願望実現がしやすくなるためのコツ

今回は、
願望実現が
しやすくなるためのコツ
について。

「こうなったらいいな~」
と思うけれど、
なかなか願望実現できない人に
向けた話だ。

自分の願望を実現するための
ポイントを幾つか紹介したい。

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まず最初に
「執着は願望実現を妨げること」
を知るとよい。

執着とは、ある特定のことに
「絶対~でなければならない」
と強い気持ちを抱くこと。

そのことを
ギュッと手で握りしめ、
どうしても放したくない
と頑張る姿勢だ。

別の言葉で言えば、
「囚われている」とか、
「固執している」と表現できる。

執着しているかどうかを
知るには、
夢や願望を思い描くとき、
自分の感覚や感情に
注意を払うとよい。

もしネガティブな気持ちが
少しでも出てきたら
「自分はそのことに執着している」
と言ってもよいだろう。

残念ながら
あまりにも強い執着心があれば、
望んでいる願望は
実現しにくくなる。

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「~したい」「~を手に入れたい」
と欲を持つのは
悪いことではない。

人間にとって
欲を持つのは
自然なことだからだ。

人に迷惑のかからないような欲を
自分の中で持つことは
全然問題ないし、
むしろ良いことだ。

しかし、欲が行き過ぎれば、
「執着」に変ってしまう。

「どうしても手に入れなければ!」
と身体を強張らせ、眉間にしわを寄せ、
ギュッと握りしめるようになれば、
欲深さは悪い方向へ進んでゆく。

それが手に入っていない
今の自分に満足できず、
良い感情を抱くことは
不可能だからだ。

「どうしても! どうしても!」
と強く願うのと同時に、
それがない今の自分に対して
惨めな気持ちが湧いてくる。

この心の状態は、
望ましいものからは
ほど遠いものだ。

「欲」の部分は良いけれど、
「執着」の部分は
捨ててしまった方が
願望は実現しやすい。

小さな子供が
将来の夢を語るとき、
無邪気に
楽しそうに話してくれる。

まさにこれが
「欲はあるけど、執着がない」
という状態だ。

子供を見習って、
軽やかな気持ちで
「こうなったらいいな~」と
楽しい妄想をするとよいだろう。

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次のポイントは
大きな夢を幾つかの小さな夢に
変換すると、やりやすいこと。

自分にとって
非現実的なほど大きすぎる夢を
思い描けば、
心の内でもう一人の自分が
「そんなのムリに決まっている!」
と嫌な言葉を投げかける。

その言葉を聞けば、
気分は落ち込み、
凹んでしまうだろう。

これでは願望は叶わない。

それなら
もう一人の自分が
「そんなのムリ!」
と言わないくらいの目標に
下げてしまえばよい。

たとえば、
「20万円の月収アップ」
と望んだ場合には、
「ムリムリ!」と聞こえてくる。

でも、「毎月5千円アップ」にしたら
どうだろうか?

これなら自分にも
できそうだから、
自分が自分に対して
否定的な言葉を
使わなくなるはずだ。

自分から出る酷い言葉を
聞かなければ、
不快になることもない。

5千円アップが実現したら、
今度は更に5千円アップを
目指せばよいのだ。

5千円アップという
小さな階段を次々と登れば、
気がついたら20万円アップしていた
ということも夢ではなくなる!

このように
大きな目標を細分化して、
ワンステップずつ着実に
進んでゆくのがお勧めだ。

このやり方なら、
自分を虐めるもう一人の自分も
嫌なことを言うこともなく、
黙っているから安心だ。

小さなステップを
軽く見ないで!

小さなものでも
繰り返しやり続ければ、
やがては大きなものに
積み上がるからだ。

大きな負担もなく、
割とラクに大きな目標に
到達できるのが、このやり方だ。

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もう一つのポイントは、
ブラックエンジンには
なるべく頼らないこと。

ブラックエンジンとは、
足りてない自分を
モチベーションに
一生懸命努力すること。

何かを成し遂げるのに、
ブラックエンジンを使うのは、
一時的には有効だ。

しかし、長い間の使用は
避けた方が望ましい。

頑張ったお陰で
まあまあ成果が出ても、
このやり方は長期的には
気力を消耗して、
自分自身を疲れさせて
しまうからだ。

それよりも、
マインドセットを少し変えれば、
ブラックエンジンに頼ることも
少なくなる。

そのためには
未だ願望実現ができなくて、
現状に満足していなくても、
今まで自分が頑張ってきたことを
思い出そう!

「私はあれも、これも
それも試した!」と
今まで自分が実践したことに
フォーカスを当ててみるのだ。

そして、
「一生懸命、
今までよくやったね!」
と自分の努力を認めてあげること。

未だ手に入らないものに
焦点を当てるのではなく、
今までの努力により
もう既に手にできたものに
意識を集中させるのだ。

それは
小さなことかもしれない。

しかし、小さなことでも、
少しずつやってゆけば
大きなものに発展することを
覚えておこう!

夢に向かって
一足飛びで行くのではなく、
「昨日はこれをマスター」
「今日はあれをマスター」と
マスターできたものに注目して、
小さなステップを
ゆっくり登ってゆくのだ。

このような姿勢でいれば、
ブラックエンジンによる
ガムシャラな頑張りもなくなる。

意識の向けどころは、
まだ手に入っていないものではなく、
もう既に手に入ったもの!

これを意図してやるだけでも、
自分に対する感じ方も
大分変ってくるものだ。

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今回の話をまとめれば、
願望実現がしやすくなるコツは
以下の通り。

1)「絶対に~」という
強い執着の気持ちは手放して、
子供が夢を語るときのように
「~になったらいいな~」と
楽しい妄想をすること。

2)あまりにも非現実的な
大きすぎる目標は、
幾つかの小さな目標に割ること。

3)未だ手に入らないものに
焦点を当てるのではなく、
今までの努力により
手に入ったものに
意識を向けること。

この3つを心得れば、
今までとは全く違った
心地良い感情が湧いてきて、
願望実現もしやすくなる!