今回は、
どうしたら失敗を恐れずに
行動できるようになるか?
について。
やってみたいと思っても、
「失敗したらどうしよう」
という気持ちが先立って、
尻込みしてしまう人に向けた話だ。
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結論を先に言えば、
「最初は失敗するのが当たり前」
と頭に叩き込むこと。
新しいことを始めるときは、
失敗が当然で、成功は例外だ
と初めから割り切ることだ。
初回は何でも
上手く行かないのが普通。
8~9割が失敗で、1割くらいが
たまたま成功するといった感じ。
失敗するのが
当たり前だと思えば、
気が楽になり、行動しやすくなる。
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最初から上手く行かない
と分かっているのに、
なぜわざわざそれをするのか?
どうせ失敗するなら
やらない方がマシだろう
と考える人もいる。
その答えは、結果には関係なく
チャレンジすることで
新たな発見や学びがあるからだ。
たとえ失敗しても
行動のプロセス中には
想像以上に大きな学びができ、
その学びが将来的に
自分の役に立つこともしばしば。
新しいことは新鮮だし、
ワクワクすることも多くあり、
人生を豊かにしてくれるものだ。
最初のうちは失敗しても、
そのたびに学習して、
次回の挑戦時にその学びを活かせれば、
近い将来、必ず成功できる!
失敗が怖くて
新しいことができなければ、
好奇心が満たされることもなく
楽しい学びの機会も
逃してしまうことになる。
これは勿体ないことだろう。
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失敗を恐れるのは、
「失敗は悪いことだ」という
不当な信念があるからだ。
この不当な思い込みは、
幼少期に親や学校の教師により
植え付けられたもの。
子供のころ、
上手くできないことがあれば、
叱られる経験を沢山した。
「だからダメだと言ったでしょ!」と
周囲の大人たちから、失敗に対して
ネガティブコメントを受け続ければ、
自然と「失敗するのはいけないこと」
と思うようになる。
失敗により
叱られた経験が多ければ多いほど
この信念は強化され、
「失敗はいけないことだ」
と信じるようになるのだ。
逆に「どんどん失敗しなさい。
失敗は学びのチャンスなのだから」
と言われて育てば、
失敗を悪いことだと捉えない。
上手く行かないことを
恐れないから、
どんどん新しいチャレンジも
躊躇なくできる。
挑戦するたびに
新しい発見をして、
色々なことを徐々に学び、
長期的には素晴らしいスキルや
知識習得が可能となる。
最初は失敗が普通だ
と考えるから、
失敗しても落ち込まない。
それどころか、
「このやり方ではダメなんだ。
ではあのやり方で今度は試そう!」
と積極的に自分で考え、
行動してゆく力もつく。
失敗を恐れ尻込みして
何もやらない人と、
失敗は当然だと思い、
どんどん挑戦してゆく人とでは、
数年経てばスキル的にも、能力的にも
大きな差が出てくる。
この差は
失敗をどのように捉えるか?
の違いによるものだ。
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「失敗は悪いこと」という
不当な信念を手放そう!
その代わりに
「失敗は学習のチャンス。
人生を豊かにしてくれるもの」
に書き換えてしまうのだ。
そうすれば、失敗するのも
恐怖ではなくなる。
特に新しいことに関しては、
失敗は当然だと
最初から自分に言い聞かせて
色々なことに臨めば、
失敗によりがっくりすることもない。
もちろん、失敗のより
失うものが大きいケースもある。
そんな場合は
慎重になる必要はある。
しかし、日常生活において
たいていのことは、
失敗したところで
損失もさほど大きなものではない。
失敗しても
大したことはないのだから、
自分が興味を持ったことには
迷わずどんどんチャレンジしよう!
初回からは
上手く行かないのが当然でも、
何度か繰り返すうちに、
徐々に上達してゆける。
そのプロセス中には
楽しい発見をしたり、
今まで知らなかったことを知って
充実した時間を過ごすことも可能だ。
「最初は上手く行かなくて当然」
と頭に入れて、
気軽に色々なことに挑戦しよう!