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病気・怪我がなかなか治らない理由

怪我をして、医者から「全治6週間」と言われた。
6週間後、病院へ行った時、
「もう良くなりましたね」と言われても、
自分ではそうは思えない。まだ、調子が悪い。
大きな病気をして手術を受けた。
大抵の場合は、3カ月もあれば
普通の生活に戻れるはずなのに、
自分はそうではない。
3カ月経っても、まだまだ具合が悪くて
日常生活がツライ。

これと似たようなことを経験した人は
私以外にもいるのでは?

大きな病気や怪我をすれば、
身体の一部に大きなダメージを受けるので
回復しても、元の状態に戻らないのは不思議でない。
それでも、一定の期間を経たら
「まあ、治ったかな」と思えてもいいはず。

病気や怪我の不快な症状が
極端に長引いてしまい、
日々の生活の質を悪くするほど
辛いものであるということも
時々耳にする。

私自身、このような状態を経験して
感じたことがある。
また、私の周辺にいる人で、
なかなか治らず、ツライと漏らす人がいた。
「もしかして、彼女の場合も、
私と似たような理由があるのでは」と
感覚的に思ったことがあった。

それが何かという前に、
お断りしたいことがある。
私は医学や心理学の専門家ではない。
HSPの特性を沢山持つ私は、
感覚的に「こういうことではないか?」
と感じることがよくある。
なので、これから私が言うことは
正しいかどうかは分からない。
鵜呑みにすることなく、
参考程度に聞いて欲しい。

病気・怪我の症状を極度に長く
引きずってしまうのは、
病気、怪我そのものよりも、
自分の中に隠れた心理的な問題に
よる場合があるということだ。

私自身の話だが、
子供時代に経験した両親との険悪な人間関係を
清算することなく、長い間、生きてきた。
通常は、あまり影響を受けなくても、
大きな病気になったり、怪我したりしたとき
隠れた心の問題が悪さをして、
そのために、身体の症状を
長く引きずっていたと思う。

私の元同僚は、交通事故でむち打ち症になった。
暫く病院通いをしていたが、
なかなか症状が改善されない。
医者からは「もう大丈夫ですよ」と言われたのに
それでも具合が悪くて、症状に気を取られていた。
元同僚とお茶していて、感じたことがある。
「もしかしたら、彼女は半年以上前に起きた
失恋のことを、未だに引きずっているのでは?」と。
そのために、もう良くなったはずの身体に
ツライ症状が残っているのかもしれない
と思えたのだ。

心の奥底に隠れた
自分の中で清算されていない
出来事や人間関係が、
自分の心身が弱くなった時に
出てくることがある。
元気に生活している時には
そのことをすっかり忘れている。
でも、自分で気づいてなくても、
清算されていない心のわだかまりは
自分の心の奥底に潜んでいる。

もし、これが原因で、病気や怪我が
長い間治らなくて、不快な症状を引きずっていたら
その病気、怪我のことよりも、
心の中に隠れている心理的な問題を
解決するのが先決だろう。

もっと深堀すれば、
そもそも、自分がこの病気になったのは
自分の心の中にあったモヤモヤみたいなものが
長い期間をかけて、少しづつ自分の中に蓄積されていった。
そして、ある日、それが大きくなりすぎて
病気という形で外に出てきたのかもしれない。

「精神的なことだから、関係ないでしょ」
と言う人もいるけれど、
私はそうは思わない。
自分が身を持って体験したことなので、
やはり、心の状態は大切だな、としみじみ思う。

私と似たような経験がある方がいれば、
自分の心の奥底に
清算されていない心の闇が
自分の身体に影響を与えていないか?
ということを、自分に問いかけてみること
をオススメする。