家事をきちんとこなそうとすれば、
いくら時間があっても足りない。
1日24時間。そのうちの4分の1から
3分の1くらいは睡眠に当てられるので、
実際、活動できる時間は限られてくる。
家事が大好きならば、時間をかけてもよいが、
そうでない人も沢山いるのでは?
今回は、家事をするにあたって、
少ない時間と労力で、
いかに多くの家事を効率的にするか?
がテーマ。
勝間和代さんのユーチューブトークで
役立つお知恵を頂いた。
工場で生産性を上げて
最小限のインプットで、
最大限のアウトプットを生み出すことは
一般的にされていることだ。
そのためには、設備投資も必要であり、
企業は積極的に適切な設備投資に
お金をかけている。
世の中の家事が非効率だ
と感じた勝間さんは
家事にも設備投資と
生産性の概念を導入するよう奨励している。
勝間さんご自身、家事を現代化してみて、
一般的にかかると言われる家事の時間
2~3時間を、1時間足らずに短縮できる
と証明してみた。
勝間さんの具体的な方法は、
掃除に関しては、ルンバ(ロボット掃除機)
にすべてやって貰うことにして、
自分では掃除機をかけなくなった。
床をルンバが支障なく動けるように、
床から障害となるものを取り除くこと、
床の状態をルンバが走りやすくすることは、
人間(勝間さん)の仕事。
でも、掃除機掛け自体は
ルンバにすべてお任せするのだ。
勝間さんは部下ルンバ君が
働きやすくなるように注意をはらう
上級管理職の人のようだ。
料理に関しては、ホットクックと
ヘルシオを活用することにより、
料理の作業を大幅に減らしている。
勝間さんによれば、美味しい料理は
0.6パーセントの塩分量と
正しい切り方、正しい加熱でできると言う。
その部分だけを人間が注意して、
その他の部分はホットクックやヘルシオ
にお任せしてしまうのだ。
このようにして作られた料理は
手間暇かけて作った物より
ずっと美味しいと勝間さんは言う。
家事の仕方は、昭和の時代から
あまり変わっていないようだ。
その理由は、生産性を上げても、
家事をやった人の報酬が上がらないから。
また、生産性を上げるためのツール
ルンバやヘルシオはかなり高額だからだ。
初期投資をするのに、躊躇ってしまう人も
多いのだろう。
そのため、家事を生産的にするよう
投資しようという考えは生まれなかった。
でも、ロジカルに考えれば、
短期的には経済的支出が大きくても、
家事が生産的にできるようになれば、
長い目で見れば、大きな利益に繋がる。
家事が効率的になったお陰で、
自分の時間が増えれば、
その時間でお金を稼ぐことも可能だ。
または、自分の趣味に時間を費やしたり、
今までよりも有意義な時間の使い方ができる。
こんな話をすれば、
「家事を手抜きするんだろう」
と非難する人もいるかもしれない。
でも、手抜きと生産性を上げることは
まったく別物だ。
同じ結果を得るのにも、
インプットが少なくて済む方が
ずっと良いに決まっている。
家事の時間を減らして、
余った時間をより有効活用するためにも、
是非、必要な初期投資を躊躇わず、
ロジカルに家事ができるような
環境作りをしてみよう、
というのが勝間さんからのアドバイスだ。
勝間さん、役立つお知恵を
有難うございました。
参考動画:「豊かな生活を導く、ロジカル家事の勧め。家事にも設備投資と生産性の概念を導入しよう」
(ユーチューブ 勝間和代さん)