引っ越し、転勤、転職、結婚など
人生には大きな変化が幾度もある。
大きな変化を上手く乗り切るためには
どのようにすればいいか?
それが今日のテーマだ。
人間は変化に弱い生き物だ。
特に人間関係や環境の変化は
大きなストレスになる。
引っ越して違う家に住む。
いつもとは違う場所で買い物して
新しいご近所との付き合いが始まる。
転職して、新しい職場環境で
新しい上司のもとで、新しい同僚と共に
新しい仕事内容を始める。
こういう変化に対して、
人は精神的に大きな負担を感じるものだ。
結婚して幸せな夫婦生活が始まる。
子供が生まれて、家族メンバーが増える。
こういう喜ばしい出来事は
ストレスにならないだろう
と思われがちだが、そうではない。
嬉しいこと、楽しいことでも
大きな変化を経験すれば、
人は精神的なストレスを受ける。
そして、その結果、鬱っぽくなったり
心身ともに疲れて、弱ってしまう
ことも普通に起きる。
それでは、どうすれば、大きな変化を
上手く乗り切れるのか?
まずは、大きな変化は
ネガティブに感じるものだけでなく
ポジティブに感じることも
すべて人に精神的な負担をかける
ということを知っておくこと。
一つだけ大きな変化があるなら
たいした負荷にならなくても、
同時に変化が重なれば
メンタル的にはかなり大変だ
と心得ておくことだ。
そして、可能であれば
大きな変化を同時に経験するのではなく
一つずつ対応できるように
自分なりに工夫してみることだ。
例えば、転職と引っ越しが同時に起きれば
人間関係や環境面での変化が
あまりにも大きすぎる。
同時に沢山の新しいことをするのは
精神的な負荷が大きすぎて
大変な思いをすることになる。
それだったら、転職が決まっているのなら
引っ越しするのを先延ばしにする。
新しい職場で、新しい仕事に慣れてから
引っ越しする方が、
一度にかかる負担も減るので
ラクに対応することが可能だ。
人は誰でもコンフォートゾーンがある。
コンフォートゾーンとは快適領域のこと。
ゾーン内のことは慣れ親しんだことで
ストレスを感じることはない。
コンフォートゾーンから出ることは
チャレンジを意味する。
ゾーン内にずっと留まれば
ラクではあるが、自己成長はできない。
コンフォートゾーンを出ることで
人は新しいことを学び
自分を成長させていける。
でも、あまりにも無茶苦茶な
大きなチャレンジを試みれば
心理的には大きな負担となり
挫折してしまったり、
上手くできなかったりして
自信をなくしたり
メンタルを病む原因になる。
いきなり大きな目標に挑戦するのではなく
小さな目標からチャレンジしてみて
少しづつ自分のコンフォートゾーンを
広げてゆくようにすれば
ムリなく楽に自己成長することが可能だ。
小さな目標は変化の振れ幅が小さいので
変化から受ける影響も減る。
常にコンフォートゾーン内いるような
変化なしの生活はマンネリ化する。
逆に、変化があり過ぎれば、
心理的な負担が大きすぎて
苦しくなってしまう。
ちょっとずつの小さな変化は
精神的なストレスもほとんどなく
その上、やっていて楽しいものだ。
ということで、自分自身で工夫して
変化の度合いを丁度よいものにする。
大きなイベントが同時に起きそうだったら、
自分でコントロールできる部分を
時期を変えたりして、大きな変化が
同時に起きないように注意することだ。
こうすることで、心理的なストレスを
減らすことができ、大きな変化を
上手く乗り切ることができる。