嘘はコスパが悪すぎる! 嘘つくことでどんな損がある?

「嘘も方便」
という言葉があるように、
時には嘘をつくことも
やむを得ない場合があります。

しかし、できる限り
嘘をつかない方が
望ましいです。

なぜなら、嘘はコスパが悪く、
自分が損をする場合が
多いからです。

では、なぜ嘘は
コスパが悪いのでしょうか?

その理由を
詳しく解説したいと思います。

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誰でも嘘をつくことは
あるでしょう。

悪質な嘘や
犯罪に至るような嘘は
つかないにしても、
他人を傷つけないためや
その場を取り繕うために、
小さな嘘やごまかしを
使うことがあります。

悪意のない小さな嘘やごまかしは、
物事をスムーズに進めるために
必要な場合もあるかもしれません。

しかし、できる限り
嘘は避けたほうが望ましいです。

嘘がバレた場合、
自分の信用を
失うこともあります。

また、バレなくても、
嘘をつくことによって
頭のリソースを多く消費し、
他の重要なことに集中する能力が
低下します。

辻褄を合わせることに
忙しくなり、
本当に大切なことに
専念できなければ、
ミスや失敗のリスクも高まります。

このような意味で、
嘘は非常にコスパが悪いのです。

そのため
できる限り嘘を
避けるほうが賢明です。

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私の若い頃の失敗談を
お話ししましょう。

ある日、友人のAさんから
飲み会に誘われました。

でも、私は正直言って
行きたくありませんでした。

なぜなら私はお酒が飲めず、
飲み会の雰囲気も
あまり好きではなかったからです。

その時、自分の本心を
Aさんにはっきり
伝えるべきだったのでしょう。

しかしながら、当時の私は
そのことが言えませんでした。

その代わり、私は勝手に
嘘をでっち上げて、
飲み会に行けない理由を
作り出しました。

「誘ってくれてありがとう!
行きたいのだけれど、
来週の金曜日は
家にお客さんが来るのよ」と、
残念そうなふりをして断りました。

Aさんも
「そうなんだ。残念だね。
じゃあ次の機会に」と言って、
すぐに引いてくれました。

翌週になって、
その飲み会の1日前に
別の友人Bさんから
食事に誘われました。

私はこの誘いに乗り気で、
参加したいと思い、
迷わず誘いを受けました。

そして、
家にお客さんが来るはずの日に、
私は友人Bさんと一緒に
イタリアンを食べに行きました。

その時、私は少し前に
飲み会に誘われて断ったことは
覚えていました。

でも、AさんとBさんは
私が知る限りでは
全く接点がない関係でした。

そのため、嘘をついても
特に問題はないだろうと
軽く考えていました。

しかしながら、
次の週になると、
私の嘘はAさんにバレていました。

AさんとBさんは
直接話をすることは
ありませんでしたが、
Aさんの飲み会には多くの人が出席し、
その中にはBさんの仲良しもいたのです。

どうやらそこから
話が伝わったようでした。

この失敗経験を経て、
私は嘘はつかないほうが無難だ
と考えるようになりました。

ある人にはこう言って、
別の人には別のことを言っていれば、
どこかで自分も混乱し、
辻褄が合わなくなります。

また、全く知らない人同士だ
と思っていても、
どこかで人は
つながっているものです。

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本当のことは
自然と覚えているものです。

しかし、
誰にどんな嘘をついたのかは
しっかり覚えることは
なかなか大変です。

特に、複数の嘘をつくことになれば、
自分自身が混乱することも
珍しくありません。

辻褄合わせに必死になり、
頭のリソースを
無駄に消費することになります。

その結果、
重要なことに注意が向かず、
ミスや間違いを
犯しやすくなります。

自分自身も辻褄合わせに
疲れてしまうだけです。

確かに嘘は
その場しのぎで便利な一面もあり、
嘘やごまかしを利用したい
と誘惑されることも
少なくありません。

しかし、長い目で見れば
嘘は自分自身を損なうことも
多いのです。

嘘がバレれば
他人からの信用も
失ってしまいます。

嘘をついた結果、
辻褄合わせで多忙になり、
自分の頭のキャパシティを
減らしてしまうと、
大切なことに注意を向けることが
できなくなります。

効率的に仕事をこなしたり、
集中して何かに専念することも
妨げられてしまうのです。

さらに嘘をつけば
後ろめたさや罪悪感を
感じることもしばしばです。

それによって心身の健康にも
悪影響を与える可能性があります。

このように考えると、
嘘は非常にコスパが悪く、
あまり良いことはありません。

嘘をつくよりも、
正直に本当のことを
言ってしまったほうが
後々自分のためになることも
多いのです。

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正当化できるのは、
他人を傷つけないための
嘘だけです。

例えば、
誰かが髪型を変えて
自己満足の様子で
「どうかしら?」と尋ねてきた場合。

自分としては微妙だ
と思っていても、
相手が喜んでいるならば、
「そうね、なかなか
スタイリッシュになったわ」
と答えるのが良いでしょう。

こんな場合には、正直に
「私は似合っていないと思うわ」
とは言わない方が無難です。

このような嘘は善意の嘘であり、
まあ言っても問題ないでしょう。

しかし、
他人に悪い印象を与えたくない、
場を上手く取り繕いたいという理由で
ちょっとした悪意のない嘘をつくことは、
できるだけ避けるべきです。

嘘をつくことで
一時的に楽になるかもしれませんが、
後になってその嘘が
返ってくることも
少なくないからです。

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今回の話をまとめれば、
次の通りです。

嘘は時には方便として
利用されることもありますが、
できるだけ嘘を
避けることが望ましいです。

嘘はコスパが悪く、
自分が損をすることも
多いからです。

嘘をつくことによって
自分自身も混乱し、
頭のリソースを消費してしまいます。

嘘がバレた場合、
信用を失う可能性もありますし、
辻褄を合わせることに忙しくなり、
本当に大切なことに
集中できなくなるでしょう。

嘘はコスパが悪いのです!

嘘を避けることで
自分の信用を守り、
効率的に行動し、
大切なことに集中した方が賢明です。

誠実さや正直さは
大切な価値です。

嘘をつくことで
一時的な利益を得るよりも、
真実を伝えることが
自分自身のためにもなるのです。