動を起こしましょう!
でも、その時期が来るまでは、
何もせずに静かに時が過ぎるのを
待ったほうが良いのです。
それが今のあなたにとっては
最良な選択だからです。
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焦らない! 慌てない! マイペースが一番!
今回は、
「最適なタイミングで最適な行動を取る」
ことの大切さに
触れてみました。
一般的に、多くの人たちが
良いと賞賛することでも、
今の自分にとって
適切なタイミングでない場合、
それは有益ではありません。
無理にそれを
自分に押し付ける行為は避けましょう。
その時々で
自分の状態や感情に耳を傾けながら、
自分にとって有用なものを
探しましょう。
重要なのは、
他人がどう思うかではなく、
今の自分にとって一番有益なものを
選ぶことです。
時には、何もせずに
ただ待つほうが良い時もあります。
そんな時でも、
他人のペースに流されず、
焦らず慌てず、
自分のペースを保ちましょう。
今の自分に
最も適している行動を選ぶことが、
最終的には自分を豊かにし、
幸せへと導く最良の方法なのです。