「人生100年時代!」
と言われる現代。
以前に比べれば、
より多くの人たちが
より長い期間を、
リタイアした後に
生きることになる。
長い老後の生活を
快適に過ごすには、
今、何をすれば良いだろうか?
これが今回のテーマだ。
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結論を先に述べれば、
若いうちから意識して、
自分の生活に「サスティナビリティ」を
取り入れるのが望ましい。
サスティナビリティとは
「持続可能」とか、「継続可能」
という意味の英語の名詞。
この言葉は通常、
経済分野や環境保護の文脈で
語られることが多い。
経済活動を進める上で、
環境破壊をできるだけ避け、
資源も枯渇させないよう
上手に資源を利用する
といったこと。
また、
企業は目先の利益だけを
追求するのではなく、
長期的視点に立ち、
会社を成長させながら、
社会全体にも良い恩恵を与えるよう
努めること。
これらの点で
サスティナビリティの概念は
とても重要だ。
この考え方を
私たち一般個人も意識して、
生活に役立てるとよい。
そのお陰で
生涯にわたって、
ベストな状況で生きることも
可能になるからだ。
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例えば、お金の場合。
最近は人の寿命も延びている。
あと何年生きるかは分からなくても、
平均寿命生きると仮定して、
生きている期間、満遍なく
お金に恵まれるよう
工夫するのも大切だ。
若い頃、
無駄遣いばかりしていれば、
今は楽しくても、あとになって、
お金に苦労するだろうから。
健康面でも
似たようなことが言える。
20代、30代の時には、
身体が元気な人が多い。
しかし年齢を重ねるにつれて、
色々な体の部分にボロが出て、
支障をきたすことも
少なくない。
短期的には楽しくて、
快楽を与えてくれるものでも、
長期的には
体の害になるものならば、
最初からやらない方が賢明だ。
若くて元気なうちから、
睡眠、栄養、運動など
健康に気遣いしていれば、
後の人生でも、長い間
健康で暮らせる確率は
高くなるからだ。
人生の様々な時点で、
私たちは
色々な選択に迫られる。
何かを決める際は、
短期的には良さそうでも、
長期的にはイマイチならば、
その選択はしない方が無難だ。
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私自身の話をすれば、
私は食事に
大分気遣いしている。
なぜなら私は
糖尿病予備軍だから。
今のところ、
食生活を気をつけることで、
血糖値コントロールが
上手くできている。
正直言えば、私も
「これ食べたい!」と思うものが
幾つかある。
でも、できるだけ
それらのものを食べないよう
我慢しているのも確かなこと。
その理由は、私が欲しいものは、
チョコやケーキなど
砂糖が大量に入ったスイーツだから。
もし今、自分を甘やかして、
甘いものを沢山食べれば、
血糖値も抑えられなくなる
と分かっているからだ。
今、食べたいものを
たらふく食べて、
エンジョーイできても、
後の人生で
インシュリン注射が必要になったり、
糖尿病の合併症で
苦しんだりするのは、
御免だ! と思うからだ。
健康状態が悪ければ、
生活の質が落ちることを
私は十分承知している。
だから私は
生きている間は、
できるだけ良好な健康状態を
維持したい気持ちが強い。
こう考えるから、
目先の利益(甘くて美味しいスイーツ)には
飛びつくことなく、
サスティナビリティを意識して、
自分が人生の長い間、
クオリティ・オブ・ライフ(生活の質)
を楽しめるように、頑張っている。
今ちょっとの我慢のお陰で、
将来得れるものが
大きいと思うからだ。
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健康面で恵まれていて、
普通の生活をしている人は、
若い頃は、このようなことを
あまり考えない。
何も不自由なく、
快適に生活できているからだ。
しかし残念なことに、
その快適さは今は当然でも、
時が経てば、失われることも
珍しくない。
だから今のうちから意識して、
長い人生全般のどの部分でも、
快適さを持続できるよう
工夫することが必要だ。
何かを決める際は、
今のことだけではなく、
今後のことも視野に入れて
決断するのが望ましい。
今この瞬間の楽さがあっても、
そのことが将来
悪影響を及ぼす場合もしばしばだ。
もしそうならば、
サッサと今のうちに
やめた方が賢明だ。
サスティナビリティ
を意識することは、
短期的な目線だけでなく、
長期的な視野で、
色々な物事を見て、
考えること。
全般的に
自分が一番得するには
何が良いのか? を思考して、
ベストなものを選ぶ習慣をつけよう!
それにより、
恩恵を受けるのも
自分自身だから。
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このことは、
若い人だけではなく、
もう既に中年になった人にも有効だ。
今からでも遅くない!
自分の生活の中に、
持続可能、継続可能の概念を
取り入れて、
長期的に
自分にとって一番良いものを
選ぼう!
個人の生活にも
サスティナビリティを
意識できれば、
この先ずっと生活の質も
ベストに保てるからだ。