自分の望むものが分からない! そんな悩みを解消するには?

この人生で
自分は何をしたいのだろうか?

どのような暮らしを
望んでいるのだろうか?

どんな仕事を
やりたいのだろうか?

その答えがはっきり分からず
悩んでいる人も
けっこういるのでは?

今回の話は、そんな場合、
自分の望むものを
見つけるために、役立つ方法2選。

最初に結論を言えば、
1)対極のものを使って
望むものを見つける方法。
2)嫉妬心を上手く
活用する方法。

それぞれ
詳しく解説したい。

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1)対極のものを使って
望むものを見つける方法。

「対極」とは、
真逆にあるもののこと。

たとえば、
「闇」の真逆は「光」。
「善」の真逆は「悪」。
「暑い」の真逆は「寒い」。
「好き」の真逆は「嫌い」等々。

この世の中には、
対立する2つの極が
たくさんある。

もし自分が
「光」だけしかない世界に
住んでいた場合、

不思議なことだが、自分は
「光」がどんなものか? 
はっきり分からない。

常に光に囲まれていれば、
「光」しか見たことがなく、
「光」の特徴を
捉えることは難しいからだ。

その対極にある「闇」の特徴
を知ることによって、
初めて「光」がどんなものか
認識できるようになる。

つまり、「光」を知るためには
最初に「闇」を知る必要がある。

これと同様に
「望むもの」が分からない場合、
それを知るには、

「望むもの」の対極にある
「望まないもの」
に意識を向けると役に立つ。

「望まないもの」
すなわち「嫌なもの」
と解釈してもいいだろう。

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あなたは、どんなものが
嫌だろうか?

どんなものを不快に感じて
避けたいと思うだろうか?

まず最初に
そちらを考えてみることだ。

頭の中であれこれ思うより、
実際に書き出してみれば
分かりやすい。

紙とペンを用意して、
「自分が望まないこと」、
「嫌だな~」と感じることを
箇条書きにしてみよう。

嫌なことすべてを
書き尽くしたら、
「望まないことリスト」が完成する。

ここからちょっとした
作業が必要だ。

嫌なことひとつひとつに対して、
その真逆のことを
書いてみるのだ。

これは、自分が嫌だ!
と思うものを逆転させるタスク。

この作業の終了後には、
逆転させたすべてのものを
読み返してみよう。

こうすることで、
自分が望んでいることが
見えやすくなるからだ。

嫌だと感じることがあれば、
逆に、望んでいることもある。

このタスクにより、
自分が何を望んでいるか? 
明確になる場合もしばしばだ。

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2)嫉妬心を上手く
活用する方法。

誰かに嫉妬することは
多くの人が経験すること。

嫉妬心は
あまり心地良いものではなく、
不快な感情として
ネガティブに捉える人も多い。

しかし、嫉妬心は
自分が心底望むものを
知るための手掛かりになるもの。

嫉妬心で不快な気分に襲われるより、
上手く活用したほうが、得をする。

自分の興味がないこと、
できればいいとは
望まないことを
他人がやっていても、
自分は何とも思わないはず。

それとは逆に、
今の自分にはないもの、
できないことで、
「本当はそれがあればいいな~
それができればいいな~」
と心のどこかで望んでいることは

他人が持っていた場合、
他人ができている場合、
その相手に対して
自分の内から嫉妬心が湧いてくる。

今の自分から
ほど遠く離れた非現実的なものは
明らかにムリだと分かるため、
嫉妬心は出て来ない。

しかし、
自分も頑張れば
到達できそうなものに対しては、
嫉妬心は生まれるのだ。

つまり、自分でも、
その気になってやれば、
入手可能というもの。

嫉妬心を悪い感情として忌嫌い、
感じないよう
努めるのではなく、

自分の本当に望むことを
知るためのヒントとして、
有効活用するとよい。

嫉妬心を感じたら、
自分にはなくて、
その相手が持っているものは
何なのか? を明らかにして、

その人が持つ羨ましいものを
自分も所有できるよう
どうすればいいのか? 
考えて、前に進むとよい。

それを手に入れるには
多少時間は
かかるかもしれない。

しかし、自分には
絶対に無理という対象物には
嫉妬心は出ないものだから、

自分も頑張れば、いつかは
手に入れることができるはず。

直ぐに諦めることなく、
自分のペースで
追求してゆくのが望ましい。

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今回は、
自分の望むものが分からない
という場合、

どうすれば、
それを知ることができるか? 
についてお話してみた。

もう一度、繰り返せば、
1)対極のものを使って
望むものを見つける方法。
2)嫉妬心を上手く
活用する方法。

必ずしも、自分が望むことを
見つけなければならない、
というわけでもないが、

どうしても知りたいけれど
なかなか見つからない場合には、
とても効果的な方法だ。

ぜひ試して欲しい!