「やる気が出ない!」を少しでも軽減する方法

今回は、
「やる気が出ない!」を
少しでも軽減する方法について。

「早く宿題をしなければ……」
「片付けしなければ……」
「夕食作らなきゃ……」
「早く行かなきゃ……」等々、

「やらなければならない」
と思っているのに、
なぜかやる気が出ない人に
聞いて欲しい内容だ。

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こんな場合
どうすればよいのか?

その答えは
「~しなければならない」の代わりに
「~しよう」という言葉に
切り替えることだ。

具体的には、
「宿題をしよう!」
「片付けしよう!」
「夕食を作ろう!」
「早く行こう!」というふうに、
「~しよう!」に言い換える。

このように
普段使う言葉を
少し変えるだけでも、
「やる気が出ない」は
大分軽減されるもの。

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なぜそうなのか?

その理由は、人間は、
他人から強制されたり、
やらされ感があったりするときには、
やる気を失うものだから。

逆に自分が決めて
自発的にやることは
エネルギーに溢れて
元気にやり遂げられる。

「~しなければならない」
という言葉には、
強制的にやらされているとか、
義務感の意味合いが含まれる。

やらされ感がやる気を奪い、
面倒な気持ちを増幅させ
人を疲労させてしまうのだ。

「~しなければならない」
と思いながら、朝から晩まで
ずっと動いていれば、
夕方には疲れがどっと出て、
夜はぐったりしてしまうだろう。

常にやらされ感で行動するのを
長期間続けていれば、
「自由のない生活だ!」
「自分でコントロールできない人生だ!」
と感じやすく、徐々に無気力になってゆく。

すべてが面倒くさくなり、
やる気が
すっかり失われてしまうのだ。

いつも義務感を抱き、
「~しなければ」
と思いながら生きるのは、
メンタル的にも健全ではない。

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それに対して、
「~しよう」には
自分自身で決めている、
自分がコントロールしている、
という感覚がある。

これは、やらされ感とは
真逆のものだ。

自己決定感があるものは、
不思議と自然に活力を
与えてくれる。

「~しよう」と常に言ってる人は
義務感で自分自身を
縛りつけることはない。

そのため、自由な気持ちで
活き活きと動いて、
疲れを感じにくい生活がしやすい。

「~しなければ」と「~しよう」とは
言葉的にはさほど違いがない
と思われる。

しかし、心理的には
大きな差を生むものだ。

「たかが言葉」と思う人も
いるかもしれないが、
言葉を軽く見るのは禁物。

なぜなら、人は1日6万回ほど
自分の心の内で
つぶやいているからだ。

人によってその回数は
多少違っても、自分の心の中で
色々な言葉を発しているのは
確かなこと。

自分が自分に言う言葉を
少し変えるだけでも、
大きな違いが出るのは
不思議ではないだろう。

自分のやる気を阻害する
「~しなければならない」を
ずっと心の中で唱えていれば、
それだけでも元気がなくなる。

その代わりに
「~しよう」と言い換えれば、
自らやっている感覚になり、
嫌な気持ちも生まれない。

何度も繰り返し言う言葉を
少しでも変えることは、
私たちの想像以上に
大きな変化をもたらすのだ。

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人間誰でも
言葉の癖を持っている。

言葉の癖は、他の癖と同様に
すっかり自分の身についたもの。

気をつけなければ、自然と
それを言ってしまう。

だから最初は意識して
言い方を変えることが必要だ。

「やりたくないな」と感じたときは、
「~しなければ……」と
自分に言っていないか?
確認するとよい。

そして、そのたびに
「~しよう」に言い換えること。

独り言のように
声に出した方が効果的だ。

誰もいないところで
「~しよう」と発してみよう!

最初のうちには「~しよう」
と言っても、さほど効果を
感じられないかもしれない。

しかし、
「~しよう」に慣れて、
「~しなければ」の数が減れば、
やらされ感で動く時間も少なくなり、
気力が奪われることもなくなる。

一日中「~しよう」と
言いながら行動すれば、
以前のように義務感で
自分を縛りつけることもなく、
自由な気持ちになれる。

すると気力も出てきて
元気で活動することも可能だ。

「~しなければ」の言葉が
発せられなくなればなるほど
気持ちが解放されてゆく。

口癖を変えるのは
簡単ではないが、
やる気をそがないために
言葉を言い換えるチャレンジは、
やる価値のあるものだ!

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やることが多いのに、
やる気が出なくて
困っている人は、
ちょっとだけ言葉遣いを
変えてみよう!

具体的には
「~しなければならない」から
「~しよう」に言い換えること。

たったこれだけの違いでも、
心理的にはやらされ感から解放され、
自分でコンロトールしている感覚が
得られる!

なんだかやりたくないな~
と思うときには、
「~しなければ」と
自分自身に言っていないか?
注意を払うとよい。

その言い方は
義務感を強くするだけで、
自分自身を縛りつけるもの。
言わない方が無難だ。

「~しよう!」と最初は
声に出して言うとよいだろう。

この言い方に慣れれば、
自発的に動いているように
感じられて、
徐々に元気を取り戻せる。

小さな言葉の変化でも、
何度も繰り返し言うことは、
大きな変化に発展する。

「~しなければ」ではなく、
「~しよう」に言い変えよう!

そして、エネルギーに溢れて、
元気に楽しく活動しよう!