たった一言伝えるだけで、トラブル回避や円滑な人間関係が可能に!

今回は、
たった一言伝えるだけで、
トラブル回避や
円滑な人間関係が可能になる
という話。

たった一言でも、
言うか言わないかでは、全然違う。

きちんと伝えれば、
たくさん良いこともあるので、
その一言をきちんと言おう!
という内容だ。

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なぜこんな話をするのかは、
一言伝えなかったために、
トラブルが起きたり、
誤解により人間関係が
こじれてしまうこともあるからだ。

これは最近
我が家で起きたこと。

些細なことだが、
私は夫にイラっときた。

トイレを流す水の蛇口を
夫が勝手に
止めてしまったのだ。

私がトイレを使用後に
水を流そうとしたら、
水が全く出ない!

「もしかして、また断水?」
私はかなり焦った。

「トイレの水が流れない!
また断水みたいよ!」と叫んだところ、
夫はのうのうと
「それ僕が止めたんだよ」と言った。

夫は小さな水漏れに気づき、
配管工を呼ぶ前に
水を止めた方がよい
と考えたようだ。

それならそうと
一言私に伝えてくれれば
よかったのに!

たった一言「水止めたよ」
と教えてくれれば、
私も焦ることはなかったからだ。

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家庭内の
些細なことのみならず、
ご近所に対しても
夫は似たようなことをしている。

購入したテーブルセットが
我が家に配送された日のこと。

狭い私道を何軒かのご近所と
共有している我が家には、
大きなトラックが入ることは困難だ。

そのため、夫は気を利かせて
我が家の車を一時的に
家の前から移動させ、
トラックが入りやすいようにした。

その移動先がご近所のガレージの
真ん前だったのだ。

私が夫に
「XXさんに車をガレージ前に
置かせて貰えるよう
お願いしたの?」と聞いたとき、
夫は首を横に振ってこう言った。

「短い時間
置かせて貰うだけだから、
わざわざ言う必要はないよ」と。

このご近所は車を持っていない。
だから夫は大丈夫だと思っている。

でもそれは間違いだ。

朝の散歩に行くとき、
ご近所の隣人がガレージから
車を出すのを
私はよく見かけるからだ。

早朝に自宅を出る夫は
そのことを全く知らない。

夫は、
車を所有しない家のガレージ前に
自分の車を一時的に止めても
全く問題ないと考えている。

しかし、実際はその人の隣人が
ご近所のガレージを使用しており、
毎朝そこから車を出しているのだ。

もし夫がご近所に
我が家の車を一時的に
置かせて貰っていることを
伝えなければ、
面倒なトラブルも起こり得るのだ。

一言伝えれば済むことなのに、
「短時間だから、大丈夫」と
勝手に判断して黙っていれば、
後々揉め事に発展することも
予想できるからだ。

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トイレの水の件でも、車の件でも、
なぜ夫は何も言わずに
黙っていたのだろうか?

おそらくそれは、
自分にとっては明らかで、
はっきり分かっていることだから。

また、彼にとっては当たり前で、
些細なこと、大したことではない
と考えたからだろう。

しかし、一般的に言って、
自分にとってよく分かり、
当たり前だと思われることでも、
他人にとっては
必ずしもそうとは限らない。

私はトイレの水漏れに
全然気づいていなかった。

「水漏れがあるから、
蛇口を止めたよ」と
言って貰わなければ、
「断水だ!」と焦ってしまう。

ご近所のガレージ真ん前に
自分の車を停めたことも、
一時的であろうと、
その時にご近所の隣人が
車を外に出したければ、
トラブルになったはず。

一言伝えて、許可を得ておけば、
近所と揉め事を起こすことも
全くない。

たった一言
何が起きているのか?
相手に伝えることは、
さほど難しくないはずだ。

たったの一言で済むことでも、
言わなければ、
不都合や不具合を
生むリスクがあるのだ。

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たった一言伝えることは、
リスク回避のみならず、
人間関係を円滑にするのにも
役立つ。

たとえば、クライアントから
仕事を受けていて、
いつもより少し時間が
かかっている場合。

自分にとっては
仕事の進み具合が
はっきり見えていて、
もうすぐ終わるから大丈夫だ
と考えるかもしれない。

しかし、クライアントの立場では、
今回ちょっと時間がかかるのは、
「もしかしたら自分の依頼が
忘れられているのかも?」
と心配になることもあるだろう。

もし一言クライアントに
「今の進行具合は~です。
あと2日で完了します」
と中間報告するだけでも、
クライアントは安心できる。

するとクライアントからは
「この人は安心して
仕事を任せられる相手だ」と
信頼を得ることも可能だ。

たった一言伝えるだけで、
信頼関係が築かれて、
その後の人間関係も
円滑になるだろう。

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コミュニケーションが苦手な人が
どうすれば
人間関係が円滑になるか?
を知るために、様々な書籍を読んだり、
講座を受けたりする話を聞く。

コミュニケーションを上手く取り、
人間関係を改善するために、
色々なテクニックを学ぶ人もいる。

でも、
そんな難しいことを勉強するより、
ちょっとした気遣いで、
人間関係は大分良くなるのでは
ないだろうか?

そのちょっとした気遣いが
マメに一言伝えることだ。

もし皆が、たった一言
相手にきちんと伝えられれば、
それだけでも良いことはたくさんある。

たった一言により、
トラブルや誤解が起きるのを避けたり、
信頼関係が強化されたり、
円滑なコミュニケーションが図れて、
人間関係がより良くなったり。

自分にとっては当然なこと、
当たり前なこと、些細なこと、
大したことではないと思えても、
相手にとっては、
必ずしもそうではないことを
しっかり覚えておこう。

そして、事あるごとに
今何が起きているのか?
をマメに伝える習慣をつけよう。

そうすることで、
起こり得る揉め事を減らして、
お互いの関係性も良好になり、
素晴らしい人間関係を
築きやすくなるからだ。