不安や心配で押しつぶされそうになったら、これを試してみて! 第2弾

昨日に引き続き、
不安や心配で
押しつぶされそうになったら、
これを試してみて、の話。

今回の内容は以下の2つ。
1)メディアとの上手な付き合い方
2)遠くを見るより、近くを見て行動する。

早速、詳しくお話したい。

まずは、
メディアと上手に付き合うこと。

受け身ではなく、
能動的にお付き合いすること。

その理由は、メディアは
自分にとって有益なものと、
有害なものとがあるから。

自分にとって役立つことだけを
選んで、

悪影響を与えるようなものは
潔く切り捨てること。

自分にとって、
役に立つ番組だけを観て、

それ以外は
見ないように気をつけることだ。

これは意識してやらないと
なかなかできないこと。

テレビをつけっぱなしにしていれば、
良くないものまで
自然と観たり、聴いたりしてしまうから。

意図して
どれを観るのか、聴くのかを決めて、
決めたものだけに限定すること。

====

なぜそうなのか?

その理由は
メディアは人間のネガティブバイアスを
悪用しているから。

人間はポジティブな情報よりも
ネガティブな情報に注目しやすく、

ネガティブな情報を
優先的に信じたり、
強く記憶に残す傾向にある。

衝撃的で、センセーショナルで
刺激的な番組制作をすれば、
視聴率を大きく上げられるから、

メディアは、
ちょっとしたことでも
大袈裟に誇張して語ったり、

事実とはかけ離れた
歪んだ情報を提供することもある。

特定の集団が意図するように
番組内容を操ることも珍しくない。

人間の心理をよく理解していて、
脅しにより人の気持ちを煽り、
特定集団の望む方向へ
大衆を導くこともある。

そんなメディアに煽られないためにも、
心の平静を乱されないためにも、
十分注意が必要だ。

心が繊細な人が
観ないほうがよいものは
テレビニュース。

テレビニュースには、
ネガティブ情報が溢れている。

戦争で町が破壊されて、
罪なき人々が負傷する
残酷で悲惨な映像を目にすれば、
誰でもネガティブな気持ちになる。

過剰な刺激を受けやすい人は、
ニュースを観るだけで、
不安になり、心配が募ることも多い。

だから、テレビニュースは
観ないほうが賢明だ。

====

しかし、ニュースを観なければ、
今、世界で何が起きているのか?
分からなくなってしまう。

それは避けたいことだ。

そのために役立つのは、
ニュースはネットで
「テキスト」の形で読むこと。

全く同じニュース内容でも
テキストであれば、
映像よりも刺激が少ない。

残酷な映像を見せつけられて、
気分が動転することも防げる。

ニュースをテキストで読むのは
他にも利点がある。

テレビの場合は、
次から次へと一方的に
見たくないものまで見せられてしまう。

それに対して、
ネットニュースのテキストは
事前に見出しを確認できる。

自分が読みたいものだけ
選んで読むことが可能だ。

読むのが苦手
という人もいるだろう。

そんな人は
「スクリーンリーダー」を利用して、
テキストを音声に変えるといい。

最近は「スクリーンリーダー」の
ソフトウェアを買わなくても、
同じ機能を簡単に使えるようになった。

たとえば
グーグルクロームのブラウザーなら
スクリーンリーダーの機能を
アドオンとして無料で付け加えられる。

これを使えば、
耳でニュースを聞くことも可能だ。

残酷な映像は目では見ないで、
テキストで読んだり、
音声で聞いたりしたほうが、
刺激も少ない。

不安に駆られたり、
心配に襲われることも軽減できる。

====

テレビ番組すべてが
悪いというわけではない。

時には、自分の知りたいことを
分かりやすく説明する教育的な番組や、

興味深いドキュメンタリーもある。

自分にとって有益であり、
知識を豊富にしてくれるものもある。

そんな番組を
予めピックアップして、
それだけを観ることだ。

番組が終了したら、
サッサとテレビのスイッチを消す。

受け身でダラダラと
観たり、聴いたりすることを
避けたほうがよい。

テレビ番組やネットの番組でも、
自分で積極的に
有益なものだけを選び出すことだ。

自分の害になりそうなものは
自らシャットアウトする。

このように能動態の姿勢で、
メディアと上手に付き合えば、

心の平安を崩すことなく、
必要な情報を得ることも可能だ。

====

次に遠くを見るよりも、
近くを見て行動すること
について。

たとえば、
地球の裏側で起きている
望ましくないことを気にかけて、

嘆いたり、悩んだりしても、
どうにもならない。

募金などで戦地で苦しんでいる人たちが
少しでもラクになれるよう
協力してあげるのはよいことだ

しかし、影響力も財力もない一般人に
できることは少ない。

自分ではどうにもならない遠くのことに
気を揉んで、ネガティブに襲われても、

その問題は解決しない。

それどころか、
自分のメンタルヘルスにも
悪影響を与える。

遠くで苦しんでいる人たちを
思い遣ることは、悪いことではない。

ただ、遠くの世界を見る前に、
もっと身近な
自分がどうにかできる場所に
注目したほうがよい。

自分や周りの人たちが
より良くなるために、

何らかの行動を起こした方が、
自分の気持ちもラクだし、不安も減る。

「世界が平和になるために」
と立派で大きなことを考える前に、

今、自分の目の前にいる
家族に対して、

自分が属するコミュニティー
の人たちに対して、

何かできることがないか
考えた方が賢明だ。

家族が満足して、健康に、
幸せに生活できるよう
健康的で喜ばれる食事を作ったり、

コミュニティー内で
困っている人がいれば、
自分ができることがあれば、
協力してあげたり。

自分の身近で
自分の影響力が及ぼせる範囲で、
有意義な活動をしたほうが、
ずっとよいのでは?

====

自分自身が幸せな気持ちになることも
とても大切だ。

世界のどこかでは
戦争で苦しむ人たちがいるから
と言い、

自分まで暗い気持ちにならねば、
と思ってしまうのは、望ましくない。

自らネガティブになることを
選ぶのは、

自分を苦しめるだけでなく、
自分の周りの人たちも苦しめる。

憂鬱で暗い顔をしていれば、
近くの人も嫌な気分になる。

逆に、自分が幸せを感じて、
明るい気持ちでいれば、

周囲の人たちにも
明るくて、軽やかな波動が
伝わってゆく。

幸せな人の近くにいる人は、
それだけでも、ラッキーだ。

良い波動は周囲の人たちに伝染して、
周囲の人たちもハッピーな気持ちになる。

だから、
まずは自分が幸せになれるよう
自分を満たしてあげること。

そして、その次に、
周囲の人たちにも幸せオーラを
分けてあげることだ。

自分ではコントロールできない
遠くで起きているネガティブなことに、

自分自身が左右されないよう、
身近でどうにかできる場所に
目を向けるようにする。

そして、身近なことにフォーカスして、
自分や周囲の人にとって、
良かれと思うことに専念する。

頭で考えるだけではなく、
なんらかの行動を起こして、
一生懸命になっていれば、

不安な気持ちも薄れてゆくもの。

行動そのもので忙しければ、
心配する時間も減るからだ。

自分の身近がより良くなり、
心地がよくなれば、

自分の精神も安定してくる。

遠くを見すぎて、
遠くの悪いことで気を揉むよりも、

近くで自分ができることに
一生懸命になることだ。

自分の心が落ち着くだけでなく、
周囲の人たちにも喜ばれる。

まずは、身近に目を向けよう。

====
今回の話をまとめれば、

1)心配性で不安を感じやすい人は、
メディアと上手に付き合うといい。

2)どの番組が自分に有益で、
どれが有害かをはっきりさせて、
有益な物だけを選んで観ること。

3)ニュースは映像で観るよりも、
テキストで読んだり、
音声で聞いたりするほうがお勧め。

4)そちらのほうが刺激も少なく、
内容も選択できるから。

5)遠くもので、
自分ではどうにもならないことには
気を揉まないこと。

6)自分の近くを見て、
自分がコントロールできることに
時間とエネルギーを費やすとよい。

7)身近なことに目を向け、
自分や周囲がより良くなることに
専念して、行動してみること。

8)行動で忙しくしていれば、
余計な心配や不安も少なくなる。

9)その行動により、
自分も心が落ち着いて、
周囲の人たちにも喜ばれる。