在NZ30年!この国の生活で、私のお気に入りとツライことを紹介

ニュージーランドに移り住んで、早30年。
この国の生活で、私が気に入っていること、
また、ツラいと思うことを、
それぞれ7選、紹介したい。
好きな点と、嫌いな点を交互に、
カウントダウン形式で語ってみる。

ツラい点 ナンバー7:
公共の交通機関が不便

ニュージーランドは車社会なので、
仕方ないかもしれないが、
バスや電車の公共交通サービスがお粗末。
本数が少ない上、時刻表通りに来ない!
また、ウェリントンの電車は故障も多い。
一度、トンネル内で電車が止まってしまい、
40分間、トンネル内の電車の中に
閉じ込められたこともあった。
時間厳守の用事には、バスや電車に頼れない。

お気に入り点 ナンバー7:
至る所にウォーキングトレイルがある。

緑豊かで自然が多いニュージーランドでは、
蛇がいないので、
安心してブッシュウォーキングができる。
私の住むウェリントンには、
至る所にウォーキングトレイルがあり、
天気の良い日は、家族や友人と
お喋りしながらウォーキングを楽しめる。
短いものは15~20分程度、
長いものは5~6時間のコースもあり、
自然と触れ合い、美しい眺めを楽しみながら、
健康増進が可能だ。

ツラい点 ナンバー6:
魚の種類が少ない

ニュージーランドは日本と同様、
周囲を海に囲まれた島国。
しかし、不思議なことに、
スーパーマーケットでも、魚屋さんでも、
魚の種類がかなり少ない。
しかも、日本よりも、魚の値段が高いので、
週1回、魚が食べられればよいほうだ。
肉料理よりも、魚料理が好きな私には、残念。

お気に入り点 ナンバー6:
お水が美味しい!

日本のお水も質が高いが、
ニュージーランドも日本に負けていない。
水道の蛇口をひねって、普通に水が飲める。
東京都出身の私にとっては、
今住んでいるウェリントンの水の方が、
東京よりも、ずっと美味しいと感じている。
お水を飲むのが好きな私には
とても嬉しいことだ。

ツラい点 ナンバー5:
業者が時間に大変ルーズ

我が家は、配管工とか、電気屋さん、
大工さんにお世話になることがよくある。
皆、割と質の高い仕事をしてくれるが、
時間に関しては、かなりルーズ。
「午前10時に伺います」と約束しても、
絶対に約束の時間には来てくれない。
ある時は、最初に言われた時間よりも、
1日以上も遅れたことがあった。
日本のサービスに慣れている私は、
大分イライラしてしまった!

お気に入り点 ナンバー5:
風光明媚な場所が多い

特に観光地や有名な場所でもないのに、
なんとなく絵になっている場所が多い。
バスや電車の窓から、
「ああ、何て綺麗なところなんだ!」
と感激することもしばしば。

ツラい点 ナンバー4:
DIYができない人には大変な国!

ニュージーランドにはDIYが得意な人が多い。
皆、家の中のちょっとした修理や、
家具作りを自分でやってしまう。
ペンキ塗りも、ほとんどの人が
業者に頼まず、自分でやっている。
DIYは子供の頃から、親がやっているのを見て、
技術を習得するようだ。
DIYをしない環境で育った私は、
この手のものがとても苦手。
数年前、家のペンキを塗った時には、
ユーチューブでやり方を見ながら、
やっとの思いでペンキを塗った。
カバーを敷き忘れてペイントしたので、
家の周りにはペンキがポタポタと落ちてしまった。
不慣れなことをすると、こういうことになる!

お気に入り点 ナンバー4:
楽観的な人が多い

悲観的に物事を観る傾向にある私は、
色々なことで、不安を感じたり、
心配することが多い。
しかし、私の周囲には、
「まあ、大丈夫でしょう。
どうにかなるよ」と言って、
明るく楽観的な人が多いので、
私自身も良い影響を受けている。
自分を取り巻く環境や人々の影響は
かなり大きいと感じている。
私も、昔ほどは物事を深刻に考えることがなくなり、
ラクに生きられるようになったと思う。

ツラい点 ナンバー3:
物価が高い

私がニュージーランドに来た頃は、
この国の物価はかなり安かった。
賃金が低くても、食料品は安価で、
生活もしやすかった。
しかし、今ではすっかり変わってしまった。
高いのにあまり美味しくない
レストランやカフェの食事。
高いのにイマイチぱっとしない洋服。
日本のユニクロが羨ましい!

お気に入り点 ナンバー3:
ニュージーランドはとてもフェアな国

公共セクターの腐敗が少ない国として、
ニュージーランドは有名だ。
また、性別間の平等ランキングでも
高い位置にいる。
日本のように厳しいヒエラルキーはなく、
「平等精神」がいきわたっている。
社会的地位や体裁を気にすることなく、
ラクな気持ちで生活できるところが好き。

ツラい点 ナンバー2:
典型的な家屋は暖房設備が貧弱

マイルドな気候のニュージーランドは
極端に暑くなったり、寒くなったりしない。
そのせいか、この国の多くの家屋は
しっかりした暖房設備がない。
そのため、冬の室内と外の温度が
あまり変わりがないときもある。
カナダ人がニュージーランドの冬は
家の中が寒すぎて、ツライと言うほどだ。
私も同じように感じて、
冬はツラいな~と思うことがしばしばだ。

お気に入り点 ナンバー2:
ウェリントンの夏はとても快適

冬は室内の温度が低すぎてシンドクても、
夏はかなり快適だと言える。
ウェリントンでは真夏でも
午後、外の温度が25度を上回る日は、
そんなに多くない。
夏でも朝はヒーターをつけることもある。
暑さに弱い私にとっては
ウェリントンの夏は最高だ。

ツラい点 ナンバー1:
お湯の量に制限がある。

ニュージーランドでは
ホットウオーターシリンダーに水を入れて、
電気でお湯を温めて作る家庭が多い。
我が家もこのシステムだが、
一旦、シリンダーのお湯を使い果たすと、
次にお湯ができるのに6時間はかかる。
そのため、お湯を大量に使うお風呂には入れず、
毎晩、シャワーしか浴びていない。
風呂好きの私にとっては、
慣れるまでは、けっこう大変だった。

お気に入り点 ナンバー1:
人間関係が良い意味でサラサラしている

ニュージーランドには優しい人が多い。
散歩中に道で滑って転んだ時に、
通りがかりの知らない人が車を停めてくれて
「大丈夫? 家まで送ってあげるよ」
と親切なオファーを下さった。
この国では、こういう親切をよく見る。
親切で優しい人が多いのに、
下手なお節介はない。
夫の家族や親戚との人間関係も
近くなりすぎず、遠くなりすぎず、
人間関係の距離間が絶妙に保たれていて、
親戚付き合いもかなりラクチンだ。

ということで、
今回は、在NZ30年の私が
この国の生活で気に入っていること、
ツラいと思うことを、それぞれお話してみた。