Categories: メンタルヘルス

これをすれば、多くの悩みは解決! 優しくて真面目な人たちへ

優しくて、真面目な人って
悩むことが多い。

なぜ?

それは、
他人には優しくできても、
自分自身には厳しくて、

自分を許してあげれないから。

自分を自由にしてあげれないから。

だから、悩みが多くなる。

でも、もし、
自分を許すことができれば、

今まで随分悩んでいたことも、
あっという間に、解決される。

今回の話は、
「自分を許すことで、
多くの悩みが解決する」ということ。

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たとえば、
ブラック企業で働く社員。

毎日、毎日、残業続きで、
一生懸命仕事を頑張っている。

一つ片づければ、
また次の仕事が入る。

休む暇もなく、
容赦なく大量の仕事が
次から次へとどんどん来る。

「これが終われば、
ちょっと休息できる」
ということもなく、ずっと働き詰めだ。

体調が優れなくても、
お休みも取れないし、
病院へも行けない。

上司から、いいように
使われ放題だ。

「ツライ、シンドイ」とは思っても、
会社を辞めることは、
絶対に考えられない。

なぜなら、それは
逃げることと同じだから。

周りからも言われている。
「弱音を吐くな!
若いんだから、頑張れ!」と。

どんなに苦しくても、
自分の身体に鞭を打ち、
朝は早くから、夜遅くまで、
ずっとずっと働き続ける。

あまりにも過酷な労働条件で、
身体も心もボロボロなのに。

それでも、ずっと辞めないで
一生懸命頑張り続ける。

逃げたら負けだから。
ルーザーにはなりたくないから。

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自分勝手な親と同居している人。

この親は常に子供を否定しまくり、
ネガティブなことばかり言う。

自分の思い通りにならなければ、
小さな子供のように駄々こねる。

子供を自分の分身だと思い、
成人した子供に対しても、
いつまでもコントロールしようとする。

そんな親と同居していれば、
子供も息が詰まる。

「ああ、本当に嫌だな。
こんなネガティブな親と一緒にいれば、
自分まで暗い気持ちになる….」

年がら年中、ネチネチと
人の悪口を言ったり、
否定的なことばかりを言う親。

「本当に嫌気がさす。不愉快だ!」

そうは思っても、
ずっと親と同居するつもりだ。

いつまでも親元を離れようとはせず、
「嫌だ、嫌だ」と文句い言いながらも、
今後もずっと一緒に暮らすつもりだ。

なぜ、この人は、
親元を離れられないのか?

それは、
自分が家を出ることは、
親を捨てることと同じだから。

親が嫌いでも、
自分の親なんだから、
近くにいなければいけない
と思っているからだ。

自分がやりたいことも我慢して、
親の近くにいて、面倒を見る。

どんなに嫌でも、
自分が面倒見なければ、
絶対にいけないと信じている。

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前例のブラック企業の社員も、
嫌な親と同居する人も、
自分を縛り付けている。

その縛りの背景にあるものは、
「就職した会社では、
どんなことがあっても、
絶対に辞めたらいけない」、
「親には優しくしなければいけない」
という本人の強い思い込み。

強い観念が
この人たちを縛り付けて、
苦しめている。

冷静に考えれば、
他人に縛り付けられている
というよりも、

自分で自分を許せず、
自由にしてあげれず、
自分自身を悩み苦しませている。

自分が自分を許せないのは、
もともとは親や世間の影響を受け、
不当な信念を自分の中に
植え付けたからだ。

子供の頃から、
「人には優しくしなければ、
いけませんよ」とか、

「一旦始めたことは、
最後まで立派にやり遂げなさい」とか、

「他人に尽くさなければ
いけませんよ」とか、

「徳を積まなければ
いけませんよ」
というような言葉を
ずっと親から
言われ続けてきた。

子供の頃、そのようなことを
何度も繰り返して聞けば、

自然と「それは正しいことだ」
と思うようになる。

そして、一旦、自分の中で
「正しいこと」として確立されれば、

その後は、それを疑わず、
当然のこととして受け入れている。

よくよく考えれば、
かなり不当で理不尽なことでも、
「こうするのが正しい」
と確信までしている。

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このように苦しむ人たちが
悩みから解放されるのは、

まずは、
自分が思い込んでいる
不当な信念に気づくことだ。

そして、その上で、
その信念を手放して、
自分を許してあげること。

自分を
呪縛から解放してあげることだ。

縛りを解いて、
自由にしてあげれれば、

それだけで、
今までずっと悩んできたことが
すっかりなくなることもある。

「自分は立派でなくてはならない」とか、

「自分は我慢して
努力しなければいけない」とか、

「~するべき」「~しないべき」
という観念を手放して、

立派なことができない自分を
許してあげる。

嫌なことから逃げてしまう自分を
許してあげる。

だらしがない自分でもいい。

親の面倒を見れない自分でもいい。

辛くてシンドイ仕事から
逃げる自分でもいい。

良い人間でなくてもいい。

人の役に立てない自分でもいい。

どんな自分でも
OKを出してあげることだ。

これが悩み解決のためには
非常に重要。

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「そんな自分勝手なことを」
と反論する人もいるだろう。

しかし、自分勝手はやめて、
今まで通りずっと我慢していたら、
自分はどうなるだろうか?

不当なほどの仕事量なのに、
自分に鞭を打って、
ムリにムリを重ねれば、

そのうち、自分は病気になる。

深刻な身体の病気かもしれないし、
メンタルを病んでしまうかもしれない。

いずれにせよ、
自分の健康状態を損ない、
そのせいで、会社にも行けなくなる。

そのほうが、
ずっと会社に迷惑がかかる。

長期間、復帰できなければ、
会社のほうも
自分を捨てるだろう。

「そんな人間は必要ない」
とゴミのように簡単に
ポイと捨てられてしまう。

そうなったら、
自己犠牲を払ってまで、
ムリして過酷な労働条件で
働いていたことは、

ツマラナイし、馬鹿らしい。

健康を損なう前に、
転職してしまったほうが無難だ。

理不尽な要求ばかりしてくる親と
ずっと一緒に住んでいれば、

自分のやりたいことも
できなくなる。

自分は嫌なのに、
「親がこういったから」と言い、
親のいう通りに従えば、
自分の人生を生きられない。

それで自分は幸せだろうか?

高齢の親と中年の子供の間で起きた
家庭内の事件のニュースは、
他人事のように聞こえる。

でも、ずっとずっと
我慢ばかりしていて、
自己犠牲を払い続ければ、
他人事で済まなくなるかもしれない。

事件に発展しなくても、
自分は幸せな人生を
歩むことはできなくなる。

大きな自己犠牲を払ってまで、
親に尽くさなければ
ならないのだろうか?

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表面上は立派なことをしていても、
義務感でムリに我慢してやる時には、

自分は心底ハッピーではない。

どんなに素晴らしいことでさえ、
それをやる時の自分から
嫌なオーラが出てしまい、

そのネガティブ波動が
周囲の人たちに伝わる。

嫌な顔を見せないように
作り笑いをしていても、

他人は直ぐに見抜けてしまう。

「ああ、この人、
ムリしているな」と明らかだ。

どんなに笑顔を見せようと
頑張ったところで、
やはり悪い波動が出ている。

逆に自分自身に正直になり、
心底望むことをする時には、

たとえそれが立派な行いでなくても、
幸せを感じながらやっているので、
幸せオーラが放出される。

自分では自覚しなくても、
自然と軽やかで心地良い波動が
自分から出ている。

こういう雰囲気は、
周囲の人たちを安心させ、
明るい気持ちにさせるもの。

ハッピーオーラは
近くにいる人たちまでも、
幸せな気持ちにさせてあげる。

浮かない顔で
立派だと思われることを
ムリしてするよりも、

自分の心に正直になり、
自分自身が心底やりたいことを
やるほうが、

自分も幸せになるし、
周囲の人にも
良い影響を与えられる。

たとえ、それが
あまり立派な行為でなくても、
自分から出る軽やかな波動が、

近くにいる人たちを
明るい気持ちにしてくれる。

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「良い人でいよう」、

「立派な人間でいよう」、

「最後まで立派に成し遂げよう」、

「他人に尽くそう」というのは、

大きな自己犠牲を払ってまで、
することではない。

まずは自分を満たすことが重要。

そのためには、
自分でやってる縛りを解いて、
自分自身を自由にしてあげる。

立派な自分でなくても、
自分を許してあげることだ。

自分の気持ちに正直になり、
「ムリに嫌なことをしなくても
いいんだよ」と言ってあげること。

そうすることで、
「今までこんなに悩んでいたのに、

今ではすっかり
問題はなくなった」と喜べる。

他人に優しくて、真面目な人、
自分にも優しくしてあげて!

不当な信念を捨てて、
自分を許してあげてね。