自分らしさを守る!他人のアドバイスとどう向き合う?

この記事では、
自分の特性や性質について、
「もっとこうしたほうがよいよ」
と他人からアドバイスを受けたとき、
そのアドバイスに従うべきかどうかを
考えてみたいと思います。

本来の自分や素のままの自分を
大切にすることの重要性を
お話しします。

真面目で頑張り屋さん、
謙虚で自責の念が強く、
心を病みやすい人に
読んでいただきたい内容です。

====

他人からアドバイスを受けることはないですか?

頼んでもいないのに、
「こうしたほうがいいよ」と
アドバイスを受けたことは
ないでしょうか?

今回焦点を当てたいのは、
あなたの特性や性質に関して
「今のあなたのままではダメ。
もっとこうするべき」といった
特性や性質を変えることを促す
アドバイスです。

たとえば、
「もっと前向きに考えたほうがいいよ」
「小さなことを
あまり気にしないほうがいいよ」
「もっと社交的になったほうがいいよ」
「感情を表に出さないほうがいいよ」

「他人をもっと信頼したほうがいいよ」
「もっと計画的に動いたほうがいいよ」
「柔軟な考えを持ったほうがいいよ」
「人の言うことは素直に聞かなきゃ」
「もっと他人に気遣うべきだよ」
といったようなものです。

真面目で頑張り屋さんのあなたは、
そんなときに
相手のアドバイスを受け入れて、
「自分はもっとこうしなきゃ」
「自分の至らない点を改善しなくては」

「このままじゃダメだ。もっと頑張らなければ」
などと思って、反省したり、
改善のための努力を
始めるかもしれません。

指摘された部分や、誰かと比べて
足りないと言われた部分を
埋めようとして頑張るのです。

でも、ちょっと待ってください!

ここで一旦立ち止まり、
冷静に考えてみては
いかがでしょうか?

あなたは
本当に相手の言ったことに従い、
あなた自身を変えたほうが
よいのでしょうか?

====

他人のアドバイスを鵜呑みにしないほうがよい理由

自分の性質や特性に関して
改善を求めるアドバイスは、
鵜呑みにするのは避けるべきです。

なぜなら、多くの場合、
他人の言葉は深い意味もなく
無責任なものだからです。

相手はあなたのことを
あなた以上に知っているわけでは
ありません。

その場の雰囲気や気分で
無責任に発言することもあります。

おそらく翌日には、
あなたに何を言ったかさえ
覚えていないでしょう。

真面目で勤勉なあなたは、
相手の言葉を真摯に
受け止めようとするかもしれませんが、
言われたことを
そのまま鵜呑みにして従う必要は
ありません。

相手の意見を
考えてみることは大切ですが、
それをそのまま受け入れるのは
危険です。

また、傲慢で
人間関係の境界線があいまいな人は、
自分の都合のよいように
あなたをコントロールしようと
することがあります。

そのような人は、
「私はあなたのためを思って
言っているのよ」と言い、
自分の言う通りに変わることが
あなたのためだと主張します。

しかし、実際には、
自分の都合の良いように
あなたを動かしたいだけなのです。

このような自分勝手で
傲慢なアドバイスは、
聞き入れる必要はないでしょう。

====

変わることは自分にとって意味あること?

もちろん、相手の言うことが
適切な場合もあるでしょう。

しかし、
それが適切かどうかを決めるのは
相手ではなく、あなた自身です。

よく考えてみてください!
相手の言うように
自分の特性や性質を変えることが、
本当にあなたにとって
意味のあることでしょうか?

もし、あなたが
自分の特性や性質を変えれば、
よりハッピーになり、
より豊かな人生を
送れるのでしょうか?

その変化が本当に必要かどうか、
自分自身で判断することが重要です。

私の意見ですが、
誰かの何気ない一言や理不尽な言葉で、
あなたの特性や素晴らしさを抑え込むのは、
とてももったいないことです。

「もっと前向きに考えたほうがいいよ」
と助言されても、
現実を直視することも大切です。

楽観的な考え方ばかりでは、
問題を見落とす可能性もあるでしょう。

「もっと社交的になったほうがいいよ」
と言われたとしても、
内向的な性格もステキな個性です。

深く考える力や
自己完結する力を持っている点でも、
素晴らしいことです。

「感情を表に出さないほうがいいよ」
とアドバイスされても、
感情を素直に表現することは
信頼関係を築くために必要ですし、
自己理解を深める手助けにも
なるでしょう。

「他人をもっと信頼したほうがいいよ」
と言われても、
慎重に信頼する相手を選ぶことも
自己防衛の一つであり、
自分自身を守るために必要です。

「もっと計画的に動いたほうがいいよ」
と提案された場合でも、
すべてを計画通りに進めることが
成功の鍵とは限りません。

柔軟な対応や即興での判断力を
求められる時もあるのです。

「柔軟な考えを持ったほうがいいよ」
と指摘されても、
自分の信念を貫くことも立派です。

それは、ある意味で
素晴らしいことと言えるでしょう。

「人の言うことは素直に聞かなきゃ」
と助言されても、
自分の意見や考えを持つことも
同じくらい大切です。

他人の意見に流されずに
自分自身を信じることは、
価値あることだからです。

「もっと他人に気遣うべきだよ」
と言われても、自己犠牲ばかりではなく、
自分を大事にすることも大切です。

自分が満たされてこそ、
他人を満たすことが
可能になるからです。

どんな性質、特性にも
必ず良い面と悪い面があります。

短所も長所も表裏一体であり、
ある角度からは悪いものに見えても、
別の角度から見れば
長所になることもあるのです。

謙虚で素直で真面目なあなたは、
相手の言うことを真剣に
受け入れようとするかもしれません。

しかし、
短所も長所も表裏一体であることを
念頭に置き、本当に自分にとって
変わることが良いことなのか、
冷静に判断したほうがよいでしょう。

====

焦って反省や改善をしないこと

人から気になる言葉や
胸に刺さる言葉を言われたとき、
すぐに反省して
改善の努力を始めるのではなく、
一旦立ち止まって
考えることが大切です。

「自分を変えなきゃ」と思うときは、
心や身体が疲れていることが多いです。

まずは自分の状態を確認し、
疲れているならば
心身のケアを優先しましょう。

心身が落ち着いたら、
その言葉について
冷静に向き合うことが賢明です。

その際、ノートにその言葉を書き出し、
意味を考えてみましょう。

反省や改善が本当に必要なのか、
自分らしさに
無理が生じないかを検討します。

人から言われたことに
素直に従うのは必ずしも
望ましいわけではありません。

じっくり考えた結果、
それが自分にとって良いと感じたなら、
改善を試みてもよいでしょう。

しかし、自分らしさを捨てて
無理に変わろうとする努力は
避けたほうが無難です。

本来の自分を否定して
無理をすることは、
労力が多くても
実りは少ないものだからです。

結果的に疲弊し、
行き詰まりを感じるでしょう。

他人の意見よりも、
自分自身の特性や素のままの自分を
大切にしてもよいでしょう。

====

誰にでも欠点はある。それが人間

誰にでも欠点や至らない点が
あるものです。

あなたも他人から
欠点や至らない点を
指摘されることが
あるかもしれません。

確かに
その通りかもしれませんが、
欠点や至らない点を必ずしも
改善しなければならないわけでは
ありません。

なぜなら、人間である以上、誰もが
欠点や至らない点を
持っているからです。

それと同時に、あなたには
素晴らしい部分や輝いている面も
たくさんあります。

つまり、劣った面と優れた面の
両方が存在するのです。

真面目で勤勉で謙虚な人は、
「自分には悪いところしかない」
と思いがちですが、これは誤解です。

どんな人にも、良い面と悪い面の
両方が備わっています。

このような人は、
自分の欠点にばかりフォーカスして、
良い面を見失っているのでしょう。

人は、フォーカスするものが
実際のサイズよりも
大きく見えるものです。

その結果、
フォーカスしていない部分は
過小評価されたり、
見えなくなってしまいます。

人間は不完全な存在です。
欠点や至らない点があるのは
当然のことです。

欠点を改善しようとする姿勢は
素晴らしいですが、それ以上に、
自分の良い面を見つけて
光を当てることも大切です。

欠点や悪い点を
否定する必要はありませんが、
それを誇張する必要もありません。

良い面と悪い面の両方を
そのまま受け入れることが、
バランスの取れた生き方だからです。

バランスを取ることで、心が安定し、
より豊かで幸せな生活を
送ることが可能になるでしょう。

====

まとめ:自分自身をもっと好きになるために

この記事では、
自分の特性や性質について
アドバイスを受けたとき、
そのアドバイスに従うべきかどうかを
考えてみました。

他人のアドバイスを
鵜呑みにするのは
適切ではありません。

なぜなら、他人の言葉は
無責任で深い意味がないことも多く、
相手があなたを
コントロールしようとしている場合も
あるからです。

そのため、
アドバイスを受けた際には、
すぐに従うのではなく、
自分自身と向き合って
じっくり考えることが必要です。

そのアドバイスが本当に
あなたにとって意味があるのか、
自分の特性や性質を変えることが
よりハッピーで豊かな人生に
つながるのかを考えてみてください。

無理に自分を変えることが
自分を苦しめることにならないかも
大切なポイントです。

自分と向き合う際には、
心身が良い状態で
落ち着いて考えられるかが重要です。

もし心身が疲れているなら、
まずは自分のケアをして
健康を取り戻しましょう。

その後に、
冷静に考えるとよいでしょう。

私たちは皆、不完全な存在であり、
短所と長所を持っています。

短所と長所は表裏一体で、
見る角度によって
変わることも多いです。

自分の至らない点ばかりに
目を向けるのではなく、
優れた面や素晴らしい面にも
目を向けて、
中立的でバランスの取れた視野で
自分自身を見つめてみましょう。

自分の欠点も受け入れながら、
素晴らしい部分を認めてあげることで、
自分自身を
もっと好きになれるでしょう。

どうか、自分らしさを大切にして、
あなたらしい輝きを
放ち続けてください。