今回は、
望ましいことは
積極的にどんどんやり、
やめた方がよいことは
ラクにやめるコツについて。
その答えはけっこうシンプルで、
次の通りだ。
どんどんやった方がよいことは、
意図的に
簡単にやりやすくすること。
逆に、やめた方がよいことは、
そのことができにくくなるように
工夫することだ。
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例えば、
朝日を浴びながら散歩することは、
体内時計のリセットにもなるし、
セロトニンの分泌にも役立つ。
できれば毎日朝散歩して、
健康増進に努めた方が
望ましい。
でも朝起きてから
パジャマを脱ぎ、
ウォーキングウェアに着替えるのは、
ちょっと面倒だ。
着替えをしてから
行かなければと思えば、
おっくうになってしまう。
そのためなかなか
朝散歩できない人も
多いのでは?
そんな場合は、
朝着替えの必要がない
パジャマ兼スポーツウェアで
寝るとよい。
起床してから
口をゆすぐだけで
直ぐにそのまま
気軽に外に出られるからだ。
たったこれだけでも、
散歩に出かけやすくなり、
以前よりは
朝散歩をする頻度も
増えることだろう。
自炊についても
似たようなことが言える。
外食するよりも、
自炊をした方が
経済面でも、健康面でも
望ましいと考えられる。
しかし
毎晩ご飯を作るとなれば、
精神的な負担もかなり大きい。
それならば、
料理の作業をラクにしてくれる
便利なキッチン用品を揃えて、
それに頼ればよいだろう。
今では、ボタン一押しで
野菜が簡単に切れる器具や、
具材を入れてスイッチオンすれば、
簡単に料理が出来上がる
便利なグッズも売られている。
こういうモノを利用して、
料理の手間を省けばよい。
そうすれば、
気乗りしない自炊も
気軽にできるようになる。
要は、
望ましいことだから
頻繁にやった方がよい
と思われるものがあれば、
どうすれば
それをラクにこなせるのか?
色々考えてみることだ。
それなりの仕組みが
出来上がれば、
自然とどんどんやるように
なるからだ。
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その一方で、
あまり良くないことだから、
できればやめた方がよい
と思われるものもあるだろう。
望ましくないことでも、
習慣化していれば、
ついついやってしまうもの。
また、一旦癖になれば、
やめるのが大変なことも多い。
そんな場合は
どうすればよいか?
それは、そのことを
やりにくくしてしまうのだ。
例えば、砂糖菓子を
習慣的に食べることは、
健康上あまり良くないこと。
できれば食べない方が無難だ。
でもお菓子好きで
甘い物を食べる習慣があれば、
なかなかやめられないのも事実。
そんな時には、お菓子を一切
家の中に
置かないようにすればよい。
お菓子が家の中にあれば、
「絶対に食べない」と誓って、
強い意志で自分を
コントロールしようとしても、
誘惑されてしまうもの。
罪悪感を感じながらも、
お菓子に手を
伸ばしてしまうだろう。
でも家の中に
一切お菓子を置かなければ、
そうすることも不可能だ。
お菓子をゲットするには、
買いに行かねばならない。
そのためにわざわざ
靴を履いて外に出て、
歩いてコンビニやスーパーまで
行く気があるだろうか?
そこまでして
どうしても食べたい
とは思わないだろう。
そのお陰で
お菓子から自分を遠ざけることも
ラクにできる。
大切なポイントは、
お菓子を食べることを
自らやり辛くしてしまうのだ。
そうすることで
お菓子を食べる回数や
量も減るに違いない。
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望ましいことは
やりやすくすること。
そして、
やめた方がよいことは、
できにくくすること。
この方法が効果的な理由は、
人間は
かなり面倒くさがり屋だから。
多忙な生活をしていれば、
ちょっとしたことでも
面倒に感じるものだ。
例えば、洋服を整理した場合、
奥の方に入れた服は、
その後あまり着なくなる。
それとは逆に、
すぐ手が届く場所に置いた服は
頻繁に着るようになる。
洋服ダンスの奥に入れるか?
入り口付近に置くかで、
服の使用頻度が違ってくる。
そんな単純なことでも、
面倒くさがり屋の人間は
左右されてしまうのだ。
時間があり余っていて、
体力的にも元気な時には
まあいいにしても、
忙しくて、疲れていれば、
ちょっとしたことでも
「ああ面倒くさい!」
と感じてしまい、
やらなくなってしまうもの。
よって
やった方がよいことは、
今すぐ気軽にできるような環境を
自分で作った方が賢明だ。
逆にやらない方がよいことは、
それがやりにくくなるよう
意図的にそのような仕組みを
用意するとよい。
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やりやすい環境、
やりにくい仕組みを
一旦準備した後は、
自然と望ましいことは
どんどんやるようになり、
やらない方がよいことも
回数が減ってくるはずだ。
まずは自分にとって
どんなことを継続するのが
望ましいか? また、
今までしてきたことでも、
やめた方がよいことがあるか?
考えてみるとよいだろう。
そしてそれに適した
仕組みや環境を作りを
しておこう!
そうすることで自然と
良い行いはどんどん増え、
悪い行いはどんどん減ってゆく!