要注意! 潜在意識はあなたの言葉のすべてを聞いている!

今回の話は、
自分が発する言葉に
注意を払って、
人生を好転させよう!
という内容。

あなたの発する言葉が
なぜそんなに重要かは、
あなたの潜在意識は
あなたの言葉を
すべて聞いているからだ。

今回の話の流れは、以下の通り。

1)潜在意識とは?
2)2種類の言葉
3)潜在意識の面白い特性
4)同じことでも、違う言い方ができる
5)失敗したとき、どうするか?

詳しく解説してゆきたい。

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1)潜在意識とは?

潜在意識は、私たちの
心の奥底に潜って在る意識
のこと。

潜在意識は
とてつもなく巨大な
情報倉庫のようなもので、

私たちが見たもの、聞いたもの、
すべてがこの情報倉庫の中に
入ってゆく。

そして、意識しなくても、
潜在意識の情報倉庫にあるものが、
私たちの思考や行動に
大きな影響を与えている。

倉庫の中に
良い情報がたくさん詰まっていれば、
思考も良い思考になりやすい。

良い思考ができれば、
感情も良いものになり、
それにより、良い行動を
起こしやすくなる。

最終的には、
良い行動のお陰で、
良い現実を見ることも可能だ。

潜在意識の倉庫の中に
悪い情報ばかりが入っていれば、
これと真逆なことが起きる。

もし、ステキな人生を
歩みたいと願ったら、
自分の潜在意識の倉庫の中に、
それ相応の良いものを
入れてゆくことが必要だ。

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2)2種類の言葉

私たちが自ら発する言葉は
潜在意識の情報倉庫の中でも、
大きな部分を占めるもの。

だから注意が必要だ。

「言葉」と聞けば、
最初に思いつくのは、
実際に声に出して話す言葉。

どんなことを
声に出して言うかは
とても大切なこと。

でも、それよりも、
もっと重要な言葉がある。

それは、私たちが心の内で
自分自身と対話する際
使う言葉だ。

私たちは誰もが
日々、多くの内なる言葉を
発している。

内なる言葉は
他人には聞こえないから、
どんなことを言っても
支障ないだろうと考える人もいる。

しかし、これは間違いだ。

なぜなら、
潜在意識は、外に出る言葉と、
内なる言葉の両方を
すべて聞いていて、

それらすべてを
漏らさず情報倉庫の中に
どんどん入れてゆくからだ。

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3)潜在意識の面白い特性

潜在意識は、
「否定形を理解できない」
という面白い特性がある。

たとえば、
「良くない」という言葉は
「良い」という部分と、
「ない」という部分に分けられる。

潜在意識にとっては、
「良い」の部分は分かるが、
「ない」の部分は理解できない。

別の例では、
「失敗しない」という言葉は、
「失敗」と「しない」に分けられて、
潜在意識には「失敗」の部分しか
理解されない。

もし、あなたが
「失敗しない」という言葉を
言い続けていれば、

潜在意識は
「失敗」という部分だけを
情報倉庫の中に
詰め込んでゆくことになる。

そして、
「あなたは失敗したいのだろう」
と解釈するのだ。

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4)同じことでも、違う言い方ができる

多くのことは、同じ内容でも
違った表現が可能だ。

たとえば、
「合格できるよう頑張りたい」
と言うのと、

「不合格にならないよう
頑張りたい」と言うのは、

同じことを意図して
話される言葉。

どちらも「合格すること」
を狙っている。

しかし、
これらの2つの言い方は、
話す側には同じ内容でも、
潜在意識には、
真逆な意味に聞こえる。

なぜなら、
潜在意識は否定形を
理解できないからだ。

「合格できるよう頑張りたい」
と言った場合には、
「合格したいんだな」
と理解して貰える。

でも、
「不合格にならないよう
頑張りたい」と言った場合には、
「ならない」の部分は
省かれてしまうので、
「不合格を望んでいるんだ」
と解釈されてしまうのだ。

抽象度を上げて説明すれば、
多くのことを言う場合、
2つの言い方がある。

一つは、ストレートに
肯定的にそのまま言うこと。

もう一つは、
否定的な言葉を打ち消す形で
表現する言い方。

話し手の立場では、
どちらも全く同じことを意味する。

しかし、潜在意識には、
ストレートな言い方は
そのまま伝わるが、

否定的な言葉を
打ち消す形では、
意図することとは
真逆な意味に取られてしまう。

打ち消しの部分は
スキップされるので、
否定的な言葉だけが
残るからだ。

自分の望みを
潜在意識に叶えて貰うには、
肯定的な言い方を
ストレートにしなければ、
伝わらない。

否定的なことを
打ち消すような言い方で
お願いすれば、
自分の意向とは真逆なことを
望んでいると思われて、
望まないことが現実化するからだ。

よって、十分注意が必要だ。

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5)失敗したとき、どうするか?

新しいことにチャレンジする際、
「失敗」は必ずつきもの。

最初からトントン拍子に
すべてが順調に行くことは
まずないからだ。

失敗しながら学んで、
成長してゆくことが
望ましい。

失敗したとき、
自分の心の内なる言葉が
どんなものかは、
とても大切だ。

その理由は、
自分が使う言葉が、
最終的には成功できるか?
それとも、失敗に終わるか?
を分けることがしばしばだから。

失敗したとき、
失敗の原因を考えることは必要。

でも、そればかりに
フォーカスを当てて、
自分自身に「なぜ、失敗したのか?」
と問い続ければ、

脳は「失敗した原因」を
探し求めて、
そればかりを沢山運んでくる。

「Aをしたからダメだった」。

「Bのせいでダメになった」。

「Cが悪かった!」というように、
その原因を永遠と
私たちの元に持ってくるのだ。

こればかりをしていれば、
次のステップには
進めなくなってしまう。

それよりも、
「どうすれば上手く行く?」
と自問自答する方が建設的だ。

なぜなら、そう問えば、
「どうやったら良いのか?」
そのためのアイデアが
次々と頭に浮かんでくるからだ。

「なぜ失敗したのか?」
を考えれば考えるほど、
潜在意識下にはネガティブ情報が
容赦なく詰め込まれてゆく。

そして、やる気が失われ、
次のチャレンジができなくなり、
失敗のままで終わってしまうことも
珍しくない。

「どうすれば、
上手く行くだろう?」
という言葉がけをすれば、

その答えを自分で考え、
ポジティブな内的言葉を
発することだろう。

そのプロセス中に
潜在意識には
多くのポジティブが入り、
私たちにやる気と
エネルギーを与えてくれる。

別のやり方で
再びチャレンジするから、
そのうち成功できるだろう。

失敗の場面でも、
自分にどう言葉がけをするかで
その後の結果は
大分違うものになるものだ。

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今回の話をまとめれば、

私たち人間は
声に発する言葉(外的)と
自分の心の内なる言葉(内的)
の2種類の言葉を発している。

潜在意識は
この2種類の両方を
漏れなく聞いていて、
聞いたことすべてを
情報倉庫の中に入れてゆく。

潜在意識の情報倉庫の内容が
私たちの思考や行動に
大きな影響を与えるので、
倉庫の中身に入れる物に
自ら注意を払うことは、重要だ。

潜在意識は
否定形を理解できない
という性質を持っている。

多くの場合、同じ内容を話すにも、
肯定的にストーレートに表現する方法と、
否定形を打ち消す言い方がある。

前者を使えば、
そのままの言葉が潜在意識に入るが、
後者の言い方をすれば、
打消しの部分は省かれて、
否定的な部分だけが入ってしまう。

できるだけネガティブ情報を
潜在意識の倉庫に
入れないようにするには、
否定形を打ち消す言い方は
しない方が賢明だ。

物事が上手く行かないときにも、
「なぜ、失敗したのか?」ではなく、
「どうしたら上手く行くか?」
と質問を投げかけた方が、
潜在意識にも、より良いものが
入りやすい。

潜在意識は、
私たちが発する言葉のすべてを
聞いているので、
使う言葉には十分注意しよう!