今回の話は、
メンタルヘルス改善のため、
また、仕事や勉強の
パフォーマンスを上げるために
役立つ「マインドフルネス」について。
「マインドフルネス」という言葉を
聞いたことはあっても、
実践したことがない人も
多いのでは?
マインドフルネス習得には、
本を読んだり、教室に通ったり、
本格的なトレーニングが必要だ
と思われがちだ。
でも、実際は
そんなに難しいことではない。
今すぐ、気軽に、
誰でも、どこでも、
試すことが可能なものだ。
今からでも、
すぐに始められるよう
マインドフルネスがどんなものか?
簡単に紹介したい。
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マインドフルネスを「瞑想」だと
勘違いしている人もいるようだが、
マインドフルネス イコール 瞑想
ではない。
マインドフルネスは
「今この瞬間」に集中する状態。
集中する対象物が
良いものとか、悪いものとか、
ポジティブとか、ネガティブとか、
評価や判断は一切しない。
ありのままを五感を通して
そのまま感じてみることだ。
意図して、
ただありのままを観る、
ただありのままを感じる
というのがマインドフルネス。
たとえば、
食器を洗う際、
手に触れるお湯や泡の感触を
そのまま感じてみる。
洗剤の匂いにも意識を向け、
ありのままを感じること。
歯磨きをする時、
歯ブラシが歯茎に当たる感触や
歯磨き粉がどんな味がするのかを
まじまじと感じてみることだ。
散歩のときに
マインドフルネスを
取り入れることも可能だ。
歩く時、
右足が地面から離れる感覚、
右足が地面に着く感覚、
左足が地面から離れる感覚、
左足が地面に着く感覚に集中して、
それだけを感じるまま
感じてみる。
要は、何でもいいから、
五感で感じられるものの
ありのままをそのままの状態で
感じることが重要だ。
この時、何かジャッジしたり、
それに対する意見や感想を
考えることは一切しない。
そんな感じで、やろうと思えば、
今すぐにでも実践可能なものだ。
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実際にやってみれば分かるが、
単にありのままを感じる行為は、
意外と難しいもの。
その理由は、
要らぬ雑念が頭の中に
次から次へと浮かんでくるからだ。
今この瞬間やっていることだけに
フォーカスを当て、
何も思考をせずに、
対象物をそのまま感じようとしても、
色んな思考が自然と出てくるもの。
「今日の夕飯は
何にしようか?」とか、
「そう言えば、
あれをやり忘れていた!」とか、
「ちょっと暑くて不快だな~」等々、
色々なことが頭に浮かぶ。
数十秒間
今この瞬間に集中できても、
次の瞬間には、何らかの考え事を
している場合も多い。
そんな時、
「マインドフルネスの練習を
しているのに、ダメだな~」
とがっかりする必要はない。
今この瞬間に意識を向けても、
雑念が自然と湧いてくるのは
ごく普通のことだからだ。
思考が出て来たと
気づいた時点で、
再び、意識を「今この瞬間」
に戻せばよいだけだ。
何度も繰り返し
思考が出てくることも
よくあることだが、
いちいち気にすることなく、
気づいた時点で
「今この瞬間」に
自分の意識を戻そう!
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いったい、何のために
マインドフルネスを
実践するのだろうか?
最初のうちは
そのような疑問を持つ人も多い。
しかし、この練習を
1日5分間でもいいから、
毎日継続していれば、
ある日、ステキなことに気づく。
これをやった後には、
心がスッキリしたり、
脳の疲労感が取れたりする
と実感できる。
メンタルの状態が向上して、
良い気分で過ごせる時間も
今までよりも長くなった!
仕事や勉強をする際にも
効率が上がり、生産性も上がり、
いつも以上に良い結果を
出すことができた!
マインドフルネスで
思考を止める練習を
やり続ければ、
何かに集中しなければ
ならない時には、集中しやすくなる。
それまでは心の切り替えが
下手くそだったが、
マインドフルネスを始めてから、
心の切り替えが
上手くできるようになることも
しばしば。
脳疲労を感じた時には、
ちょっとマインドフルネスを
実践すれば、疲れを一時的でも
軽減させることも可能だ。
マインドフルネスは
メンタルヘルス向上のためにも、
生産性を上げて、
仕事や勉強で成果を出すためにも
とても役立つ方法だと分かる。
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マインドフルネスの
効果を実感するには
暫くやり続けることも必要。
ちょっと試して
すぐにやめてしまうのではなく、
一回分は短くてもよいから、
毎日、やり続けることが大切だ。
長続きさせるには、
ちょっとした
工夫をするとよい。
マインドフルネスは
五感で感じられるものなら、
何を対象としてもよい。
どんなことに
マインドフルネスを
取り入れるかは、
日常生活で毎日自分がやることを
選べば、ラクにできやすくなる。
毎日、毎日、
自分が普通にやることに
マインドフルネスを
からめてしまうということだ。
たとえば、歯磨き。
誰でも一日一回は
歯磨きをするだろう。
歯磨きの時に、
歯を磨く行為そのものに
意識を全集中させて、
感じるままを味わう
習慣をつけることだ。
ウォーキングが日課なら、
歩く時にマインドフルネスを
実践するのも簡単だ。
歩く時間が20~30分でも、
歩く時間のすべてを
マインドフルネスに使う必要はない。
最初の5分間だけでも、十分だ。
もちろん、長くできれば、
それに越したことはないが、
大切なのは、
ムリなくできること。
5分が長すぎるのなら、
2~3分でもよい。
毎日同じルートを歩くのなら、
ここからここまで歩くときだけ
マインドフルネスをしよう!
と決めるのもありだ。
いつも習慣的にやることに
マインドフルネスを
取り入れれば、
ムリなく毎日
やり続けることもできる。
時には忘れてしまうこともあるが、
そんな日があってもよい。
翌日からまた再開すれば、
長期的には継続できたことになる。
忘れた自分を責めることなく、
気持ちをラクにして
やり続けるとよいだろう。
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今回は、マインドフルネス
を全然知らない人に向けた
イントロミニ知識をお話してみた。
マインドフルネスは
「今この瞬間」を感じるまま
ジャッジすることなく
そのまま感じてみることだ。
マインドフルネスは
五感で感じられるものなら
どんなことでも実践可能。
いつでも、どこでも、誰でも
気軽にできる方法だ。
これをすることで
メンタル面で改善が見られたり、
仕事や勉強でパフォーマンスが
上がり、より良い成果を出せたり。
とても有効で便利なものだ。
実践するには、
お金も時間もかからない!
やらなきゃ損! 勿体ない!
マインドフルネスの効果は
継続することにより
実感できるもの。
そのためには、長続きが必要だ。
自分が毎日普通にやる
日常生活のタスクに
マインドフルネスをからめれば、
ラクにやりやすくなる。
1日2~3分でも毎日やれば、
そのうちその威力を実感して
嬉しくなるだろう!
今すぐにでも気軽に
始められることなので、
ぜひあなたも試してみてね!