ラクに学んで、その分野の勉強で成果を上げるコツとは?

今回のテーマは、
学習時に、どうすれば
ラクに効率よく勉強できるのか?
について。
勝間和代さんのトークを参考に
「学習について」私が考えることを
お話ししたい。

学習する時、重要な考え方は、
「楽しくなければ、学べない」
ということ。
プラスの情動の時に、
ワクワクして、動機づけられて、
学びたい気持ちが強ければ、
効率よく学ぶことが可能で、
頭にも残りやすくなる。

逆に、「嫌だ、やりたくない。
勉強するのが苦痛だ。ツライ」
という気持ちでは、
どんなに周りが「勉強しなさい」
と強制したところで、効果は出ない。
嫌々する勉強は全然身にならず、
本人の時間をムダにしてしまうだけだ。

嫌いな分野の勉強も、
ムリして頑張るようにすれば、
そのうちできるようになる、
と信じている人もいる。
でも、これは大きな間違いだ。
基本的には、
「楽しくなければ、学べない」。

嫌いな分野の勉強で、
成果を上げたいと望むのなら、
その勉強をする時に、
ワクワクするよう、
何か工夫はできないものか?
考えてみるのが一番だ。

外国語を学ぶ際、一番簡単な方法は、
その言葉でしか通じない恋人を作ること。
そうすれば、自然と誰でも外国語を
ラクにマスターすることができる。
大好きな彼氏、彼女に自分が伝えたいことを
どういう風に言えばよいのか?
熱心に学ぶ姿勢があるので、
気がついたときには、
その言葉が上手に喋れるようになっている。

多くの人はゲームを楽しむので、
学びの時にも、ゲーム感覚でできるよう
学び方を工夫するとよい。
どのような学び方をすれば、
ゲームをやっているように楽しくなれるか?
具体的な方法は色々あるだろう。
自分にとって、どうすれば、
ゲーム感覚で楽しく勉強できるか?
その方法を見つけることができれば、
難なくその分野で成果を出せるだろう。

しかし、工夫しようとしても、
やはり、この科目は大嫌いなので、
工夫を考えるのさえ嫌な場合もある。
ここから先は、勝間さんの意見ではなく、
私自身が考えること。
どうしても嫌なら、その科目はパスすれば?
嫌々ムリしてやる必要はないのでは?
と私は思ってしまう。

私自身も学生時代、嫌いな教科があった。
授業で教師の説明を聞いても、しっくりこない。
自宅に戻って、教科書を読みなおしても、
やはり、理解できない。
興味が全く持てず、やりたくないと思いながら、
自分に無理強いしているので、
精神的にも大きな負担になってしまう。
こんな感じでムリに勉強しても、
身につくことはなく、時間のムダだった
としか思えない。

逆に、自分が興味ある教科ならば、
親や教師に言われなくても、
積極的に教科書を読んだり、
教科書の説明では足りないのなら、
他の書籍で調べたりして、
どんどん学んで行くことができる。
こういう状態であれば、
自分は全く苦労がなく、
楽しみながら効率よく勉強できるものだ。
もちろん、勉強で得た知識は
後々までずっと頭に残っている。

誰でも得意・不得意はあるし、
興味がある分野は人それぞれ全然違う。
一律に皆が全く同じ教科を勉強して、
同じカリキュラムで教育を受けるのは、
意義あることなのだろうか?
私は大きな疑問を抱く。

義務教育の中でも、
2~3年間はすべての教科を試してもよいが、
その後は、自分が好きな科目だけ取る、
というやり方のほうが、
望ましいのではないかと思う。

その代わり、自分が学びたいと思う時に、
いつでも勉強できるシステムを作ることだ。
今までは嫌いでやりたくなくても、
後にその科目を勉強したくなることもある。
やりたいと思った時点で、
いつでも学べる環境があれば、
やりたくない時に、ムリに学ぶ必要もなくなる。

日本では、学生時代は勉強するが、
卒業して社会人になってからは、
勉強からすっかり離れてしまう人も多い。
日本の社会人の勉強時間の平均は
「一日たったの6分間」と聞いたことがある。
これが本当ならば、
ちょっと残念な傾向だ。

勉強は学生時代の時だけにするもの、
と考える人もいるだろう。
しかし、本当はやりたい時が、
一番勉強に適した時期だ。
子供の頃に、勉強嫌いでも、
大人になってから、学ぶ意欲が出る人もいる。
「生涯教育」の概念を取り入れて、
自分がやりたくなった時に、
やりたい分野の勉強が
ラクに自由にできるシステムがあれば、
どんなに素晴らしいことだろう。

大分話が逸れてしまったが、
今回、私が言いたいことは、
嫌々する勉強はあまり意味がないこと。
勝間さんが仰る通り、
「楽しくなければ、学べない」ということ。

もし、勉強嫌いのお子さんを持ち、
どうしたら子供に勉強して貰えるのか?
悩んでいる親御さんがいれば、
「いかに、勉強がゲーム感覚でできて、
ワクワクするようなものになるのか?」
色々考えて工夫するとよいだろう。

勝間さん、役立つトークを
有難うございました。

参考動画:「楽しくなければ学べない
(勝間和代が徹底的にマニアックな話をするYouTube)