なんだか最近、
物事が思うように進まない!
イマイチ上手く行かない!
そう感じる人がいたら、ぜひ、
確認して欲しいことがある。
それは、あなたにとって、
「一番大切な人間関係と
上手く行っているか?」
ということ。
なぜなら、
一番大切な人との関係が
悪くなれば、
身の回りのことが
思うように動かなくなるから。
もし、そんな人がいたら、
一度、確認してみて!
あなたは、あなたにとって
一番重要な人と
良好な関係を築けているか?
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ところで、その
一番大切な人とは
いったい誰のこと?
お母さん?
いや、違う。
お父さん?
いや、違う。
兄弟・姉妹?
いや、違う。
配偶者?
いや、違う。
自分の子供たち?
いや、違う。
職場の上司?
大ハズレ!
残念ながら、その答えは、
この中のどれでもない。
正解は、「自分自身」。
自分自身との人間関係を
考えたことがない人も
いるだろう。
しかし、これが
一番大切な人間関係だ。
なぜなら、自分自身を
大事にせず、粗末に扱えば、
そのうち不思議と身の回りで
望ましくないことが
起きるようになるから。
自分を粗末に扱うとは、
具体的に言えば、
自分に厳しい言葉を使い、
自分を虐めたり、
非難したり、責めたり
すること。
他人のことは
尊重しても、
自分が思うことは無視して
自分を軽視すること。
自分のありのままを許さず、
自己否定をすること。
自分のことだから、
どんな扱いをしても
自由は自由。
でも、
自分を大切にしなければ、
良いことは、あまり起きない。
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なぜ、そんなことが
言えるのか?
それは、自分を虐めれば、
自分は惨めな気持ちになり、
気が滅入る。
視野が狭まり、
自分の視覚に入るものも
狭まってしまう。
そのうちに、
悪いことしか見えなくなり、
更に気持ちが落ち込むようになる。
自分の目に入るものは、
自分を大切にしないことと
関係するものばかり!
たとえば、自己否定をすれば、
自分を否定する人ばかりが
目の前に続々と現れるようになる。
自分の気持ちと
似たような人たちが
引き寄せられるからだ。
「私って、本当に
どうしょうもない」と嘆いていれば、
「そうそう、あなたって、
本当にどうしょうもないね」
と言ってくれる人が、
あなたの周りを
取り巻くようになる。
自分も自分を否定して、
近くにいる人たちも
あなたのことを認めてくれない。
こうなれば、
自分は惨めな気持ちで
悲しくなり、
幸せを感じることからは
ほど遠い状態となる。
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自分を粗末に扱わず、
大切にしてあげれれば、
自分の視界に入るのも
大分違ったものが見える。
ニュートラルの視点で
観ることができれば、
自分に冷たい人もいる一方で、
自分に優しく、
自分を応援してくれる人もいる
と理解できる。
自己否定をしていた頃には、
全然見えなかった人たちが、
視界に入るようになるのだ。
自分を肯定してあげれず、
自分のやることなすことに
非難の姿勢を見せれば、
目の前にあるチャンスにも
気づくことができない。
本当は、自分の周りには
悪いことだけでなく、
チャンスになり得る良いことも
沢山転がっているのに……。
自分を大切に
してあげないと、
そういう良いこと、
素晴らしいことも見えなくなり、
逃してしまうことになる。
とても残念ではないか?
逆に、自分の状態を肯定できて、
「自分ってスゴイじゃん!」
と言える時には、
同じように自分を肯定して
応援してくれる人たちが
目につきやすくなる。
つまり、
自分が今観ている現実は、
今の自分の心の状態を
映し出したものだということ。
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一般的に考えれば、
上手く行かないから、
自分が悪いと思い、
自分を否定して、自分を粗末に扱う。
逆に、思い通りに上手く行けば、
自分を肯定できて、
自分に親切にしてあげれる。
このような順番で考えがちだ。
しかし、この順番が
間違っているのだ!
正しいのは、
自分に優しく、親切で
大切に扱ってあげれるから、
その結果として、
身の回りのことが思い通りに
上手く動き出すことになる。
逆に、自己否定をして、
自分を非難し虐めていれば、
その結果として、
上手く行くことも
上手く回らなくなってしまう。
悲惨なことが次々と起こり、
気分も落ち込み、
嫌なことばかりになってしまうのだ。
この順番を正しく理解せず、
ずっと間違ったままでいれば、
いつまで経っても、
イマイチだな~と思うような状況が
続いてしまう結果となる。
人生では様々なことが起きる。
起きることすべてが
自分にとって
好ましいものばかりではない。
時には、自分には「嫌だな~」
と感じられることもある。
この点では、世の中にいる
すべての人が平等だ。
誰にでも、嫌なこと、不快なこと、
不都合なことは
実際に起きているのだ。
しかし、自分にとって
不都合なことが起きた時、
自分自身をどう扱うかで、
その先、全く違う結果を見る。
大変な状況下でも、
自分をかばって
大事にしてあげれれば、
一時的には大変でも、
そのうち人生は好転し始める。
しかし、こんな時、自分を非難して、
「こうなったのは、お前のせいだ!」
と自分責めをし続ければ、
事態はより悪い方向へ
進んでしまう。
自分を虐めて、卑屈になれば、
視野狭窄状態が起こり、
悪いことしか見えなくなり、
自分を虐めるような人たちと
一緒に組んで、更に自分を
悪い方向へ導くことになる。
その一方で、苦しい時でも、
自分を労り、優しくしてあげれば、
自分に共感してくれる人たちが
目について、
そういう人たちに応援されて、
苦境を乗り越え、
よい状態へ向かうことも可能だ。
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もし、今の自分が
苦しい状況ならば、
「こういう悪い状態になったのは、
お前が悪かったから!」
と自分責めをするのは、やめよう!
それよりも、自分に優しく
接してあげることだ。
「そうだよね。分かるよ。
そんな時もあるからね。
でも、大丈夫。安心して」と
自分に共感してあげて!
大切な親友に接する時と
同じように、
自分自身に親切に
接してあげることが重要だ。
人生を好転させるには、自分が
自身の一番の理解者となり、
優しく寄り添ってあげることが
必要だから。
こういう姿勢で
自分自身を大切にできれば、
自分との人間関係も
徐々に良好なものとなり、
気がついたら、不思議と
自分も良い方向に進んできた
と感じるようになる。
人生は、写真のような
静止画ではない。
常に続いている
動画のようなものだ。
不快な写真の一枚を取り出し、
悲しんだり、
幸せな写真の一枚を見て、
喜んだり、
その時々で一喜一憂しても、
あまり意味がない。
それよりも、
様々な出来事が起きる
動画の中で、
自分にとって都合の良いこと、
悪いこと、両方が起きることを
知っておこう!
その上で、
自分自身に親切にして、
自分を大切に扱って、
自分の心の在り方を
整えておくことの方が
幸せになるためには重要だ。
なぜなら、自分が今観ている
現実は、
自分の心の内を
映し出すものにすぎないから。
たとえ苦しい状況でも、
自分を労い、ありのままを受け入れて、
自分に優しく接してあげれれば、
自分に応援してくれる人たち、
共感してくれる人たちが、
目の前に現れて、協力してくれる。
そんな人たちとのご縁を
大切にして、
目の前に転がっている
チャンスにも次々と
挑戦してゆければ、
そのうちに、
人生は思いがけない展開となり、
面白くなってゆくものだ。
まず最初に、
自分自身との人間関係を
良好なものにしておこう!