はっきりとした自覚症状が
あるにも関わらず、
体の検査を受けても
異常が見つからない状態!
今回は、この問題で
悩んでいる方々へ向けて
お話ししたいと思います。
私もかつて、そのような辛い日々を
過ごしてきました。
しかし今は、
症状を軽減するための方法を
見つけることができました!
同じ悩みを持つ方々の
参考となるよう、
私の経験をシェアしたいと思います。
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私が経験する不快な症状
胃の違和感、持続する下痢や便秘、
目眩、顔のけいれん、
息の詰まり、喉の違和感等々。
これらの症状は同時に
現れるわけではありません。
あるときは
目眩と顔のけいれんが中心で、
別のときは消化器系の問題が
前面に出てきました。
これほどまでに
不快な症状に悩まされると、自ずと
「体に異常があるのでは?」
と疑念が生まれます。
病院での検査で
「異常はありません」
と言われても納得がいかず、
何度も違う病院で診てもらったことも
ありました。
しかしどんなに受診しても、
異常は見当たらないのです!
症状が出るたびに、
その部分に焦点を当てる
自分がいました。
そのことが常に頭に残り、
私の日常生活に
大きな影を落としていました。
そんな体の不調が
心の中で大きくなり、
重たい気持ちに押しつぶされるのが
最大の悩みでした。
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症状を治そうとするほど、逆に悪化する現実
ある時、私は自分の体の不調が
メンタルに深く関係していることに
気づきました。
そして、不調が起きるたびに
「ああまたか!」と
呆れるようになりました。
体に問題はないのに、
メンタルが原因で
こんなにも苦しむ自分に、
時折、情けなさを感じることも
ありました。
「こんなダメな自分を許せない!」
と自己嫌悪に陥り、
自分自身を追い詰めることも
あったのです。
しかし、
自分を責め続けても
状況は一向に良くなりませんでした。
むしろ気持ちが沈んでしまい、
体調まで更に
悪化していったのです。
「体は何も異常がないのだから」
と自分自身に言い聞かせ、
症状を見ないように努めたことも
あります。
しかし、
症状を無視しようとすればするほど、
苦しみは更に酷く感じられ、
手に負えなくなりました。
その結果、
更に自分を責めるようになり、
気持ちはますます暗くなり、
体調も悪化する一方でした。
私は長い間、
この泥沼から這い上がれずに
いたのです。
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自ら見いだした対処法
それでも、私はこうした症状を
ずっと絶え間なく
感じ続けていたわけではありません。
不快な症状は2〜3カ月も
続くこともありましたが、
ある時、自然に消えていることも
少なくなかったです。
そしてしばらくしてから、
今度は体の別の部分が
異常を示し始めます。
調子の良い時には、
何カ月も症状が出ず、
元気な時期もありました。
子供の頃に経験したような、
極端に酷い状態にはなりません。
体調が優れなくても、なんとか
最低限の生活は
維持できる程度です。
しかしながら、
症状が酷い時には、
私の生活の質は
かなり低下してしまいます。
症状があったりなかったり
という日々を過ごしながら、
長い年月が経過していきました。
年齢を重ねるにつれて、
このような不快な症状を繰り返しながら、
私はその対処法を身につけたと思います。
その対処法とは以下の通りです。
まず最初に、
感じている症状を否定せず、
そのまま受け入れることです。
ただし、
症状と真正面から向き合わずに、
自分の脇に置いておくようにします。
そして、日々の生活において、
やらなければいけないことや、
自分にとって大切なタスクに
取り組むようにします。
症状を感じている自分を責めたり、
ジャッジしたりすることはやめて、
単純に、その不快な症状は
一時的に自分の傍に置いておく感覚で、
他の仕事をやり始めるのです。
私は自分の体の状態を
常にチェックする癖がありますが、
もし自分がチェックしようとしたら、
「ちょっと待って!
チェックするのは後にしよう」と
意識的に先延ばしします。
「今すぐチェックしなくても、
後でゆっくりチェックすればいい」と
自分に言い聞かせ、
今はしないようにするのです。
こうしたアプローチで、
調子が悪い感覚を一旦横に置いて、
自分の生活に重要なタスクをやり始めれば、
意外にもタスクに集中できることも多いです。
そうなれば、あとは時間の問題です。
これまで不快だった症状が
徐々に軽減していくことも
しばしばありました。
そして、もうしばらくすれば、
症状は完全に消え去っていました。
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病気から学んだ教訓
この方法によって、
自分自身の体の不快な症状を
繰り返し取り除けるようになった今、
私は大きな気づきを得ました。
それは、「囚われること」が
私の体の不快な症状を
より酷くするということです。
どこか体に
不快な症状があったとしても、
それに囚われず、
自分の横に置いておけば、
知らぬ間にそれが消えていることに
気づきました。
この病気から得た教訓は、
「囚われることをやめる」ことです。
人生には多くの側面があるのに、
体の不快な症状に
囚われてしまうと、
そのことにのみ意識が向いてしまい、
他のことが全く
見えなくなってしまいます。
同時に、その不快な症状に
取り憑かれれば取り憑かれるほど、
体の不調は実際の大きさよりも
大きく感じられてしまうのです。
これが、私がこの病気から学んだ
大切な教えです。
つまり、
不調に囚われることをやめれば、
不調から解放されるということです。
そして、囚われないためには、
その不調を否定せずに
ありのまま受け入れること。
ただし、真正面から向き合わず、
脇にちょっと置いておくこと。
そして、何らかの活動を始め、
そのことに集中することです。
一つのことに没頭すれば、
傍らにあった不調も、
どこかへ消えていくことが
しばしばあります。
メンタル疾患の視点だけでなく、
人生全般において、
時には手放すことが
幸せをもたらすこともあるでしょう。
手放すことで、
自分はより豊かになり、
より幸せになれると感じる場合、
その囚われを手放すことが
最良な選択だと言えるでしょう。