今回は、
こういう行動を取れば、
運が悪くなってしまう
ということについて。
これらを意識して
避けることができれば、
運も良くなるという話だ。
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この世の中には、
運の良い人もいれば、
悪い人もいる。
運の良し悪しは、
ランダムに起きる
と考える人もいるようだが、
実はそうではない。
宝くじに当選するような
純粋確率であれば、
購入した人すべてが
同等に勝つ確率があり、
ランダムだと言える。
しかし、世の中には
純粋確率だけでは
片づけられないような
運の良し悪しがある。
ビジネスで成功、
転職で成功、
良き人間関係を得ることで
成功することなどが、その類に入る。
運は、誰にでも公平に
降ってくるようだが、
運の良い人は、
それを上手く掴める。
逆に、運の悪い人は、
降りて来た運を
自ら逃してしまうことが多い。
では、運が良い人と悪い人は
いったいどこが違うのだろうか?
その答えは、その人の
思考パターンであったり、
行動パターンであったりする。
今現在、自分は運が悪い
と感じている人でも、
運の悪くなる思考パターンや
行動パターンをやめることで、
運を良くしていくことも
可能なのだ!
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では、具体的には、運の悪い人の
思考パターンや行動パターンは
どんなものだろうか?
一つ目は、
過去に起きた不運を
ずっと悔やんでいたり、
嘆いていたりする行為だ。
運が悪い人は、起きた不運を
ずっと悔やみ続ける傾向にある。
不運を引きずり、
長い間、クヨクヨしているから、
目の前に運が降りて来ても、
それに気づかず逃してしまう。
それに対して、運の良い人は、
不運の中にも
ポジティブな側面を見出し、
前向きに行動できる。
そのお陰で、人生も
そのうち好転するのだ。
例えば、
スポーツ選手が事故に遭い、
怪我のために
しばらくスポーツが
できなくなった場合。
運の悪い選手は、
その事故や怪我について、
いつまでも悔やみ続ける。
「ああ、この事故のせいで、
自分はプレーできなくなった。
なんてことか!」
とずっと嘆いている。
だから、気分も暗くなり、
落ち込んで不幸感が増す。
その一方で、運の良い選手は、
たとえ同じ事故に遭い、
同じように怪我のために
プレーできなくなっても、
不運な出来事の中にも
プラス面を見つけられる。
「しばらくプレーできないけど、
その時間をセオリーの勉強に費やせる!
普段はない貴重な時間だから、
今はセオリーの勉強に専念しよう」
という気持ちになれる。
そのセオリーの勉強のお陰で、
怪我が治った時には、
更に飛躍・発展することも可能だ。
起きた出来事は同じでも、
その出来事を
どのようにとらえて、
どのような行動をするかにより、
その後の人生も
全然違うものになる。
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二つ目のポイントは、
気短で、待てない人は
運を良くすることも難しい。
なぜなら、
素晴らしい業績や結果を
出すためには、
長時間の積み重ねが必要だからだ。
何かを始めても、
すぐに結果が出るものは、
大したものではない。
大きな成功は、
叶うまでに時間がかかる。
成功するかどうかも
分からないし、
いつ成功する時が来るかも
予測できない。
それでも、毎日、
コツコツ淡々と
タスクをやり続けて、
常に同じパフォーマンスを保てる。
これができる人は、
成功するまで継続できるから、
その結果、成功するのだ。
運に恵まれない人は、
このことを全く理解していない。
身近にいる運の良い人を見て、
「あの人はとんとん拍子に
すべてが上手く進んでいる。
いいな~」と羨ましく思う。
しかし、その人だって、
物事が順調に
回るようになる以前は、
見えないところで
コツコツ淡々と
努力を続けてきたのだ。
その積み重ねを知らないから、
「あの人は運がよくて、
自分は運が悪い。不公平だ」
と思ってしまう。
運の悪い人は、
短期間で結果を得たいと思うから、
目先の利益だけしか
見ないことも多い。
しかし、実際には、
目先の利益に飛びつけば、
長期的に自分が損することも
珍しくない。
地道な努力が
成功へとつながることを知り、
焦らずに着々と
今自分ができることに専念して、
気長にやっていける人が
結局は、運が良い人になれるのだ。
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他人と自分を比べて、
劣等感に苛まれたり、
優越感に浸ったりする人は、
幸運に恵まれることが少ない。
自分よりも優れた人、
頭の良い人、仕事ができる人、
容姿が良い人、お金持ちの人、
境遇が恵まれている人を見て、
その人と自分自身を比較をすれば、
不幸になりやすい。
「あの人は、あんなに
恵まれていていいな~」と
妬み心が生まれるだろう。
ネガティブ感情に襲われて、
嫌な感情に飲み込まれると、
怒ったり、イライラしたり、
不機嫌になり、
余計に不愉快になってしまう。
どんなに優れた人でも、
上には上がいる。
そんな上の人たちと
自分を比べれば、
惨めな気持ちになり、
気分も暗くなり、
ろくなことは起きない。
逆に、
自分よりも劣った人、
できない人、恵まれない人を見て、
優越感に浸る人もいる。
しかし、これも
良くない結果を生む可能性があり、
望ましい状態とは言えない。
なぜなら、
「自分はあの人に比べれば
ずっとマシだ」と思えば、
自分を甘やかしてしまい、
何も努力しなくなるからだ。
努力がなければ、当然、
自己成長も期待できない。
他人と自分を比較して、
落ち込んだり、喜んだりしても、
あまり良いことはないのだ。
それよりも、
過去の自分と現在の自分を比較して、
現在の自分が
過去の自分よりも成長しているなら、
それで十分だと思った方が
幸せを感じやすくなる。
過去の自分よりも
今の自分をより良くしてゆこう!
という姿勢で生活できれば、
自己成長も期待できるし、
自分自身をポジティブに感じられる。
その姿勢を身につけることで、
良い運が巡ってきた時には、
その運を掴みやすくなる。
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今回の話をまとめれば、
運の良し悪しは、
本人の思考パターンや
行動パータンに
大きく左右される。
具体的には、
不運な人は、不運な出来事の
ネガティブ面に焦点を当て、
それをずっと引きずって
嘆いている。
それに対して、
幸運に恵まれる人は、
不運な出来事の中にも、
ポジティブな側面を見つけて、
それに集中できる人だ。
早急に運を掴もうと焦り、
目先の利益に飛びついてしまうと、
結果的に損をすることも多い。
それに対して、
大きな目標を達成するためには
時間と労力が必要であることを理解し、
日々の努力を続ける方が賢明だ。
このような積み重ねがあるからこそ、
成功のチャンスが訪れた時にも
それをつかむことができるからだ。
自分と他人を比較して、
劣等感に苛まれたり、
優越感に浸ったりする人は、
幸運に恵まれにくい。
なぜなら、
自分が他人より劣っている
と感じるだけで
不幸感が増すからだ。
一方、自分が優れていると
思い込むことは、
傲慢さを生み
自己成長の妨げになるため、
運を味方にすることはできない。
それに対し、
過去の自分よりも
今の自分をより良くしていく
という目標を持ち、
日々着実に努力を怠らない人は、
自己成長が進み、
いつか報われる日が
やってくるものだ。
もし、今の自分が不運だ
と感じるようなことがあれば、
これらの点に注意し、
思考パターンや行動を改善することで、
人生を好転させるとよい。
運の良い人を見習い、
自分も運の良い人になろう!