今回は、
「意図してこれをすれば、
ネガティブ思考になったり、
暗い気持ちになったりするのを
大分防げる」という話。
最初に結論を言えば、
「自分が取り入れる情報を
意識してフィルターする」こと。
これを気をつけるだけでも、
ネガティブ思考にとりつかれて、
悪いことが頭の中で
グルグル回ることを減らせる。
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私たちが普段触れる情報は、
テレビや新聞、雑誌などの
メディア情報。
また、インターネット上で
公開される情報だ。
それと同時に
他人から聞かされる情報なども
含まれる。
受け身的に何でもかんでも
自分の元に来るものを
受け入れるのはやめること。
そして、取り入れる情報を
意識して自分で選ぶことだ。
そのために
具体的にすることは、以下の通り。
1)寝る直前、起きた直後には、
メディアやネットのネガティブ情報を
意図して避けること。
2)テレビをつけっぱなしに
しないこと。
3)不快なことばかりを
言う人とは距離を置くこと。
それぞれ詳しく説明したい。
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1)寝る直前、起きた直後には、
メディアやネットのネガティブ情報を
意図して避けること。
ネガティブ情報を
100%遮断するのは、非現実的だ。
なぜなら、この世の中では
ネガティブに感じられることも
たくさん起きているからだ。
ネガティブに思われることが
起きているのに、
それを見ないようにして、
ポジティブなものばかりに
注目するのも、不自然だ。
この世界では、
ポジティブなこともあれば、
ネガティブなこともある。
だから、ムリに
ネガティブを否定しなくてもよい。
しかし、夜、寝る直前や
朝、起きたばかりの時には、
テレビやネットで
ネガティブ情報を避けるよう
努めたほうが賢明だ。
その理由は、
寝る直前や、起きた直後は
ぼーっとしている状態で、
顕在意識は働きが鈍く、
潜在意識がむき出しになっている
状態だからだ。
こんな時に、ネガティブなものを
見たり、聞いたりすれば、
そのネガティブが
自分の無意識にどんどん
入り込んでしまう。
すると、自然と
「この世の中は悪いことに
満ち溢れている」
とまで感じるようになる。
悪いことは確かにあっても、
良いことだってあるのに、
自分の中に
ネガティブなものばかりを
詰め込めば、
ネガティブ思考で
頭の中では
悪いことがグルグル回るように
なってしまうのだ。
そんなことは避けたい!
だから、顕在意識が
よく働かない、ぼーっとした時間には
自分の中にネガティブ情報が
入らないよう気をつけるのは
とても大切なことだ。
朝起きて、ぼーっとしながら
何気なく衝撃的なニュースを
クリックして、見る習慣は
意図してやめよう!
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2)テレビをつけっぱなしに
しないこと。
テレビからの情報は、
役立つものもあるけれど、
どちらかと言えば、ネガティブで
気持ちが暗くなるような内容が多い。
人間はポジティブなものよりも、
ネガティブなものに
注意を向けやすい性質があるから、
メディア側も視聴率を上げるために、
わざわざネガティブなものばかりを
流す傾向にある。
自分にとって必要な部分は
能動態で観たり、聞いたり
するように努めるとよい。
しかし、ずっとテレビを
つけておくことで、
受動態にテレビからの情報を
何気なく観たり、聞いたりするのは
やめたほうが賢明だ。
メディアから流れてくる
ネガティブ情報は、
大抵の場合には、自分とは直接関係ない。
そのことを知らなくても、
自分の仕事に影響が出たり、
私生活に不都合が生じるわけでもない。
自分とは直接関係のない
ネガティブ情報により、
1日中、憂鬱になったり、
不愉快になったりするのは、
ツマラナイこと。
テレビのつけ流しを
やめるだけでも、
受動的にネガティブ情報に触れるのも
かなり減らすことが可能だ。
精神衛生上、
テレビをつけっぱなしにする癖は
ぜひやめよう!
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3)不快なことばかりを
言う人とは距離を置くこと。
ネガティブ情報は
メディアやネット以外でも、
周囲にいる人からも
入ってくるものだ。
他人の悪口を言ったり、
不快な気持ちになることを
連発する人とは
距離を置くのが一番だ。
さもないと、自分まで
ネガティブな感情に
襲われてしまうから。
悪口や嫌味を言う人が
参加するような会合には
行かないようにしたほうがよい。
親が否定的なことばかりを
言ってくる場合は
ちょっと難しい。
一緒に住んでいれば、
自然と嫌な言葉を
聞かされてしまうので、
質が悪い。
特に、
子供を否定しまくる親は最悪だ。
子供にとっては
親は威厳ある存在であり、
親の言うことは
正しいと思いたくなる。
小さな頃は、
その傾向が特に強い。
しかし、
これは間違いだ。
こういう親と同居していて、
不快な気持ちになったり、
「自分はダメだ」
と感じることが多ければ、
親とは一緒に住まず、
別の場所に住んだほうが
自分のためになる。
さもないと、
ネガティブ思考と
自責の念が強くなり、
自分の人生を破壊することにも
なりかねないからだ。
愚痴や嫌味、悪口などの
ネガティブなことを
言う人とは、距離を置き、
自分が汚されないよう
注意することが重要だ。
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今回の話をまとめれば、
次の3点を気をつけるだけでも、
ネガティブ思考で
頭がグルグル回ることや、
暗い気持ちになることを大分減らせる。
その3つとは、次のとおり。
1)寝る直前、起きた直後には、
メディアやネットのネガティブ情報を
意図して避けること。
2)テレビをつけっぱなしに
しないこと。
3)不快なことばかりを
いう人とは距離を置くこと。
これらのことを実践できれば、
そのうち実感するだろう。
「あれ、最近、私は
あまりネガティブなことで
嫌な気持ちになることも減った!」と。
心地良く、安心した気持ちで
過ごす時間が長いほうが幸せだ。
そのためには、
ぜひこれらのことを
試してみてね。