Categories: メンタルヘルス

弱さも強さも一部分:メンタルの全体像を理解する

今回のテーマは、
「メンタルの強さは
全体として考えるべきではない」
という内容です。

この記事は、
自分がメンタル的に弱いと感じて
落ち込んでいる方々に
向けたものです。

この記事を読むことで、
自分が必ずしも
メンタルが弱いわけでない
と気づくことができるでしょう。

勇気づけるメッセージですので、
ぜひ最後までお読みください。

この内容は
「メンタルハックちゃんねる」
ほっしーさんのトークを
参考にしています。

では、さっそく本題に入りましょう。

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メンタルが弱いだけの人、強いだけの人は存在しない

「私はメンタルが弱い」とか、
「あの人はメンタルが強い」
という表現をよく耳にします。

しかし、実際には
メンタルが弱いだけの人、
あるいは強いだけの人は
存在しません。

なぜなら、「メンタル」と一口で言っても、
その内部には多様な要素が
含まれているため、
メンタルを単一の事象として
考えること自体が不適当だからです。

つまり、メンタルの強さを
全体として評価することは
適切ではありません。

今回参考にした
YouTuberのほっしーさんは、
鬱病の経験者です。

鬱病の症状と闘いながらも、
現在は会社経営者であり、
さらにはYouTuberとして、
鬱病に関する啓発活動を行っている方です。

ほっしーさんは
新卒で入社した企業で
半年働いた後、
鬱病を発症しました。

この事実だけを聞くと、
ほっしーさんはメンタルが弱い
と判断されがちです。

しかし、鬱病と闘いつつ、
今ではYouTubeで大活躍しています。

世界中から視聴されるYouTubeで
顔出しで自らの鬱病経験を公に話すことは、
相当な勇気が要ることでしょう。

それでもほっしーさんは、
堂々と自らの体験を共有し、
同じような状況にある人々に
勇気と希望を与えています。

この側面から見れば、
ほっしーさんはメンタルが強い
と言えるでしょう。

結局、メンタルが弱いか強いかと
一言で言うことはできないのです。

その理由は、
メンタルにもさまざまな要素が
存在するからです。

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誰もが強い面と弱い面を持っている

このことは、ほっしーさんだけでなく、
全ての人に当てはまるでしょう。

人それぞれ、
メンタルのある側面は強く、
一方で別の側面は弱い、
というのが現実だと言えます。

例えば、ビジネスの場では手堅く、
未知の領域に対しても
恐れず積極的に行動し、
多くの人がためらうような状況でも
躊躇せず前に進む人がいます。

一見すると、その人は
メンタルが強いと考えられるでしょう。

ところが、そういった人でも
恋愛においては
かなり臆病であることもあります。

気になるあの子に話しかけたくても、
勇気が湧かず、何も言えないで
悩んでいる場合もあるわけです。

そこで問われるのは、
この人がメンタルが強いのか、
それとも弱いのか、という点です。

メンタルの全体評価として「50点」
と断定するのは、
妥当ではないでしょう。

むしろ、
ビジネスにおける挑戦力は100点、
恋愛における度胸は15点、
というように評価した方が適切です。

人間はどんな人も、
メンタルには強い側面と弱い側面が
あるものです。

要するに、
メンタルの一面だけを見て
「メンタルが強い」とか
「メンタルが弱い」と結論づけるのは
不適切だと言えるのです。

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自分の弱点が必要とされる仕事は避けるべき

例えば、人間関係が得意でなく、
人とうまく関われないとする場合、
このような人が営業職に就いたら
どうなるでしょう?

一生懸命努力しても成果は出ず、
苦しむことになるでしょう。

業績が上がらず、上司から叱責を受け、
ストレスが増える一方です。

その結果、自信を失い、
「私はダメな人間なんだ」
と思うようになるかもしれません。

無理に続ければ、
鬱症状に陥る可能性もあります。

このような状況にある人は、
案外多いのではないでしょうか?

しかし、本当にこの人たちは
メンタルが弱くて無能なのでしょうか?

そんなことはありません。

人間関係が得意でなくとも、
プログラミングが得意かも
しれません。

その場合は、営業ではなく、
IT部門に配属されていれば、
会社に大いに貢献できたでしょう。

「営業で成績が出ないから無能だ」
と短絡的に判断し、
その人を落ち込ませるのは不当です。

問題なのは、
その人自身というよりも、
適材適所に人を配置できない
雇用者の側です。

日本の終身雇用制度は、
適材適所の配置が難しく、
多くの人がそのせいで
苦しむケースも少なくありません。

しかし、時代は変わってきており、
終身雇用制度も
次第に廃れていくでしょう。

今後は、自分で職種を選べる時代が
来ることでしょう。

その際は、
自分の弱点が必要とされる仕事は避け、
自分の強みが活かせる仕事を
選ぶことが大切です。

どれほどその仕事が社会的に評価され、
親からも望まれていたとしても、
自分に合っていなければ
良い結果は出ません。

その代わりに、
自分の強みを最大限に
活かせる仕事を見つけて、
そこで力を発揮しましょう。

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弱い面に焦点を当てるのはやめ、強みを活かそう!

人はよく
「この人はメンタルが強い」とか、
「あの人はメンタルが弱い」
と一面だけを見て評価しがちです。

しかし、実際には、すべての人が
メンタルの強い部分と弱い部分を
両方持っています。

ここまで読んでいれば、そのことを
お分かりいただけたと思います。

もし、自分がメンタルが弱いと感じ、
情けなく思っていたのなら、
一度自分を見つめ直してみてください。

あなたは自分の弱い面だけに
フォーカスを当てて
「私はメンタルが弱い」
と思い込んで落ち込んでいるに
違いありません。

でも、そうする必要はありません。

自分では意外に感じるかもしれませんが、
他の面でメンタルが強い一面も
あるはずです。

自分の弱い部分ばかりに注目するのは避け、
全体を見て評価したほうが望ましいです。

「弱い部分を改善しなければ」
と努力する人もいますが、
それは必ずしも必要ではありません。

誰もが弱い部分を持っているからです。

その代わり、
今まで自分では気づけなかった
強い部分を見つけるようにしましょう。

自分と向き合い、自分を観察すれば、
意外な強みが
見つかるかもしれません。

時には、身近な人が
あなたの強みを
知っている場合もあります。

心理テストを受けることで、
自分のメンタルの強みを
発見する手がかりになるかもしれません。

また、過去の成功やうまくいったことを
振り返り、何が成功へと導いたのか考えれば、
新たな強みが見えてくるでしょう。

そして、
その強みを活かして
前に進むことが大切です。

ほっしーさんのトークは
とても役に立つものです。

あなたもこのトークを
聴くことをお勧めします。

リンクは
勘違いかも…メンタル弱い人の思い込み5選
(ユーチューブ ほっしーのメンタルハックちゃんねる)
です。

ほっしーさん、貴重なトークを
ありがとうございました。