今回の話題は、
自己成長を促すために
行うとよいことについて。
最初に結論を言えば、
自分を客観視するスキルを
身につけることだ。
なぜそうなのか? その理由と
どうすれば、そのスキルを
習得できるか?
具体的な方法をお話したい。
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自分自身を
客観的に見ることは
様々な場面で役に立つ。
普段、私たちは
他人については
客観的に見ることができても、
自分自身については感情的になり、
主観的な偏りや盲点が
生じることも多い。
自分の長所や短所を
過小評価したり、
逆に過大評価したりすることは
よくあることだ。
自分自身を客観的な視点から
見ることができれば、
自らの能力や行動について
正確な評価ができ、
自己改善のためにも、有益だ。
主観的で自己中心的な
態度や偏見があれば、
他者とのコミュニケーションが
円滑に行かない可能性もある。
自分の行動が
他人に与える影響や
他人の立場を理解するためにも、
自己を客観視するスキルは必要だ。
それにより、
周囲とのコミュニケーションも
改善されて、
人間関係も良好になるからだ。
自分を客観視できる人は、
自分の体や心の状態も
きちんと把握しているので、
無理しすぎて体を壊すこともない。
休息が必要だと思ったら、
休むこともできるからだ。
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逆に客観視のスキルに
欠けていれば、
どんなことが起こり得るか?
自分の得意・不得意分野が
はっきりせず、
頑張ってもなかなか伸びない部分に
力を入れすぎるかもしれない。
上司から期待されていることを
きちんと見ることができず、
間違った努力を
するかもしれない。
もしそうならば、
一生懸命頑張っても、
その頑張りに相当する成果を
得ることは不可能だ。
客観視できない人は、
今の自分の体調がどうなのか?
も分からない。
本当は疲れていて
休息した方がよいのに、
自分を追い立てて無理をする。
鬱状態に陥っても
かなり酷い状態になるまで
調子が悪いと気づけずに、
頑張りをそのまま続ける。
そして、ある時、
いきなりバタンキューと倒れて、
動けなくなってしまうのだ。
このように
自分を客観視できなければ、
様々なマイナスの弊害が
起きてくる。
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主観的に物事を見て
客観視できない人でも、
トレーニングを通じて
客観性を身につけることは可能だ。
具体的には
どんな練習をすれば
よいのだろうか?
手っ取り早くて、
気軽にできる方法は、
「日記を書く習慣をつける」こと。
その日、自分が体験したことや、
考えたことを書いてみる。
そして、その中で
どんなことが良くて、
どんなことが悪かったのかも
挙げてみる。
良かった点は、
今後も繰り返せばよい。
悪かった点に関しては、
どうすれば改善できるか?
を考えて、
修正事項をリストアップする。
その後は、その修正事項を
実践してゆくとよい。
自分の頭の中にあることは、
客観視するのは難しい。
でも、文章や文字の形に
アウトプットされれば、
そのことから一歩引いて
冷静で第三者的見方も
しやすくなる。
すると
今までの見え方や感じ方が、
違ったものになることも
しばしばだ。
自分の体験や経験、
今の状態や想いや思考を
書くことにより
自分の外に一旦出してみよう!
こうすることで
自分についてのことでも、
客観的に物事が
見れるようになるからだ。
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日記を書く習慣は
慣れるまでは
多少シンドク感じるかも
しれない。
しかし、この習慣により
自分自身の内面を
客観的に見つめることができ、
自己認識が深まる。
それだけではなく、
他のメリットも期待される。
日記を書くことで、
感情の整理もでき、
ストレス軽減にも役立つ。
ずっと書き続ければ、
自分自身の成長の記録を
残すことも可能だ。
後になって読み返せば、
「こんなに自分は成長したのか!」
と驚き、自信にもつながるだろう。
時には、過去の自分の考え方を
再度見直すことで、
新しい視点が生まれ、
アイデアのヒントになる場合もある。
また、書き残すことで、
長い間覚えておきたいことを
忘れずに、留めることもできる。
この習慣をつけることで、
自分を客観視するスキルが
身につくだけではなく、
それ以外にも良いことが
沢山あるのだ!
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今回の話をまとめれば、
楽に自己成長を
促進させたければ、
日記を書く習慣をつけよう!
「書く」というアウトプットで、
自分自身の内面を
客観的に見れるようになるからだ。
自分自身から一歩引いた
冷静な見方ができれば、
自分の強み、弱みを
正しく理解して、
自己成長につなげられる!
客観的に物事を見るスキルは、
自己成長にとどまらず、
他者とのコミュニケーションにも
貢献する。
それは、
周囲の人々のためにもなることを
意味している。
客観視できるようになれば、
自分の能力や価値を再評価して、
自己実現や目標達成に
活かすことも有効だ。
体調管理も
上手くできるようになり、
健全な心身の状態で
毎日、活気にあふれ、
充実感を感じながら
過ごせるようになる。
日記を書く習慣を身につけて、
自己を客観的に見るスキルを養い、
健やかで幸福な毎日を送ろう!