毎晩、良く眠れていますか? パート2

昨日は、私の不眠対策の一つとして
「MSG摂取を減らすこと」をご紹介した。
今回は、私の不眠対策 パート2として
「心構え」のお話をしてみたい。

良い睡眠は、身体の健康にも、
メンタルヘルスにも良いだけでなく、
アンチエイジングにも役立つ。
心身ともに健康で、若々しく生きるためにも
良い睡眠が取れるよう心掛けることは、
素晴らしい。

熟眠できた翌日は、気分的にも爽快で元気だ。
エネルギーも十分あるので、仕事の能率も上がり、
物事が順調に進むように感じる。
このことを知っているから、
翌日に大事な用事がある場合は、
前夜は早めに就寝して、良い睡眠を取り、
翌日の試験やミーティングなどに
ベストコンディションで臨もうと意気込んでしまう。
「今夜も熟眠できますように」と祈りながら
いつもより早めに床に入るのだ。

でも、私の場合は、これをしてしまうと
逆に眠れなくなる。
頑張って眠ろう、眠ろうと思えば思うほど
入眠できないのだ。
せっかく早く床に入ったのに
目がだんだん覚めてくる。
そして、いつもの寝る時間になっても
まだ、眠気が起きない。
そのうち、「今、何時だろう?」と
時計が気になり始めるのだ。

「あ~、もう午前1時か。
早く寝ないと、明日の用事に
ベストコンディションでいられない」
と心配するようになる。そして、
夜が更けるにつれて、早く寝付きたい
という気持ちが強くなる。
同時に、焦りの気持ちも出てくるのだ。

午前2時になっても、未だ、眠れない。
「あ~、どうしよう、たとえ今すぐ寝付けても
午前6時には起床しなければいけないので、
あと4時間しか寝ることができないよ!」
と焦りは更に強くなってゆく。

ここまできたら、焦りと不安でいっぱいになり
リラックスモードとはほど遠い状態になる。
交感神経が活発になり、
もう熟眠どころではなくなるのだ。

それでも、午前4時近くになれば、疲れてくる。
半分寝ていて、半分覚醒しているような状態で
ウトウトとしていると、目覚まし時計のアラームの音が。
「今日は大切なミーティングがあるから
良く寝ておこうと思ったのに、
結局は眠れなかった」と残念に思う。

こういう経験をするのって、私だけだろうか?

良い睡眠を取ろうと意識して頑張ると、
私の場合は逆効果だ。
頑張って眠ろうとする時、
眠ることへの執着が生まれる。
執着がある時は、望むものを
手に入れることは難しい、というのが私の実感。
寝ることだけに限らず、すべてのことに
同じことが言える、と感じている。

それよりも、「まあ、眠れなくてもいいや」と
良い意味で諦める。
眠ることへの執着を捨てて、気持ちが緩んだ時、
熟眠できたりするのだ。

身体が本当に疲れていて、
睡眠を必要としている時には
眠らないようにしようと頑張っても
寝てしまうものである。
だから、「眠ろう、眠ろう」なんて
意気込まない方が良い。
それよりも、眠るということに
フォーカスを当てることなく
他のことを考えていた方がマシだ。

もし、私と似たような人がいれば、
眠ることに対して、良い意味で諦めてしまおう。
「まあ、眠れなくてもいいや」と
軽い気持ちになれれば、
そのうち、熟眠できるようになると思うよ。