今日の午後は会社でプレゼン。
朝からなんだか
気分が落ち着かない!
明日は大事な試験がある。
試験に向けて、万全を期すため、
今夜は十分睡眠を取りたい!
でも、緊張によりリラックスできない!
人生の様々な場面で、
緊張と向き合うのは
よくあること。
「緊張するのは、嫌だな~」
と「緊張」を忌み嫌う人も少なくない。
今回の話は、
緊張によりネガティブ影響を
受けなくするには、
どうすればよいか? について。
次の3点を意識すれば、
「緊張」と
上手く向き合うことも可能だ。
1)緊張することは
悪いことではないと知る。
2)そのことに慣れること。
3)十分練習すること。
詳しく説明してゆきたい。
====
1)緊張することは
悪いことではないと知る。
緊張に弱い人の多くは、
「緊張は良くないものだ」
と考えている。
緊張はストレスを発生させ、
身体や心に負担をかける
と思っているからだ。
しかし、緊張は
必ずしも悪者ではない。
脳科学的には、「適度な緊張」は
ノルアドレナリンを分泌させて、
脳のパフォーマンスを高める。
その結果、仕事の効率も上がり、
良い結果を出しやすくなる。
「適度な緊張」があるからこそ、
張りのある活き活きとした
生活も可能だ。
実は、適度な緊張は、
ないよりも、むしろあった方が
望ましい。
良くないのは、
度を過ぎた極度な緊張。
過度な緊張は、過度なストレスを生み、
それにより、身体や心の健康が
蝕まれてゆくからだ。
むやみに「緊張すること」を
毛嫌いせずに、
「適度な緊張は良いものだ」
と覚えておけば、役に立つ。
これを知るだけでも、
自分の感じ方が
大分変わってくるからだ。
====
緊張がいけないものだ
と信じていれば、
緊張すること自体を
悪と扱うため、
余計なストレスに晒される。
緊張することそのものを
一時的ストレスとすれば、
緊張を忌み嫌い
「緊張してはならない!」と
心配している時に、
2次的ストレスが生まれる。
自覚していなくても、
緊張を心配するあまりに
心的エネルギーを不必要に
外に漏らしてしまうこともある。
でも、「適度な緊張は
むしろ良いものだ」と
思っていれば、それは起きない。
緊張することを
心配しないので、
2次的ストレスは生まれないからだ。
緊張に限らず、ストレスにおいても
同様のことが言える。
ストレスそのものを
一時的ストレスとすると、
「ストレスは悪いものだから」
と考えて、忌嫌えば、
ストレスがあることを心配して、
2次的ストレスが生じる。
しかし、
「適度なストレスは良いものだ」
と認識できれば、
ストレスを持つことを
悩みとしないから、
2次的ストレスで苦しまない。
実際に「ストレスは良いもの」と
捉えられれば、
ストレスを味方につけることも可能だ。
その結果、ストレスにより
ダメージを受けるのではなく、
パフォーマンスを上げて、
より良い結果を出せる。
緊張に関しても、
全く同じことが言えるのだ。
ただし、ここで注意が必要。
適度な緊張レベル、
適度なストレスは、
望ましいものだが、
過度な緊張、過度なストレスは、
私たちの多くが想像するように、
やはり悪影響を及ぼす。
「適度な」の部分に
重要なポイントがある。
====
2)そのことに慣れること。
緊張は必ずしも
悪くはないと知った上で、
どうすれば、緊張と上手く
向き合えるか?
それは、緊張を引き起こす対象に
慣れてしまうことだ。
もし、プレゼンで
緊張が起きるのなら、
プレゼンすることに
慣れてしまえばよい。
慣れた後には、
緊張しなくなるから。
慣れるためには、
そのことを繰り返し
何度もやる必要がある。
プレゼンする機会があるたびに
尻込みせずにやってみよう!
そして、そのことに
すっかり慣れてしまうのだ。
プレゼンの機会は
そんなに沢山なくても、
それと似たようなことを
自分で探せるはず。
プレゼンの場合には、
おそらく人前で話すことに
緊張を感じるのだろう。
それなら、プレゼンでなくても、
他の場面で人前で話す機会を
積極的に作り出せばいい。
とにかく、そんな機会があれば、
やらない選択をするより、
どんどん挑戦して、慣れてしまうと
お得だ。
====
これは私の体験談。
私は以前、
高速道路を運転するのに
非常に緊張していた。
高速道路の入り口では、
ハンドルを握る手は汗ばみ、
心臓の鼓動がドキドキと
早く強く耳の中で聞こえている。
緊張により、
身体がコチコチになっていた。
しかし、私は意図的に
高速道路に何度も入り、
高速運転に慣れるよう試みた。
正直、最初は緊張で
かなり大変だった。
しかし、何度も繰り返して
高速道路に入っているうちに、
徐々に慣れてきた。
不思議と、気づいた時には
難なく普通に高速道路運転が
できるようになっていた。
慣れた後は、緊張することも
ほとんどない!
「慣れというのは、
本当にスゴイものだ!」と驚いた。
繰り返しやることで、
嫌でも慣れてしまうもの。
そして、慣れた後には、
緊張することも全然なくなる。
最初はちょっとシンドイけれど、
そのシンドイを乗り越えた先には、
慣れという強い味方が待っている。
「緊張が嫌だな」と感じることを、
意識的にどんどんやって、
慣れた方が、後がラクだろう。
慣れた後には、
緊張することはなくなるからだ。
====
3)十分練習すること
慣れるためにも
十分練習すること。
練習することで、
長期的には、慣れることが可能。
そして、慣れる段階に入る前でも、
「練習」は短期的な効果がある。
それは、緊張するのを
忘れさせてくれること。
人間脳は、複数のことに
意識が向きにくくできている。
一つのことを心配していても、
何か別のことに意識が向けば、
その心配は薄らいでゆく。
何かにフォーカスを当て、
そのことに一生懸命になれば、
心配することに
自然と注意が行かなくなる。
プレゼンの前に
「上手く行かなかったら?」
と考えてしまい、
心が不安で満たされたなら、
その心配はちょっと横に置いておき、
実際に「練習」に着手しよう。
最初のうちは、
心配が自分のすぐ傍にいる
と自覚できる。
でも、練習に気を取られ、
それに一生懸命になっていたら、
今まであった心配もいつの間にか
どこかへ消えてなくなっている!
練習することで忙しいから、
心配する余裕がなくなった
ということだ。
また、練習により、
実際に本番で上手く行く
可能性も高くなる。
「失敗したらどうしよう」
と心配する気持ちがあれば、
まずは「練習」に徹してみることだ。
練習により、心が忙しく、
心配する暇もなくなるからだ。
それと同時に
成功する確率も上がる。
更に、練習を積み重ね、
慣れることが可能ならば、
そのうち、長期的には
そのことをやるにも
全く緊張しなくなるものだ。
====
ということで、
今回の話をまとめれば、
緊張することを
忌み嫌うのはやめよう。
なぜなら、適度な緊張は
悪いことではなく、
むしろ望ましいものだから。
このことを知った上で、
練習を沢山してみよう。
短期的に、練習は
緊張の心配を忘れさせてくれる。
練習により、そのことが
上手く行く可能性も高くなる。
更に、練習を繰り返せば、
そのことに慣れてしまい、
長期的には、それをやる際、
もう緊張しなくなるという
ステキな現象も体験できる。
緊張は必ずしも
悪いことではない。
適度な緊張をして、
パフォーマンを上げよう!
適度な緊張により、
張りのある活き活きとした
生活を目指そう!
緊張を味方につければ、
いいことも沢山あるよ。