これに気づけば、よく分かる!ホントは自分はダメなんかじゃない!

自分はダメだな。
何をやっても、できないし、
上手く行かない。
ホント情けない…..

そう思って、落ち込んで、
自分責めをしてしまう人、
よく聞いて。

ホントはあなたは
ダメなんかじゃない。

勘違いしているから、
そう思うだけ。

次のことに気づければ、
「自分はダメなんかじゃない」
ってことがよく分かる。

実は、あなたには
ある癖がある。

癖は一旦身に付くと、
自分の一部となり、

疑うことなくして、
自然とやってしまう。

普段、自分が
それをやっていることも
自覚していない。

でも、外から見れば、
「ああ、あの人は
こんな癖があるんだ」って
はっきり見える。

あなたが
「自分は何をやってもダメ。
情けない人間だ」と感じるのは、

あなたの癖が原因だ。

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その癖とは、
「できないところだけに
フォーカスを当てて、

できるところは
全然見ていないこと」。

あなたには、あなたが感じる通り、
できないこともある。

でも、できることも沢山ある。

それなのに、
なぜ、できないところばかりに
注目して、

できるところは、
全然見ようとしないのか?

これが原因で、
「自分はダメだな」
と落ち込んでしまうのだ。

誰でも
自分が得意とすることと、

不得意とすることと、
両方持っている。

「自分はできない」と感じる人は、
不得意ばかりしか、
見ていない。

得意分野に気づいて、
それに目を向ければ、

「まあ、自分は
不得意もあるけれど、
得意もある」と分かる。

できないところに
フォーカスを当てるのは、

あなたの癖であり、

あなたは気づいていないけれど、
偏った物の観方だ。

周りの人たちが
あなたを見れば、

あなたには良いところも
いっぱいあることを
よく知っている。

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なんで、そんな癖がついたのか?

それは、幼少期に
親からの影響を大きく受けている。

おそらく、
あなたを育ててくれた親は、
あなたに非常に厳しかった。

あなたのできない点ばかりを
指摘して、注意した

上手にできなければ、
「もっときちんとやりなさい!」
と叱ることが多くて、

あなたが上手くやったとしても、
褒めてくれることは少なかった。

「こんなことも、できないの!」
と呆れられたり、

「こんなんじゃダメでしょ」
とダメ出しばかりされた。

おまけに
「隣のA子ちゃんは、
こんなこともできるのに、
あなたはできないでしょ」と

他人と比較されて、
劣等感を植え付けられた。

親からの褒め言葉は
ほとんど聞くことがなく、
貶す言葉ばかりを聞き続けて、

あなたは
「自分はできない人間だ」
と誤った思い込みをしてしまった。

「パーフェクトにやらないとダメ!」
と言う厳しい完璧主義の親に
育てられれば、

どんなに自分が頑張っても、
親の期待には沿えない。

常に
「もうちょっと頑張らないとね」
なんて言われていれば、

「自分は足りていないんだ」
と思ってしまう。

どんなに立派な人でも、
完璧にはできないのが人間。

それなのに、
ムリなことを要求されて、

高すぎる基準を満たせないから
という理由で非難された。

どこの誰が
そんな高い基準を満たせるのか?

おそらく、そうできる人は、
ほとんどいない。

幼少期から、成人するまで、
ずっとそんな親と一緒に住んで、

いつも「ダメ、ダメ」
とダメ出しばかりされていれば、

あなたは自然と
自分のできない点ばかりに注目して、

できる部分は
全然見ないようになる。

自分にも得意分野があることを
すっかり忘れてしまうのだ。

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「癖」というのは、
ある意味、非常に怖いもの。

無意識にやっている。

習慣的になっている。

自分ではほぼ気づいていない。

自然と自分の一部になっている。

当然のこととして、
いつもやっている。

その癖が
自分にとって役立つことなら、
それは非常に素晴らしいことだ。

しかし、癖が
自分を苦しめたり、

良くない状況に導いたり、

生活の質を落としてしまう
悪いものなら、

その癖のせいで、
自分は不幸せになることもある

自分のできないところ、
足りないところ、
不得意部分だけに焦点を当てれば、

その部分は
実際のサイズよりも、
ずっと大きく見えるようになる。

フォーカスが当たらない
できる部分、素晴らしい点、
得意なことは、

本当のサイズよりも、
かなり小さく見える。

場合によっては、
「できない部分」が不自然なほど
膨れ上がり、

「できる部分」が見えなくなったり、
隠されてしまうこともしばしばだ。

どこにフォーカスを当てるのか
により、実際の見え方は
大分違ってくるものだ。

「悪いところだけに焦点を当てる」
というのが、
あなたの悪い癖だ。

その悪い癖のせいで、
あなたは不必要に
自分自身を苦しめている。

悪い癖だと言っても、
その悪い癖を身に付けたのは、

あなたのせいではない。

あなたが育った環境や
親の育て方が

あなたにそんな悪い癖をつけさせた。

だから、あなたは
自分を責める必要はない。

でも、
今、あなたは
自分の悪い癖に気づけた。

今後
その悪い癖を捨てて、
自分自身を幸せにするのは、

あなたの課題であり、
あなた自身が動く必要がある。

親を責めたところで、
どうしょうもない。

あなた自身が
その悪い癖をやめて、

自分自身をもっと良い方向へ
積極的に導くことは、
あなたが主体となってやることだ。

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爪を噛む癖を直したい
と思ったら、

最初は、意識して、
嚙まないようにする必要がある。

今までずっとやってきたことを、
急にやめようと思えば、

それはなかなか大変なこと。

でも、意識して、
やらないようにする。

「噛まないようにしよう」
と頑張っていても、

時には、気づいたら、
噛んでいたなんてことも
しばしば起きる。

そんな時、
自分を責める必要はない。

噛んでいることを自覚したら、
再び「噛まないモード」に戻る。

暫くの間は、
意識的に頑張ることが重要。

でも、そのうち、
噛まないのに慣れてくれば、
噛む頻度も徐々に減ってゆく。

ここまで来たら、
ゴールは近い。

あなたの悪い癖である
「できないことばかりに
フォーカスを当てること」も、

最初は、意識的に
努力することが必要だ。

できない部分ではなく、
「できる部分」を
探すように意識してみること。

中には
「自分にはできること、
得意なことは全然ない」
という人もいるだろう。

でも、これは間違いだ。

自分が気づかないだけで、
絶対にあるはず。

自分で分からない時には、
あなたの仲良しの友達に
聞いてみるが一番。

あなたの良いところを
教えてくれるだろう。

あなたはすっかり
「できないこと探しの名人」
になったから、

できること探しは
なかなか難しいかもしれない。

それでも、
できること探しを
やってみることだ。

やっている最中で、
できないこと探しが
始まってしまうかもしれない。

今までずっと
やってきたことだから、

自然とやる癖がついて、
気づいたら、やっていた
なんてことも珍しくない。

それでも、
がっかりしなくていいよ。

気づいた時点で、
できないこと探しは
横に置いておいて、

できること探しに専念するよう
努めているうちに、

あなたの中で
何かが変わってくる。

あなたは確実に
自分の変化に気づく。

少しずつでも、
自分の良いところ、
できるところが
見えてきたと嬉しくなるだろう。

そうなれば、
あなたの勝ち。

これからも、ずっと
できないことばかりを見ないで、
できることにも注目すること。

きっとあなたは、
今までよりもずっと自信を持って、
幸せな気持ちでいる時間も長くなる。

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今回の話をまとめれば、

1)自分は何をやってもダメ
と情けなく思う人は、
できないこと探しの名人。

2)名人なのに、
そのことに自分が気づいていない。

3)まずは、これに気づくことだ。

4)気づいた後は、
意識して、
悪い癖を捨てるようにする。

5)今度は意識して
「できること探しの名人」
を目指すこと。

5)今までの
自分の偏った思考癖に気づき、
正すことで、自分に対する感じ方も
随分違うものになる。

7)自分はできない人ではない。
できない部分もあるけれど、
できる部分もある。
人間、誰でもそんなもの。

8)できること探しを沢山して、
幸せな時間をもっと増やそう。