充実した豊かな人生を送るために必要な視点とは?

今回は、
充実した豊かな人生を
送るために必要な視点について、
語ってみます。

結論を先に言えば、
近くを見ることと、
遠くを見ることを両立させ、
この2つのバランスを
ほどよく保つことです。

詳しく解説していきましょう!

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近くを見ることとは、
「今、この瞬間」に
集中することです。

たとえば、今自分の目の前に
微分積分の課題があって、
それを勉強している学生なら、
その課題にフォーカスを当て、
全力で問題を解くことです。

勉強しながら、
「今日の晩御飯は何だろうか?」とか、
「好きな彼女に告白しようか?」などと
考えていると、
今この瞬間を生きていないこと
になります。

今オフィスの机の前に座って
事務作業をしている会社員なら、
その仕事に集中して、
作業に没頭するのが
今ここを生きることです。

目の前にやる仕事があるにもかかわらず、
「年末の人事異動で
自分はどこへ行くのだろうか?」
などと考えていると、
今ここにいないことになります。

子供が自分に向かって
話をしている時に、
子供の言うことを真摯に聞くのは
今ここを生きているお母さんの姿です。

それに対して、
子供の話は上の空で、
頭の中ではさっき起きた
不愉快なことでいっぱいなのは、
今この瞬間を生きていないことに
なります。

近くを見ることは、
今現在、自分の目の前にあることに
きちんと向き合って、
そのことに集中することです。

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一方で、
遠くを見ることは、
人生の目標を長期的な視点で
見極めることです。

自分が進むべき方向を考え、
その方向に向かって
自分を導くことが必要です。

目標を設定し、それに向かって
努力することは、
遠くを見据えていることに
なります。

逆に、日常生活に追われ、
生活を維持するのに精一杯で、
将来について考える余裕がない場合、
遠くを見ていないことになります。

この場合、目の前のことには
しっかりと向き合っていても、
自分の人生が
どの方向に向かっているのかを
見失っています。

多忙な日常生活に埋もれ、
自分の行く末が
見えなくなっています。

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充実した豊かな人生を
送りたいのであれば、
近くと遠くを同時に見ること、
そしてそのバランスを取ることが
不可欠です。

遠くだけを見たり、
近くだけを見たりすると、
バランスが崩れ、
人生が好転しないリスクもあります。

そのため、
自らバランスを調整することが
望ましいです。

大きな夢や目標を持つことは
素晴らしいことですが、
具体的な行動を
起こさなければ
夢は叶いません。

夢や目標に向かって
進むためのステップを
踏まなければ、
考えるだけでは
何も始まりません。

こういった場合は、
遠くばかりを見て、
近くを全く見ていないことが多く、
自己改善が必要です。

自分の夢を実現するために、
具体的な行動を紙に書き出し、
実際に行動を始めることが
大切です。

最終目標に向かって
逆算することで、
やりやすくなるでしょう。

最終目標に到達するために
必要なステップを考え、
それぞれに
どうやって取り組むかを
考えます。

次に、今自分が
一番やりやすいステップを選び、
実際に取り組んでいきます。

行動していくうちに、
次に取り組むべきことが
見えてくるので、
一つのステップを終了したら、
次の作業に移ります。

とにかく、今自分が
やっていることに集中し、
そのことに没頭するのが重要です。

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多忙な毎日に
追われている人々は、
人生の方向性を
失ってしまっていることが
少なくありません。

彼らは近くのことに
目を向けてはいますが、
遠くのことには
全く気付いていません。

こういった場合、
バランスを取るために、
意図的に遠くを見る時間を
作ることが望ましいです。

自分自身を振り返り、
人生の夢や目標を
思い出すことも必要です。

それを思い出すことが
できない場合は、
自分が子供の頃や青年期の頃に
興味を持っていたことを
思い出してみるとよいでしょう。

自分自身の方向性を見出したら、
今やっていることが
それにつながっているかどうか
確認することも重要です。

もし今やっていることが、
自分が進みたい方向と
全く違うものであれば、
転職したり、今の活動を変えたりすることも
考えた方がよいです。

ただ単に目の前にあることを
こなすのではなく、
進む方向も確認しながら
前進することです。

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もちろん、時には
自分自身の気持ちが
変わることもあります。

例えば、ある方向に向かって
一生懸命取り組んでいたとしても、
ある時点で何だかイマイチだと感じられ、
そちらの方向ではなく、
別の方向へ進みたいと思うことも
珍しくありません。

そんな場合には、
「もともと自分は
このように決めたのだから、
最後までこの道を進まなければ」と思わずに、
さっさと軌道修正しましょう!

小さな軌道修正の場合もあるし、
今までとは真逆に進むような
大きな軌道修正もありますが、
どちらにせよ自分が違う方向へ
進みたくなったら、
今までのことは後悔せずに
サッサと新しい道に入りましょう。

その時には、
「今まで積み上げてきたことが
無駄になるのでは?」と
心配するかもしれませんが、
実際にはほとんど無駄になることは
ありません。

短期的には
無駄のように見えても、
その経験があったからこそ、
ずっと先で「良かったな」と
思えることもしばしばあります。

長期的視点では、
無駄だと思われたことから
恩恵を得ることも
少なくありません。

後悔することはやめて、
気持ちを新たにして
新しい方向へ進みましょう。

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今回の話をまとめると、
充実した豊かな人生を
送るためには、
近くを見ることと遠くを見ることの
両方のバランスが必要です。

近くを見ることは、
今ここに集中すること。

それに対して、
遠くを見ることは、
長い目で人生の目標を
見極めることです。

大きな夢があっても、
頭の中で思い描くだけで、
夢に近づくための行動が
全くできていない場合は、
実際にそのためのタスクに
着手する必要があります。

日々の仕事に追われ、
生活を回すことに
追われている場合は、
自分自身の方向性を確認する作業を
意識的に行うべきです。

将来、自分は
どの方向に進みたいのか、
何がしたいのかをはっきりさせて、
今やっていることが
それにつながっているのか
考えるとよいでしょう。

もし必要があれば、
軌道修正することです。

自分自身が近くを見ることと
遠くを見ることの
両方ができているか確認し、
バランスの取れた視点で、
人生をより良いものに
していきましょう!