嫌なことはやめてよいと許可を出すことは、楽しく生きるためのコツ

人生を楽しく生きる秘訣は、
自分自身に許可を出し、
嫌なことをやめることです。

もちろん、何でもかんでも
やめてしまうわけにはいきませんが、
私たちが思うほど
重要なことは多くありません。

それらをやめても、
大きな問題になることは
ほとんどありません。

そういったものについては、
積極的に生活から排除することが
大切です。

これが、楽しく生きるためのコツ
だからです。

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人生しっくりこないと感じる人や
生きづらさを抱えている人は、
やりたくないことを
やらなければいけないと思い込み、
無理にやっている場合が多いです。

本当はやりたくないのに、
やらないことは悪いことだ
と信じているため、
嫌々やっているのです。

周囲の人たちに
非難されるかもしれない
と不安になり、気が進まなくても
無理強いして
やっていることも珍しくありません。

しかし、冷静に考えれば、
そのことをやらなくても
実際には自分が思うほど
大変な事態には
ならないものです。

やってもやらなくても、
自分が考えるほど
大したことは起こらないのが
実際のところです。

それなのに、嫌なことを
無理にやるから
自分自身を不必要に
苦しめてしまうのです。

このような場合は、
解決方法は明らかです。

自分自身に
嫌なことはやらなくてもよい
と許可を出し、やらないことに
罪悪感を抱かないようにすることが
必要です。

これができれば、
心の重荷から解き放たれて、
軽快な気分になり、
生活も楽しく
感じられるようになるでしょう。

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なぜ私たちは、
嫌なことを無理にやって
自分を苦しめるように
なったのでしょうか?

その背景には、
私たちが育った環境があります。

特に昭和時代に生まれた人たちは、
我慢と忍耐の教育を受け、
嫌でも我慢して
やめてはいけないという精神が
根付いています。

学校では、嫌いな教科も
勉強しなければいけないし、
給食を残してはいけないし、
嫌いなクラスメートとも
仲良くしなければいけません。

そして会社でも、同僚や上司と
上手く付き合わなければなりません。

そういった場面で、
嫌なことも我慢して耐え抜くことが
奨励されてきたのです。

嫌なことに耐えられなければ、
失格者というレッテルを貼られ、
惨めな思いをすることもありました。

生まれた時から大人になるまで、
我慢と忍耐が美徳の社会に
生きてくれば、当然、我慢すること、
耐えること、苦労することは
素晴らしいと考えるようになります。

そして、
そうした信念が根付くと、
それは当然のこととして、
疑うこともしなくなります。

嫌なことでも、
世間体が良いからと言って、
無理に自分に課す人もいます。

しかし、自分自身を不必要に苦しめて、
人生を不必要にしんどいものに
してしまう事実があるのです。

ツマラナイ人生から抜け出すには、
まずは自分自身が持つ
不当な信念に気づくことが大切です。

自分の信念が自分自身を苦しめ、
人生をツマラナイものにしていること
を自覚する必要があるのです。

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信念が自分の中で
確固たるものになると、
自分にとって正しいことであり、
疑いようのないものになります。

しかし、客観的に見ると、
その信念は必ずしも
正しいわけではありません。

ある地域の人々が
「それは正しいことだ」と言ったとしても、
世界中の人々が同じように
肯定するとは限りません。

新しい環境に移動すると、
人々の考え方や価値観が
全く異なることもしばしばあります。

私自身も、昭和時代に生まれ育ち、
スパルタ的な教育を受けたため、
ニュージーランドで過ごすことになって、
今までの日本の社会風潮とは
全く異なる価値観に出会いました。

日本では、人生は辛い試練を
耐え抜くことが必要だ
と教えられてきましたが、
ニュージーランドでは、人生は楽しく、
心地よく、自分にとって有意義な活動を
楽しむことが大切である
と考える人たちが多数います。

新しい文化に出会って以来、
私は、嫌なことを無理にする必要はなく、
自分にとって楽しいことや
ワクワクすることを
追求してもよい
と思うようになりました。

自分が嫌だと感じる人とは
無理に関わる必要はありませんし、
嫌な仕事を無理してまで
やる必要もありません。

自分がしっくり来ないやり方を
無理に行う必要もありません。

日本にいた時の我慢や忍耐を
美徳とする考え方は、
ほんの一つの価値観にすぎず、
世界中には違った考え方があることに
気づかされました。

最終的には、どんな信念を持とうと、
それは個人の自由です。

だからこそ、
自分を苦しめる信念ではなく、
自分を幸せにする信念を
持ったほうが得だ
と思うようになりました。

嫌なことを無理にやらなくても、
きちんと生きて行けることを確認して以来、
私はできるだけ嫌なことは
排除するようにしています。

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そこで、
「嫌だけど、無理してやらなきゃ」
と悩んでいるあなたへの提案です。

もしやめた場合に
どんな問題が起きるのかを
自分で実際に試してみて、
結果を確かめることをお勧めします。

もし大きな支障がある場合は、
嫌でもやる価値が
あるかもしれませんが、
実際には自分が思っているほど
大したことはない場合が多いです。

例えば、気乗りしない親戚の集まりに
行かなければならないと
思っているかもしれませんが、
実際には行かなくても
さほど問題はありません。

「あら、あの人来てないね」
と気づく人がいるかもしれませんが、
それ以上のことはありません。

気乗りしないのに
無理して行かなければならない
と思っていると、
行事前から心が重くなってきます。

暗い気持ちで参加して、
家に帰っても不快な気持ちを
引きずっていると
幸せになれません。

そこで、思い切って
行かなくても良いと
自分に許可を出してあげることを
お勧めします。

そうすれば、
行事前の不安や心の重さもなく、
当日の嫌な雰囲気に我慢する必要もなく、
後味の悪さを
引きずることもなくなります。

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現在の仕事が嫌で、
毎日が苦しいと感じている方も、
思い切ってその仕事を
辞めることを考えてみましょう。

もちろん、仕事を辞めるという決断は
経済的な問題を伴うことが多いため、
簡単にはできないかもしれません。

しかし、別の仕事に転職する
という選択肢もあるでしょう。

この世界には、無数の道があり、
どのような道を選ぶかは自由です。

仕事にも、様々な職種があります。

嫌な仕事をする必要はなく、
自分が好きな仕事を
選ぶことが大切です。

また、人間にも様々な人がいますから、
一緒にいて不快な人とは
付き合わなくても良いのです。

むしろ、気の合う仲間と
一緒に時間を過ごすほうが有意義です。

同じ目的を達成するためにも、
様々な方法があるはずです。

必ずしも苦しくて辛い道を
選ぶ必要はなく、
楽しくて自分にとって充実した方法を
選ぶことが重要です。

その方法が見つからない場合でも、
自分で工夫して
作り出すこともできます。

もちろん、時には
他に方法がない場合もありますが、
大抵の場合は様々なやり方やルートが
あるはずです。

どうせやるのなら、苦しい道を選ばずに
楽しみながら進むことで、
より幸せに生きた方がよいでしょう。

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自分の中にある信念を
手放すことは
容易ではありませんが、
気づけば手放すことも
可能になります。

人生がシンドくてツマラナイ原因が、
嫌なことを無理やりやっていること
である場合、
それはもうやめてしまいましょう!

自分自身に
嫌なことはやらなくてもよい
と許可を出し、
他に方法を探す姿勢が大切です。

今までのやり方が
すべてではないことを認め、
イマイチのやり方については
他のものを探すべきです。

自分にとって嫌なことをやらずに、
楽しい方法で行うために、
色々模索してみましょう。

簡単に答えが見つからなくても、
試行錯誤しながら、
自分にとって楽しいことを
見つけるのも可能です。

人生はそんなに
苦しむ必要はありません。

嫌なことからは自分を解放してあげて、
もっと楽しい人生を
歩んでいきましょう!