自分一人でできる、イライラ、モヤモヤを排出し、心を落ち着ける方法

今回の話は、
イライラやモヤモヤで
どうにもならない時、
自分一人でできる
心を落ち着かせる方法について。

激しいネガティブ感情に
襲われた時、
信頼できる人が近くにいて、
話を聞いて貰えれば、ラッキー。

しかし、そんな人が
必ずしもいるわけでもないし、
いても、大切な人に
嫌な感情を伝染させたくない
と思うこともしばしば。

誰も巻き込まずに、
自分一人で解決できれば
どんなによいことか。

実は、一人でも
イライラ、モヤモヤを
上手く排出する方法がある。

今回は、
その方法について。

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この方法を実践する際、
予め簡単な準備が必要だ。

それは、紙とペンを
用意すること。

いつでも、どこでも、気軽に
書き出せるよう、
手が届きやすい場所に
紙とペンを常に置いておく。

紙とペンを直ぐに
使えるようにすることは、
この方法以外にも役に立つ。

ぼーっとしている時、
いきなり良いアイデアや
ひらめきが降りてくることも多い。

そんな時、
書き留めるものがなければ、
アイデアやひらめきは
直ぐにどこかへ消えて
忘れ去られてしまう。

せっかくの素晴らしい
アイデアなのに、
これではちょっと残念だ。

ステキなアイデアが
突然、自分の前に現れた時、
紙とペンを近くに置いておき、
その都度書くことは、とても有益だ。

自宅では
過ごす時間が長い場所に
置いておこう。

たとえば、
リビングルームやキッチン、
バスルームの中など。

外出時のためにも
持ち歩くカバンの中にも
入れておく。

そして、必要な時には、
紙とペンを手に取って、
書く習慣を身につけよう!

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では、実際には
どのように実践するのか?

まず最初に、
自分の頭の中にあることを
すべて紙に吐き出してみる。

他人には見せないので、
遠慮なく何でもどんどん書こう!

汚い字でもOK。
荒い言葉遣いでもOK。
人には言えないようなことでも
正直にすべて書いてみるとよい。

自分の頭の中にある
イライラやモヤモヤ、
考えることを
紙に殴り書きするのだ。

パソコンでのタイプもありだが、
どちらかと言えば、
実際に紙とペンで
手を動かして書いた方が
効果がある。

言いたいことを
すべて書き尽くしたら、
その紙から一旦離れて、
他のことを始めてみる。

散歩に行ってもよいし、
家事をしてもOK。

自分の目の前にあること、
今やるべきタスクなど、
何でもいいから、
他の活動に移ることだ。

言いたいことを
すべて書き出した後には、
アウトプットをしたので、
書き始める前よりは
心は落ち着いているはず。

激しく燃えていた感情も
少しは沈静化して
他のタスクをすることが
普通にできる。

この方法が効果的なのは、
書くというアウトプットを通して、
自分の中にあるものを
外に出してしまえるからだ。

アウトプットとは、
書いたり、話したりして、
感じていること、考えていることを
自分の内から外に排出すること。

やってみれば分かるが、
何らかの形で
アウトプットすれば、
自分の感じ方も今までとは
大分違ったものになる。

外に出せた後には、
スッキリできるからだ。

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書いた後には、
全く違う作業を
30分間くらいやってみて、
きりがいいところで、
再度、さっき書いた紙に戻る。

そして、30分前に
自分が書いたものを
客観的に読み返す。

この時には、
さっきよりも感情も落ち着き、
自分を俯瞰しやすくなる。

感情の大波に自分自身が
飲み込まれていた時には、
全然見えなかったものも、
見えてくるようになる。

すると
少し前に自分の内にあった
激しい感情や
それを引き起こしていたものを
冷めた目で観察できる。

自分自身を俯瞰できるようになったら、
自分が「賢者」になったつもりで
ポジティブなアドバイスを
自分自身にしてあげるのだ。

もう一人の自分が
自分に対してアドバイスする際、
相談する側と、される側の二役を
一人でこなすことになる。

これはある意味、
自分で自分をカウンセリング
するようなものだ。

そのアドバイス内容も
紙に書いてみるとよい。

賢者の立場で客観視して
自分に役立つフィードバックをした後は、
書き殴った怒りに満ちた紙は
ビリビリに破いて
ゴミ箱にポイっと捨ててしまおう。

30分間の寝かす時間は、
あくまでも目安にすぎない。

熱いものを冷ます時間だ
と考えればよい。

そのためには
最低でも30分はかかる
ということ。

場合によっては
1時間後でもいいし、
90分後でも構わない。

熱せられたものが
冷めた時点で、
少し離れた地点より
自分自身を見つめることが大切だ。

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この方法の利点は、
いつでも、どこでも、安価に
気軽にできること。

ただ、書き慣れない人には
ちょっと敷居が高いかも。

でも、「書く」と言っても、
きちんとした文章を
書く必要はない。

頭の中にあることを
何でもいいから
そのまま書き殴るだけで十分だ。

実践すれば分かるけど、
書き出した後には
けっこうスッキリするもの。

そうすることで自分の内にある
イライラやモヤモヤの大部分が
外に出て行くからだ。

簡単にラクにできる方法なので、
もし、あなたがイライラ、モヤモヤで
どうしょうもなくなったら、
試して欲しいものだ。

そのために、
いつでも紙とペンを
手の届く場所に置いておこう。

感じること、考えること、
自分の頭に中にあることを
すべて書き尽くした後には、

紙から離れて、
他の作業をやり、
熱くなったものを冷ますこと。

30~90分後に再び紙に戻って、
今度は冷静な視点で自分を振り返り、
賢者になったつもりで
自分にフィードバックする。

これは、
誰にも迷惑がかからず、
自分一人でできる
かなり効果的な方法だ。

必要な時には、
ぜひあなたも試してみてね。