今回は、
どうしても願望実現したい!
と必死になればなるほど、
望むものは手に入らなくなる、
という話。
欲しいものを手に入れるには、
たいていの場合は
そのための行動が必要だ。
しかし、行動と同時に
望ましくないモノが
出てしまうこともある。
それは「執着の波動」。
「どうしても、どうしても、
これを獲得しなければ!」
とそのことに執着してしまえば、
残念ながら、頑張っても、
それを入手することは、
難しくなる。
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実際にこのことを
身をもって体験した人も
いるだろう。
たとえば、
どうしても結婚したい! と思い、
それなりに動いているのに、
なぜか良いご縁に恵まれなかったり、
お金が欲しいと
強く望んでいるのに、
お金が入ってこなかったり。
私自身も子供が欲しいと
強く願っていた頃は、
子供に恵まれることはなかった。
しかし、「まあいいか。
夫婦で仲良く暮らしていけば、
それでいいか」と諦めた途端、
あっという間に子供を授かれたのだ!
あんなに頑張っている時には、
全然ダメだったのに、
「もういいや」と
踏ん張りをやめたら、割とすぐに
子供がお腹に宿ってくれた。
その時は意外に感じて、
不思議な気持ちになったものだ。
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なぜこんなことが起きるのか?
小林正観さんは次のように
説明されている。
正観さんの研究によれば、
執着がある時と、無い時とでは、
脳細胞の使われ方が違う
とのこと。
執着があれば、人間は
脳細胞の15%くらいしか
使っていないらしい。
でも、執着がなくなれば、
より多くの脳細胞が
使われるようになる。
執着なしでは、
自分のリソースを
より良く活用できるので、
その結果、望みが叶いやすくなる
ということだ。
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「引き寄せの法則」を考えても、
執着が役立たないことを
理解できる。
引き寄せの法則では、
願望実現したい時、
その願望がもう既に叶った時に
出ているであろう波動を、
叶う前から出し続けることが重要だ。
現実的には
未だ手に入ってなくても、
もう既に獲得したと思い、
その時自分が感じるであろう
ワクワクした感情を
味わう必要がある。
ちょっとだけ
味わうのでは十分ではなく、
暫くその状態をキープすることが
求められているのだ。
しかし、どうしても、どうしても
何が何でも手に入れたい!
と必死になりすぎたら、
どうだろうか?
「願いが叶って嬉しいな~」
と感じる時に出る、軽やかな波動と
同じものが出ているだろうか?
その答えは明らかだ。
強い執着により、
「絶対に手に入れなければ!」
と頑張っている時には、
身体もカチカチに強張り、
軽やかな波動とはほど遠くなる。
執着しすぎれば、
「これが欲しい!」と切望する裏では、
「今は望むものが無い状態であること」
を強化してしまい、
現実的には「それが無い状態」を
引き寄せてしまうのだ。
つまり願いは叶わない
ということ。
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では、どうすれば
よいのだろうか?
「そうなったら嬉しいな。
でも、そうならなくてもいいか」。
「そうなったら楽しいな。
でも、そうならなくてもいいか」。
「そうなったら有難いな。
でもそうならなくてもいいや」
というふうに、
願うことは思い浮かべるが、
「絶対にそうならなきゃダメ!」
と執着する姿勢はやめること。
肩の力を抜いて、ラクな気持ちで
そうなった時の楽しいことを
頭に浮かべて空想することだ。
もちろん、たいていのことは
空想するだけではダメ。
それなりの行動が伴って
願望現実も叶うものだから。
行動する際は、
力まないで、軽やかに
楽しみながらやることだ。
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目標達成のために
一生懸命頑張っているけど、
なぜか上手く行かない!
と嘆く人がいれば、
「自分はそのことに
執着しすぎていないか?」
自問自答するとよいだろう。
行動自体は悪くなくても、
行動に伴い執着の波動が
出ていれば、
叶うものも叶わなく
なってしまうからだ。
「そうなれば、嬉しけど、
ならなくてもいいか」
と良い諦めをして、気を緩めれば、
リラックスできる。
すると、思ったよりも簡単に
欲しいものが手に入った
なんてこともよくある話だ。
執着は手放して、
もっと軽やかに動こう!