老いに対する恐怖を克服するための5つの実践的なアドバイス

老化に対する恐怖心は、
大なり小なり、人生のどこかで
誰もが抱くものだろう。

今回は、
老いに対する恐怖心に
どう向き合えば
楽になれるかについて。

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年を取れば、
若いツヤツヤの肌が失われ、
しわやたるみが目立ち、
白髪も増えてくる。

代謝が衰えて、太り気味になり、
体形の美しさが壊れたりして、
女からオバチャン化してゆく。

化粧やダイエットで
美しさを維持しようとしても、
ある程度の成果は見られても、
やはり若い人たちには敵わない。

老化現象は
見かけのみではない。

若い頃にあった運動能力は低下して、
今までできたことが
できなくなったり、
物忘れが増えてきたりする。

老眼で近くにあるものが
見えにくくなったり、
疲れやすくなったり、
体の様々な機能も衰える。

実際にこのようなことを
経験すれば、
「ああ、年取ったな」
とため息が出て、
前向きになれなくなる。

老いに対する恐怖心に、
どのように向き合えば、
楽な気持ちで
生きられるだろうか?

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最初のアドバイスは、
年取ることに対しての
捉え方を変えること。

年を取ることにより
失うものに焦点を当てれば、
暗い気持ちになってしまう。

確かに失うものは多いので、
ある程度は仕方ないだろう。

しかし、
年齢を重ねることで得することや
利点があることも
忘れてはいけない!

年齢が高いほど、
能力面で有利になることも
あるからだ。

例えば、年長者は
仕事や生活経験の中で
貴重な知識を数多く蓄えている。

それにより、問題解決や
意思決定、人間関係などで
より洗練された能力が発揮できる。

過去の失敗や成功体験から
学ぶこともたくさんあり、
判断力や決断力において
若い人よりも優れていることも
しばしばだ。

また、
今まで様々な人々と関わる中で、
コミュニケーション能力も鍛えられ、
相手の気持ちを理解する力や
適切な会話方法を心得ている。

年齢を重ねることで、
創造力や柔軟性を高めて、
クリエイティブな解決方法を
考える能力も養われる。

年を取ることには
ネガティブな面がある一方で、
ポジティブな面もあることを
意識することが重要だ。

そして、ポジティブな側面に
フォーカスを当てて、
生活することだ。

老いることを恐れて、
マイナスな面にだけ
注目して嘆いていると、
気分が落ち込んで
不幸になってしまう。

しかし、
年を取ることには
プラスの面があることに焦点を当て、
年を取ることをポジティブに
捉えることができれば、
気持ちも上向きになり、
活き活きと生活することも可能だ。

今までに得られた
貴重な経験に注目して、
年齢を重ねることに対して、
ポジティブに捉えよう!

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2つ目のアドバイスは、
「今ここ」を生きること。

華やかだった過去を思い出し、
それに執着していたり、
まだ起きていない将来を
勝手に想像して不安に思うと、
老いに対する恐怖心も増してくる。

人間は、過去ではなく、
未来でもなく、
今ここしか生きられない。

だから、今ここに集中して
今を十分楽しむことが重要だ。

年を取れば、
若い頃と同じようには
できないことがあるのは確か。

そういう部分は
潔く諦めた方がよいだろう。

しかし、それ以外でも、
今の自分でもできることは
たくさんあるはずだ。

今、自分がやりたいこと、
今できそうなことを考えて、
それらのことを
自分のできる範囲でやってみる。

今できることに焦点を当て、
積極的に取り組んでゆけば、
老いに対する恐怖心は
薄らいでゆく。

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3つ目のアドバイスは、
「もう年だから……」
という言葉は使わないようにして、
今からでも新しいことに挑戦すること。

「もう年だから……」と連発すれば、
「今更チャレンジなどできない」
と思ってしまい、
何もやらなくなる。

すると、老いの速度が速くなり、
本当に早くに老けてしまう。

そんなのは嫌ではないか?

それよりも、常に好奇心旺盛で
興味があるものは
躊躇わずに挑戦してみるとよい。

やったことのない楽器を習ったり、
旅行へ行ったり、
文化活動に積極的に参加して、
初めてのことに対しても
どんどんチャレンジしてみるのだ。

もちろん、若い人と
同じようにはできなくても、
自分に無理のない程度で
できる範囲で楽しむことが大切だ。

新しいことに挑戦するのは、
成長や発見をもたらし、
興奮や喜びを感じられる。

いくつになっても、
ワクワクを感じながら
生活することが若さを保つコツだ。

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4つ目のアドバイスは
できる限り「現役」でいること。

最近は、年金が少なく、
高齢になっても
仕事をしなければならない人が
増えている。

これはある面では
残念なことかもしれないが、
別の面では素晴らしいことだ。

なぜなら、
できる限り現役で活躍することは、
アンチエイジングのために
かなり有効だから。

実際に、定年退職するまでは
バリバリ働いていた人でも、
退職した後には、がっくりきて
ボケが始まり、しぼんでしまう。

すると
急激に老化現象が始まり、
いきなり老人のようになる人も
珍しくないくらいだ。

それに対して、
年齢が高くなっても
仕事を続けている人は、
かなり高齢でも頭もシャープで、
見かけも若々しい!

もちろん、年を取れば
体力的には衰えるから、
若い人と同等に働けない分野もある。

しかし、すべての職種が
そうだというわけでもない。

年をとっても
継続可能な仕事は存在する。

例えば、
フリーランスのライターや編集者は、
年齢に関係なく
柔軟に働くことができる。

また、カウンセラーやセラピストも、
今までの人生経験を活かせる職業であり、
高齢者には最適だ。

現代は人生100年時代と言われるので、
50代のうちから
将来どのような仕事ができるかを考え、
今から準備することがお勧めだ。

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5つ目のアドバイスは
コミュニティーに参加して、
人と会って話すこと。

趣味や興味を共有する
グループやクラブに参加したり、
地域活動のボランティアをやったりして、
新しい人たちに会うことが
若々しさを保つ秘訣だ。

自分だけで一日の大半を
部屋で過ごしていると、
知らず知らずのうちに
老化が進んでしまう。

外に出て、友達に会ったり、
コミュニティーの活動に参加して
色々な人たちと会って
会話をすることで、
脳を活性化させることも可能だ。

自分が引きこもって
しまっていると自覚したら、
老化を防ぐためにも外に出て、
新しい人たちに会うようにしよう!

参加してみれば、楽しくて、
また行きたくなるものだ。

新しい友達ができたら、
時々会って、お茶するのも
よいだろう。

たいした話をしなくても、
雑談でも十分!

誰かと会ってお喋りを
楽しむだけでも、
老化を防ぐのに有効だ。

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今回の話をまとめれば、
老いに対する恐怖を克服するのに
次のことを試みよう。

1)年齢を重ねることの
ポジティブな側面に焦点を当て、
年を取ることを肯定的に捉えること。

2)「今ここ」を生きること。
昔のことを考えたり、
まだ起きてない将来を
あれこれ心配するよりも、
今自分の目の前にあることに
専念して、今を楽しむこと。

3)「もう年だから……」とは言わずに、
今からでも新しいことに挑戦すること。
好奇心に任せて、自分のできる範囲で
新しいことにチャレンジして楽しむこと。

4)できる限り、現役で働くこと。
年をとっても継続可能な仕事はあるので、
50代になったら、将来自分は何ができるか?
考えて、今のうちから準備すること。

5)趣味のグループやクラブに参加したり、
地域活動に加わったりして、
人と会う機会を意図して作ること。

以上のことを実践すれば、
老いに対する恐怖心も薄らいで、
幸福感も増してくる。

年を取ることを
ポジティブに捉え、
今自分ができることを
できる範囲でエンジョーイしよう!