自分にとって学びやすい方法でマスターしよう!

今回は、
自分にとって学びやすい方法で
マスターしよう! という話。

自分にとって簡単で、
分かりやすい方法ならば、
何でもいい。

別の言い方をすれば、
従来のオーソドックスな学習方法に
固執する必要はない
ということだ。

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なぜそうなのかは、
人間は多種多様で、
人それぞれどの学び方が
一番やりやすいかが違うから。

どの学習方法で
マスターするかよりも、
マスターすること自体が
大切だからだ。

従来のオーソドックスな学習方法で
教育された人たちは
このことに気づかないことも
しばしば。

自分たちのやり方が
すべてだと思っているからだ。

でも本当は、大抵のことは
マスターするのに
様々な方法がある。

例えば、経済学の基礎知識を
身につけるのに、
必ずしも難しい活字がいっぱいの
経済学の教科書を読む必要はない。

漫画で経済学を
面白く説明したものを利用して
学んでもいいはず。

そちらの方が気軽にできて、
楽しみながら
すんなり理解できる人も
いるからだ。

何かを学ぶ際、
「このやり方が普通だから」
とは思わないで、

自分にとって楽しくラクに
学べる方法を模索して、
それを活用した方がお得だ。

もちろん、従来のやり方や
オーソドックスな方法は
否定しない。

それはそれでいいけれど、
オーソドックスな従来の学び方が
すべてではない
と言いたいだけだ。

色々な性格の人がいるように、
人それぞれ学び方のスタイルも
違ってもいいだろう。

Aのやり方が学びやすい
という人もいるし、

Bの学習方法が効果的に
マスターできると感じる人もいる。

重要なことは、どのやり方が
自分にとって一番楽しく、
スムーズに学べるかということ。

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実際に従来の方法とは
全く異なるもので
難関スキルをマスターした人もいる。

ニュージーランドの日本食レストランで、
シェフによる
料理デモンストレーションがあった。

中国人の若手男性シェフは、
リズミカルな手の動きを見せて、
次々と美しい料理を
作り上げていった。

包丁さばきや、寿司の握り方も
素晴らしい!

「日本で修行されたのですか?」
と聞いたところ、
そうではないと言う。

「昔のバイト先で、寿司職人がいた。
彼が寿司を握るのを見て、
自分も見よう見まねでやってみた。
その後自分で練習しているうちに、
上手にできるようになった」とのこと。

寿司職人の場合、
日本で本格的に修行するとなれば、
最初から
寿司を握ることは許されない。

包丁研ぎとか、
シャリの作り方とか
下働きの仕事を長期間させられた後、
やっと寿司を握れるようになる。

その道のプロセスを
通らなければ、
立派な寿司職人にはなれない
と思い込んでいる人もいるが、
実はそうでもなさそうだ。

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50代後半の海苔漁師のおじさんが
超難関曲の「ラ・カンパネラ」を
ピアノ演奏するのをネットで観た。

このおじさんは52歳になるまで、
ピアノを習ったこともなかった。

フジコヘミングさんが
この曲を演奏するのをテレビで観て、
おじさんは深い感銘を受けたのだ。

そして、「自分もこの曲を
弾けるようになりたい」と思い、
独学でピアノに挑戦した。

楽譜が読めないおじさんは、
「ラ・カンパネラ」を弾くために
押す鍵盤を教えてくれる動画を使い
練習した。

1回1回そのたびに動画を止めて、
鍵盤の位置を確認しながら
少しずつ弾き方を
マスターしていったそうだ。

常識的に考えれば、
このやり方は邪道。

こんな方法で
ベテランでも難しい曲を
マスターできるはずはない!
と考えるのが普通だろう。

しかし、おじさんは
超難関曲の「ラ・カンパネラ」
を素晴らしく弾けるように
なったのだ!

そして、
尊敬するフジコさんの目の前で
自分の演奏を
披露することもできた。

こういう人を見れば、
従来のオーソドックスな方法だけが
すべてではないと分かる。

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従来の方法に固執することで
残念なのは、
そのやり方が自分に合わない場合。

当然、マスターするのに
苦労するだろう。

スムーズに学べないから、
「これは自分に向いていない」
と結論付けてしまう。

学んでいても難しいから、
好きになれず、「もうやめた!」と
投げ出すに違いない。

しかし、もしこの人が同じことを
自分にあった方法で学んでいたら、
楽しくラクに学習して、
それをマスターしたかもしれない。

その後、そのスキルを土台に
色々活躍する可能性も
考えられる。

昔、教師をする友人から
こんな話を聞いた。

「同じように教えていても、
すぐに理解してくれる生徒もいれば、
何度説明しても
分かってくれない子供もいる。
でも、それはIQの違いだから、
仕方ない」とのこと。

確かにIQの違いにより
理解が早いか遅いかは
あるだろう。

しかし、
それだけではないのでは?

教えられる側にとって、
教わり方が自分に合っていれば、
すんなり理解して、
マスターできる。

でも、その教わり方を
分かりづらいと感じる人も
いるはず。

そんな人にとっては、
その方法は
自分に合っていないのだ。

別の教師が別の方法で
教えてくれれば、
難なく理解できる場合も
あるからだ。

それなのに、一つの方法で
難しかったからと言い、
その時点でそのことを
諦めてしまうことは
残念だと思われる。

別のやり方で試せば、
難なくマスターして、
そのスキルを活用して、
将来活躍する機会も
否定できないからだ。

そう考えれば、
一つのやり方で
スムーズに行かない場合には、
他の方法を視野に入れて、
別のやり方を試す方が望ましい。

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同じことをマスターするにも
色々な学習方法がある。

従来のオーソドックスなやり方も
いいけれど、
それがすべてではない。

あることをマスターするのに、
自分にとって一番やりやすい方法を
選ぶことは大切だ。

それにより、
最も効率よく楽しくラクに
学ぶことが可能になるからだ。

もしあなたの子供が
苦手科目で苦戦していたら、
別の教え方がないかどうか
探してみるとよいだろう。

自分が何かを試してみて、
「これ難しいな」と感じたときにも、
同じことをもっと分かりやすく
ラクに学べる方法がないか?
探ってみるとよい。

たった一つの方法で
「自分には向かない」と思い、
すぐに諦めてしまうのは
もったいないからだ。

従来の方法に
固執する必要はなし。

どんな学び方をするかよりも、
それをマスターする方が重要だ。

そのためには、
色々な方法を視野に入れて、
自分にピッタリの学習方法で
楽しくラクにマスターしよう!