Categories: メンタルヘルス

普段からこれを用意しておけば、いざという時、とても役に立つ!

現代社会はストレスが多い。

職場や学校での
人間関係のトラブル。

家庭内での
人間関係の揉め事。

自分の将来について
心配すること。

仕事や勉強で
ぶち当たる困難。

恋人や友人との関係で
悩むこと。

厄介な近所づきあい等々、

様々なストレスに晒されて、
私たちは生活している。

そんな私たちが、
日頃から準備しておけば、

いざという時、
とても役に立つことがある。

それは
「ストレスコーピング」の方法。

ストレスコーピングとは、
ストレスを対処して、

自分をラクに
してあげること。

ストレスによる
悪影響を減らして、

心身の健康を
守ることが目的だ。

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ストレスコーピングの例として、
次のようなものがある。

深呼吸をして
呼吸を整えること。

自分の心を支えてくれるような
言葉をつぶやくこと。

自分一人の空間にこもり
気持ちを落ちつけること。

ペットと戯れて
癒されること。

ストレスの対象に対して、
自分のとらえ方を変えてみること。

その他、色々な
ストレスコーピング方法があり、

人によって、
どれが効果的かは違う。

要は、自分にとって有効な
ストレスコーピング方法を
知っておき、

いざという時に、
活用できれば、心強い。

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私も幾つか
ストレスコーピング方法がある。

一つ目は
3分間のマインドフルネス。

マインドフルネスは瞑想の一種。

今この瞬間を
良い悪いの判断なしに、

自分の五感で
ありのまま観たり、
感じたりすることだ。

私のお気に入りの
マインドフルネス方法は、

周囲の色に注目すること。

今、自分がいる部屋の中や、
環境内には、

たくさんの物があり、
それぞれが様々な色を呈している。

見える範囲で、
近くにある物の色を

何も考えることなく、
ただじっと見つめてみる。

同じ緑でも、
濃い緑や、黄色に近い緑、
透き通った感じの緑など、

全然違う緑がある。

そういう色を
ありのまま観るだけだ。

「これが綺麗」とか、
「これはキタナイ」とか、
ジャッジはしない。

頭を空っぽにして、
色だけに注目して、

その色を観るだけだ。

私は物事を考えすぎる傾向にあり、

自分の中で思考がうるさすぎて、
疲れてしまうことが多々ある。

そんな時に
色を使ったマインドフルネス
を実践すれば、

けっこう、心が落ち着いてくる。

最初のうちは、
色に注目しようとしても、

雑念が湧いてきて、
邪魔されることも多かった。

しかし、やり慣れれば、1分間継続して、
色にフォーカスを
当てられるようになった。

3分間は短いようで
けっこう長い。

私は未だに3分間継続的に
色に集中できない。

でも、たった1分でも、
これができれば、

心はかなり落ち着いてくる。

雑念が発生したと気づいた時点で、

再び、意識を
色に戻してみる。

うるさい思考が出てきたら、

何時でも何処でも
試せる方法なので、重宝している。

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私のストレスコーピングの2つ目は、
紙に書き出すこと。

特に、イラっとしたり、
悔しいとか、腹立たしいとか、
ネガティブ感情に襲われた時、

自分の心の内にあることを
すべて紙に殴り書きする。

誰にも見せないので、
自分が感じた通り、

遠慮なく、言いたいことを、
言いたいだけ書いてみる。

自分の中にある
ネガティブな気持ち、

どうしても納得いかないこと、

どう考えても、理不尽で
受け入れがたいことなどを、

書くことにより、吐き出す。

やってみれば分かるけれど、

書くことにより
嫌なものが自分の外に出せる。

色々書きまくっているうちに、
気分が落ち着いてきて、

スッキリするのだ。

書くだけ、書いたら、
その紙をビリビリに破って、
破ったものを丸めて、

ゴミ箱にポイっと捨ててしまえば、
気分も晴れ晴れする。

書いているうちに、
自分の心の内が
整理整頓され、

客観的に物事を
判断できる場合もある。

意外にもかなり効果のある
ストレス発散方法だ。

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私のストレスコーピングの3つ目は、
音楽を聴いて、涙を流すこと。

悲しい時、ツライ時、
この方法は効果的だ。

自分の今の気持ちと
似たような暗い曲をかけて、

思いっきり涙を流す。

気が済むまで、
泣いてみれば、

その後のスッキリ感は
かなりのもの。

しないほうがいいことは、

悲しい時、ツライ時、
それを忘れさせるため、

ハイテンションの
エネルギーに溢れた曲を聞くこと。

そうすることで
元気が出せると思いがちだが、

実は、これは逆効果。

余計心が苦しくなる。

それよりも、
自分の今の心の状態を
表すような曲がいい。

「泣くことは良くないことだ」
と思い込んでる人もいるが、

これも大きな間違い。

泣くことは
決して悪いことではない。

男でも、女でも、
大人でも、子供でも、
性別、年齢、立場に関わらず、

誰でも泣いていいはずだ。

「泣いてはいけない」というのは
単なる不当な思い込みにすぎない。

涙を流すことで、
自分の中にある悪いものを
すっかり外に出してしまう。

そうすることで
精神的にも安定する。

泣くことは、
自然の精神安定剤だ。

積極的に泣いてみよう。

人前で泣くことにより
面倒なことになりそうなら、

自分一人のスペースを
確保するとよい。

自分の気持ちと似たような
メランコリーな曲をかけ、

思いっきり涙を流すことで、
ツラさや悲しさも、

自分の外に出してしまう。

涙が出るだけ、出たら、

その後の爽快感はこの上ない。

これも非常に役立つ
ストレスコーピング方法の一つだ。

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私のストレスコーピングの4つ目は、
可愛い犬の動画を見ること。

特に、忙しい一日を終えて、
心身疲れている時に有効だ。

私は犬が好きなので、
可愛い犬の映像を観るだけで、

心がとても癒される。

今日一日頑張って、
「ああ疲れたな」と感じた時に、

ゆったりとソファーに腰かけ、
犬の動画を楽しむ。

特別何も考えず、
ただただ犬の可愛さを見て、

疲れた心を癒してもらう。

動物と戯れることで、
癒しを得る人はかなり多い。

動物の身体をなでている時、
脳内ではオキシトシンが分泌されて、

なんだかいい気分だな
と感じることができるのだ。

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人は皆、性格も違うし、
好みも違う。

人それぞれ自分に合う
ストレスコーピング方法も大分違う。

あなたはどんなことをすれば、

モヤモヤした気持ちを
落ちつけたり、

理不尽で納得いかないとき、
怒りの感情を鎮めたり、

悲しい時、ツライ時、
癒されたり、

疲れた時にほっとした気分に
なれるだろうか?

ストレス大になった時、
何をすれば、

自分の気持ちがラクになり、

心身の健康を守れるか?

普段から考えておき、

必要がある時には、
是非活用するとよい。

今はそんなにストレスがなくても、

自分はどんなことで癒されるか
知っておくことは重要だ。

人生は山あり谷あり。

好調の時もあれば、
不運に襲われて、大変な時もある。

今現在、好調であっても、
突然、悪いことが
襲いかかってくることもある。

そうなってから、
ストレスコーピング方法を
見つけようとしても、

余裕がない時には
なかなかできないものだ。

普段から、
特に大きなストレスがないうちから、

ストレスコーピング方法を
探しておいて、準備するほうが賢明だ。

そうすれば、
いざという時、役に立つ。

自分にとって効果的な
ストレスコーピング方法を
2~3用意しておこう!