今回は、依存心が強くて
自立できない自分を
否定的に感じる人に向けたもの。
そんな自分を
情けなく思ったり、
責めたりして、
落ち込んでしまう人に
知って欲しい内容だ。
具体的には
1)そう感じる必要はないこと
2)どうしたら自立できるか?
について。
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1)そう感じる必要はないこと
その理由は、
自立できなくて
人に頼りたい気持ちは、
人間の本能に
刻まれているものだから。
人類の長い歴史を振り返れば、
私たち人間は群れを成すことで
生き延びてきた。
自分より大きな肉食獣から
身を守るには、
群れを成してお互いを守ることが
必要だったからだ。
さもないと、
命の危険があった。
群れの中心にいることが
一番安全だということは
誰もが知っている事実。
群れて生きる本能は
私たちのDNAに
刻まれているのだ。
よって
コミュニティーに属し、
群れの中心に自分がいて、
群れに依存したい気持ちになるのは
人間の自然な在り方だと言える。
依存心があることは
性格ではなく、人間の本能。
このことが分かれば、
自立できない自分がいても、
情けなく思うこともないはず。
誰かに依存したい自分を
責める必要など
どこにもないのだ。
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とは言え、
今は時代も変わり、
大昔とは全く違う環境だ。
猛獣に襲われることもないし、
群れを成さなければ
生き延びれないわけでもない。
どちらかと言えば、
集団よりも個人を尊重して、
他人に縛られることなく、
個々の自由な生き方が
許される時代になった。
昔は集団から外れれば、
メリットよりもデメリットの方が
大きかったが、今はその逆だ。
よって
自立的に生きることが奨励され、
多くの人たちが自立しよう!
と頑張っている。
ただこれは
本能に逆らうことなので、
簡単には成し遂げられないもの。
「自立的な人は素晴らしい」
という社会風潮があれば、
「依存心が強い自分は
ダメな人間だろう」
と思うかもしれない。
しかし、その考え方は
望ましくない。
「自立しなければいけない」と思い、
なかなかそれができない自分を
責めたところで、
気持ちが凹むだけで、
何も良いことはないからだ。
それよりも
「本能に打ち勝つことは
大変なこと」
くらいに捉えればよいだろう。
とにかく
あまり深刻には
ならないことだ。
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2)では、どうしたら
自立できるだろうか?
それは、
自立できたときの自分は
どんな得をするのか?
を考えるとよい。
自立することで得られる
メリットを想像してみることだ。
メリットが魅力的なら
考えるだけでワクワクする。
そのメリットを
手に入れるためにも
頑張ろうという気になる。
そうなれば、
自立することの大変さも
軽く感じられるものだ。
具体的には、自立すれば
どんな良いことがあるのか?
まず最初に
「自由」が手に入るだろう。
そして、自分の思ったことや
感じたことを
無理に抑えることもなく
表現しやすくなる。
誰かに依存していれば、
その人の言うことに
従わなければならない。
その人が自分の思う通りに
動いてくれるのなら
何は問題はないが、
人間は誰もがユニークな存在。
常に同じように考えて、
同じ価値観を持ち
同じように行動するのはあり得ない。
自分にとって良いことでも、
相手にとっては不都合だったり、
またその逆も然りだ。
相手の言うことに
同意できないのに、自分を殺して
相手の言いなりになるのは
かなりツライこと。
自分が自立できていれば、
自分の思う通りに表現して、
自分が望むように
行動できるようになる。
自由に考え、自由に表現して、
自由に行動できることは
とても魅力的なことだ。
更に自立できれば、
収入も得やすくなる。
自立することで
収入が増えれば、
経済的自由も手に入る。
そうなれば、
他人に指示されることなく、
自分が好きなライフスタイルを
自由に選んで生きることも可能だ。
つまり
自分の望み通りの人生を
活き活きと生きれるようになる
ということ。
なんてステキなことではないか!
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自立できない自分。
誰かに頼りたくなる自分。
甘えたい自分。
こんな自分であっても、
ダメだと思うのはやめよう。
なぜなら、依存心は
群れを成して生きてきた
人間の長い歴史の中で、
私たちに深く根付いたものだから。
依存心があることは
人間としては自然なことだ。
よって、依存心のある自分を
いけないことだとも、
ダメなことだとも考えなくてよい。
だが今現在は
個人が尊重される時代だ。
個人で活躍した方が
より多くのメリットが
得られるような環境下で
私たちは生活している。
よって、自立して
自分の望む生き方をした方が
幸せになりやすい。
本能である依存心に
打ち勝つために有益なことは、
自立により、自分にとって
どんなメリットがあるかに
焦点を当てること。
自立すれば、
精神的にも、経済的にも
「自由」が手に入る。
それにより、
他人に縛られることなく、
自分の好きなように
生きることも可能だ。
現に自立した人を見れば、
具体的にどんなステキなことを
享受できているかが分かる。
自分もその人のように
望む人生を生きたくないか?
もしそう思うなら、
そのメリットにフォーカスを当て、
自立することを目指そう。
自立により得られる
素晴らしいことに注目して、
ワクワク感が大きくなれば、
自然と自立の方向へ動けるはず。
まずは自分でできることは
自分でやるよう努めよう。
小さなことから
少しずつ実践してゆけば、
自立している自分を自覚して、
驚く日もそんなに遠くない。