今回は、
ネガティブ感情に襲われた時、
それを上手く活用して、
生産的 かつ 建設的な
行動を起こし、
自分自身をより良い方向へ
導いて行こう! という話。
悔しい気持ちや嫉妬心、
恐れによる不安など
ネガティブな感情は、
決して心地良いものではない。
しかし、これらは
人間の自然な感情であり、
廃除しようと思っても、
なかなかできないものだ。
ネガティブな気持ちになった時、
その嫌な感情に
自分自身が支配される前に、
これを上手く活用して、
有益な結果をもたらすような
「行動」を始めよう!
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人間は現状維持が
大好きな生き物だ。
普段からやり慣れたこと、
いつもやる行動を
繰り返しする傾向にある。
通常はやらないことや、
新しい行動を始めようとしても、
なかなか決心がつかず、
最初の一歩が踏み出せない。
今までやっていなかった
新しい行動を始める際には、
最初はちょっとした「勢い」
が必要となる。
そこで、
ネガティブ感情に襲われた時には、
それを上手く活かして、
その勢いで新しいことを
始めてしまおう!
たとえば、
誰かに馬鹿にされて
悔しい気持ちになった時、
悔しさにより
怒りの感情を燃やすよりも、
思い切って、何か新しいことに
挑戦してみるとよい。
それをやることで
自分自身が今までよりも
より良い状態になれること、
より賢くなれることに、
意図して自分を誘導できれば、
将来的には望ましい方向へ
進むことも可能だ。
強いネガティブなエネルギーを
新しいことを始めるための
勢いとして使ってみるのだ。
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もしかしたら、近い将来、
食糧難が来るかもしれない?
と心配することがあったら、
不安な状態に
自分自身が飲み込まれる前に、
万が一、そうなった場合にも、
困らないよう、今すぐ行動しよう!
今のうちに、できる範囲で
備蓄を始めておくことだ。
具体的には、どんな食品類が
長期間保存可能で、
どのように保存すれば
長持ちするのか?
調べた上で、必要な行動を実践する。
備蓄したものを
無駄にしないためには、
どのように計画して
備蓄品を使ってゆくか?
そんなことも考えてみる。
実際に動き出せば、
その行動に専念するから、
不安な気持ちになる時間も
少なくなる。
それだけでなく、
万が一のことが起きても、
その行動をしたお陰で、
自分や家族を救うことが可能だ。
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人を行動させるための
モチベーションになるものは、
主に2つに分けられる。
一つは、「ホワイトエンジン」
と呼ばれるもの。
感謝や貢献が動機となって
何かする場合は、このタイプ。
また、
行動そのものを楽しんで
やる場合にも、同様だ。
それに対して、
「ブラックエンジン」という
怒りや恐れや不安が動機となる
モチベーションもある。
冒頭でお話した
ネガティブ感情を活用して、
何かを始めるのは、
ブラックエンジンを原動力として
やる方法だ。
どちらのタイプも
人を行動させるために
大きなエネルギーを
与えてくれるもの。
ただし、
ブラックエンジンでは
怒りや不安、恐怖などが背景にあり
本人は大きなストレスを
抱えながら頑張っている場合も
珍しくない。
そういう状態が長く続けば、
心身の健康を
損なってしまうリスクもある。
できれば、
ホワイトエンジンにより
動けることが理想的だ。
始めたきっかけは
ブラックエンジンでも、
その行動をやっているうちに、
行動自体が楽しくなり、
知らぬ間に
ホワイトエンジンに
切り替わることもある。
実は、
これが一番望ましい状態だ。
最初は、ブラックエンジンの
爆発的パワーを利用して、
思い切った挑戦を始める。
しかし、実際の行動を
しているうちに、
そのことが楽しくなってゆき、
その行動をどんどんするようになり、
知らぬ間に、その面白さに
自分はのめり込んでいることも
しばしばだ。
気がついたら、
ブラックエンジンではなく、
ホワイトエンジンで動いていることも
よく起きることだ。
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そうは言っても、
ブラックエンジンから
ホワイトエンジンへ
必ずしも
切り替わる保証はない。
それでも、やはり
生産的 かつ 建設的な
「行動」を始める価値はある。
なぜなら、
馬鹿にされて怒りの感情を
燃やすだけでは、
不愉快な気分になるだけで、
自分の現状は
何も変わらないからだ。
もしかしたら、悔しさのあまり、
自分よりも
弱い立場の人を見つけて、
その人に
自分の不満をぶつけて
憂さ晴らしをするかもしれない。
でも、これでは
他の誰かを不幸にするだけで、
自分自身が向上することはない。
一時的にはスカッとしても、
長期的には他人からの
信用を失うことになり、
良い結果には繋がらない。
同様に食糧難を不安に思い、
心配するだけで、
対策を取らなければ、
万が一の時には、
自分は本当に困ってしまう。
対策を取る行動を
しないリスクは
かなり大きいと言えるだろう。
ブラックエンジンだとしても、
動いておいた方が
後々のためだ。
私たちは何かをする際、
「行動するリスク」を
考えることが多いが、
実は、同時に
「行動しないことのリスク」も
あることを知ったほうが賢明だ。
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今回の話をまとめれば、
怒りや悔しさ、
不安や恐れなどの
ネガティブな感情は、
不快ではあるが、
人間の自然な感情なので
ムリに抑えつけることは難しい。
ネガティブ感情に
襲われたら、
その感情を
何かを始める「動機」として
上手く活用しよう。
生産的 かつ 建設的な
行動を始めてみるのが
理想的だ
マイナスの激しいエネルギーは
私たちに新しい行動を
始めさせてくれる
「勢い」となる。
この勢いを利用して、
思い切って
行動をスタートするのだ。
最初はブラックエンジンで
動くことになっても、
それがそのうち
ホワイトエンジンに
転じることもよくある話だ。
もし、そうならなくても、
その行動をやらないことの
リスクも実際にはあるので、
「行動してみること」
はとても貴重で価値がある。
ネガティブな感情に
支配される前に、
一歩下がって自分自身を
冷静な目で見つめて、
「この行動をすれば、
長期的に自分を良い方向へ導ける」
というものを選び、実践してみよう!
行動があるからこそ
自分の今の現状を
変えやすくなる。
ネガティブ感情を
悪いものだと捉えずに、
良い方向へ変わるためのチャンス
と思って、自分に役立つ
「行動」を積極的にしてみよう!